志望理由書って何を書けばいいかわからない!書き方に悩む人が急増中

中学・高校・大学の帰国子女受験において、志望理由書の提出はほぼ必須です。にもかかわらず、「何を書けばいいのかわからない」「書いてみたけど漠然としていて伝わるか不安」と悩む生徒・保護者は年々増加しています。

実際に、TCK Workshopのカウンセリングでも、「面接の質問と矛盾してしまった」「エピソードが薄いと言われた」といった声が少なくありません。

本記事では、TCK Webinarの解説内容をもとに、志望理由書の書き方を徹底解説します。読み終える頃には、「これなら自分も書けそう!」と自信を持てるはずです。


志望理由書って何?どんな場面で必要?

まず最初に押さえておきたいのは、「志望理由書」と一言でいっても、その名称やフォーマットは学校によって異なるという点です。

  • 志望理由書
  • 自己PRカード
  • 活動記録報告書

など、呼び方が違っても本質は「その学校に行きたい理由を、自分の言葉で伝える」書類です。

特に、帰国子女枠を設けている多くの学校では、学力試験と同等、あるいはそれ以上に重視されることも。書類選考だけで合否が決まる学校(例:ICU高校、渋幕、早稲田渋谷など)もあり、書く力=受験突破のカギになります。

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評価される志望理由書の共通点とは?

TCK Workshopでは多くの合格者の志望理由書を見てきましたが、評価される書類には共通する型があります。それが「過去→現在→未来」の3点構成です。

  • 過去:自分の経験や考え方のルーツ(例:海外生活で得た価値観)
  • 現在:現在取り組んでいる学習や活動(例:英語以外の強化ポイント)
  • 未来:志望校でやりたいことや将来の目標

この3つをつなぐように書くことで、書類に一貫性と説得力が生まれます。さらに、提出後の面接ではこの内容が質問されるため、「話せる内容」であることも重要です。

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志望理由書の書き方|3つの鉄則

① 自分の経験を“具体的に”言語化する

抽象的な言葉では、読み手に響きません。

✖:「異文化を学んで視野が広がりました」

◎:「アメリカの学校でLGBTQ+に関する授業を受け、日本との違いに驚き、家庭で家族と議論するようになった」

このように、具体的な体験・背景・行動・感情がセットになっていることで、内容に説得力が増します。

② 「過去・現在・未来」の3点セットで構成する

  • 過去:どんなきっかけや課題があったか
  • 現在:それを受けて何に取り組んでいる
  • 未来その経験をどう活かして志望校で何をしたいか

この構成を意識するだけで、「なぜこの学校なのか」「この生徒は何をしたいのか」が明確になり、読み手の印象に残りやすくなります

③ 面接を見据えて「語れる」内容にする

書類と面接の内容に矛盾があると、それだけで評価は下がってしまいます。

  • 書類に書いたことを、自分の言葉で語れるか?
  • エピソードを質問されても深堀りに答えられるか?

面接までを含めて志望理由書の完成と考えることが重要です。TCK Workshopでは、提出後の模擬面接サポートも行っており、「書いたけど話せない…」を防ぐ設計になっています。

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実際の準備ステップとスケジュール感

いつから始めるべき?

志望理由書の準備は、最低でも1ヶ月前から、可能なら3ヶ月前から着手するのが理想です。

特に、以下のような学校を目指す場合は、時間をかけた準備が合格率に直結します。

  • ICU高校、渋谷幕張、早稲田渋谷、同志社国際など帰国生に人気な学校

ICU高校の志望理由書はどう対策する?合格の鍵を解説

推敲・チェックはどうする?

自分で読み返すだけでは気づけないポイントも多くあります。

  • 第三者に読んでもらう(塾講師・先生・保護者)
  • 声に出して読んでみる(読みやすさ、口頭で語れるか)

TCK Workshopでは、帰国子女受験に精通した講師による添削サポートを提供しており「伝わる書類」へのブラッシュアップを支援しています。

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まとめ|志望理由書は“伝える力”の試金石

志望理由書は単なる「作文」ではありません。自分の経験・想い・将来のビジョンを、限られた文字数で的確に伝える“思考力・表現力・論理力”の総合テストです。

そしてそれは、帰国子女受験だけでなく、将来の大学入試や就職活動にもつながる、大切な力です。

自分らしい言葉で、でも伝わる形で。受験生一人ひとりが、自信を持って提出できる志望理由書を仕上げられるよう、TCK Workshopは全力でサポートします。


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