かえつ有明中学は、帰国生にとって「英語力を保持・伸長できる学校」として不動の人気を誇ります。2026年度入試から「Honors選考」と「Advanced選考」が統合されるという大きな変更がありますが、合格をつかみ取るために必要な学習の本質は変わりません。それは、高い英語運用能力と、自らの考えを論理的に表現する思考力です。
「具体的にどのような問題が出るのか」と不安を感じているご家庭も多いことでしょう。特に新試験形式では、これまで以上に読解力や対話力が重視される傾向にあります。
本記事では、かえつ有明中学の英語入試(筆記・エッセイ・ペアワーク)および日本語作文の具体的な試験内容と、合格に向けた実践的な対策法を詳しく解説します。

講師:産屋敷二コラ
TCK Workshop 特別講師。カナダ生まれ、Capilano University(カナダ)、南山大学卒業。指導経験豊富なバイリンガル講師として、英検・TOEFL・IELTSなどの英語資格対策から、SAT/SSAT、IB French ab initioといった海外カリキュラムまで、幅広い言語教育と帰国生受験対策を専門とする。
英語筆記試験:物語文の読解と正確な知識がカギ

統合後の新しい英語入試において、筆記試験は基礎から応用まで幅広い力が試される内容になると予想されます。

物語文の対策として、普段から英語の小説(Young Adult Fictionなど)に親しんでおくことをおすすめします。単にストーリーを追うだけでなく、「なぜ主人公はこの時こう感じたのか?」といった心情理解を意識して読むことが、得点力アップにつながります。
文法問題
まず、試験の冒頭には「語彙・文法」「空所補充」「整序問題(並び替え)」が出題される傾向にあります。これらは旧Advanced選考でも見られた形式で、難易度は比較的易しいとされていますので7-8割の獲得を目指すべきです。
しかし、ここで重要になるのが「正確性」です。単に意味を知っているだけでなく、単語のスペル(綴り)を正確に書けるかどうかが問われます。帰国生は耳で覚えている単語も多いため、いざ書こうとするとスペルミスをしてしまうケースが少なくありません。
読解問題
そして、合否を分ける大きな山場となるのが「リーディング(読解問題)」です。新入試では、旧Honors選考レベルの、読み応えのある「物語文(Novel)」が出題される可能性が高いです。説明文とは異なり、登場人物の心情の変化や、情景描写、伏線などを読み取る力が求められます。英検準1級などの資格試験対策だけではカバーしきれない部分ですので、意図的な対策が必要です。
英語エッセイ:深掘りする思考力をアピール
これまでのAdvanced選考では物語の続きを書くフィクション・エッセイが出題されていましたが、統合後の試験では、旧Honors選考で課されていたような「Persuasive Essay(意見論述型エッセイ)」が中心になると考えられます。
例えば、「環境問題についてどう思うか」といった時事的なテーマから、より哲学的な抽象度の高いテーマまで幅広く出題される可能性があります。制限時間は40分程度と予想され、20分で書く試験よりもじっくりと構成を練り、内容を深掘りすることが求められます。表面的な意見ではなく、「なぜそう思うのか(Reason)」「具体的な例(Example)」を論理的に展開する「5パラグラフ・エッセイ」の構成をマスターしておくことが重要です。
英語ペアワーク:協調性とコミュニケーション能力
グループワークが廃止され、2026年度からは「ペアワーク」に統一されます。2人1組で、写真描写や特定のトピックについてのディスカッション、プロジェクトのプランニングなどを行います。
ここで見られているのは「相手を論破する力」ではなく「対話を発展させる力」です。相手の意見に耳を傾け、”I agree with you, and I think…” のように相手を尊重しながら自分の意見を加えたり、議論が詰まったときに助け舟を出したりする姿勢が高く評価されます。
日本語作文:400字で要約と意見をまとめる

英語入試であっても、日本語作文(30分・400字程度)は必須です。課題文を読み、筆者の主張を要約した上で、自分の体験や意見を述べる形式が一般的です。
400字という字数は、長く書くことよりも「要約力」が試される短さです。海外生活での具体的なエピソード(異文化体験や苦労したことなど)を引き出しとして持っておき、課題文のテーマに合わせて適切に結びつける練習が必要です。
まとめ
かえつ有明中学の英語入試は、単なる知識量だけでなく、運用能力と思考力が総合的に問われる試験です。2026年度からの統合入試に向けて、以下のポイントを意識して準備を進めましょう。
- 筆記試験: 正確なスペリング力と、物語文(Novel)の深い読解力を養う。
- エッセイ: 40分程度で論理的な構成(5パラグラフなど)のエッセイを書き切る練習をする。
- ペアワーク: 相手を尊重し、対話を発展させるコミュニケーション能力を磨く。
- 日本語作文:要約の練習と、海外経験のストックを持っておく
対策範囲が広く感じるかもしれませんが、一つひとつ着実に取り組めば必ず力はつきます。まずはご自身の現状を把握し、無理のない計画を立てることから始めましょう。
具体的な対策がわかったところで、次に気になるのは「いつ何を始めるか」ではないでしょうか。次回の記事では、合格までの1年間のスケジュールをご紹介します。
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2026年度からの入試変更は、多くの受験生にとって「チャンス」であると同時に、新しい形式への「適応力」が試される場でもあります。Honors・Advanced統合後の試験で合格を勝ち取るためには、一般的な英語力向上だけでなく、かえつ有明特有の「思考力」や「協働性」を伸ばす対策が不可欠です。
TCK Workshopでは、元帰国生であり、かえつ有明中学の入試を熟知したプロ講師が、お子様一人ひとりの現状に合わせたオーダーメイドの指導を提供しています。
TCK Workshopでできる具体的な対策
私たちの指導は、単なる英語のレッスンではありません。合格に必要な要素を分解し、戦略的に対策を進めます。
新入試形式対応の「かえつ有明中学校 Advanced/Honors 模試」
統合された新しい入試スタイル(Honors・Advanced選考)に対応した模試をご用意しています。ご自宅で受験可能で、現在の実力と合格ラインとの距離を正確に測ることができます。
ペアワーク(面接)のマンツーマン練習
相手の意見を聞き、自分の考えを乗せて返す「対話力」を磨きます。講師がペア役となり、本番さながらのシミュレーションを繰り返すことで、自信を持って試験に臨めるようになります。
思考力を深めるエッセイ添削
「書くこと」に慣れるだけでなく、哲学的なテーマや物語文の読解を通じて、より深く考察し、論理的に表現する力を養います。
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