前回の記事では、上智大学の英語学位プログラムであるFLAとSPSFを比較して、それぞれのカリキュラムの特徴について解説しました。

上智大学が展開するSophia Program for Sustainable Futures(SPSF)は、国内外で多様な経験を積んできた海外生や帰国生にとって、非常に魅力的な選択肢となっています。筆記試験がなく書類選考のみで合否が決まるこの入試は、一見すると挑戦しやすいように感じられるかもしれません。しかし、その分、提出する英語スコアの質や志望理由書の論理性が極めて厳しく問われるのが特徴です。

この記事では、2026年度の最新入試情報に基づき、合格を勝ち取るための具体的なスコア目安や、学科別の対策ポイントを、専門塾の視点から詳しく解説します。

大谷先生

講師:大谷 真幸愛

 TCK Workshop プロ講師。上智大学文学部哲学科卒業。高校1年生から3年半を「アジア最後のフロンティア」と呼ばれるミャンマーで過ごす。 哲学科で培った高度な論理的思考力を指導に活かし、志望理由書、小論文、面接など、「自身の考えを言葉にする力」が問われる受験科目を専門とする。また、帰国後の国語(現代文、作文)指導にも定評がある。

    TCK Workshopでは、上智大学SPSF入試に精通した講師陣が、お子様のバックグラウンドを最大限に活かした志望理由書の作成をマンツーマンでサポートします。現在のスコアで合格の可能性があるのか、これからどのように対策を進めるべきか、まずは無料の学習相談でプロのアドバイザーと一緒に最適な受験戦略を立ててみませんか。

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    大谷先生

    講師:大谷 真幸愛

     TCK Workshop プロ講師。上智大学文学部哲学科卒業。高校1年生から3年半を「アジア最後のフロンティア」と呼ばれるミャンマーで過ごす。 哲学科で培った高度な論理的思考力を指導に活かし、志望理由書、小論文、面接など、「自身の考えを言葉にする力」が問われる受験科目を専門とする。また、帰国後の国語(現代文、作文)指導にも定評がある。

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      上智大学SPSF入試の概要と必要な英語スコアの目安

      松竹先生

      SPSFの選考は、これまでの学習成果や活動実績がすべて評価対象となります。当日の一発勝負ではないからこそ、早い段階からの計画的なスコアメイクと、自分の経験を言語化する準備が合格への鍵となります。

      上智大学SPSFは、日本の一般的な入試とは異なり、偏差値だけでは測れない多角的な能力が評価される方式を採用しています。オールイングリッシュで展開される授業についていくための基礎体力が求められるため、出願資格として高い英語力が必須となります。公式な足切り点は設定されていませんが、合格者の傾向から導き出される目安を把握しておくことが大切です。

      ※SPSF総合グローバル学科の編入学試験のみ面接も実施されます。

      出願資格と必要な英語スコアの目安

      上智大学spsf入試の出願には主に以下の要件を満たす必要があります。

      要件項目詳細
      学歴要件国内外の高校を卒業(見込み含む)、またはインターナショナルスクール卒業などで12年以上の課程を修了した者
      英語外部検定試験TOEFLまたはIELTSの公式スコアの提出
      標準テストスコアSAT/ACT/IB/GCE A-Level (3科目以上)のいずれかのスコアの提出

      スコア獲得の目標ライン

      上智大学は公式に足切り点を設けてはいませんが、授業のレベルを考慮すると、一定以上のスコアを確保することが望ましいと言えます。

      試験種別目安スコア推奨スコア
      TOEFL iBT90点〜100点以上100点以上
      TOEFL(2026年1月〜新形式)5.0点以上
      IELTS7.0以上7.5以上
      SAT1250点以上1350点以上

      これらのスコアは、上智大学SPSFに関わらず上智FLAやその他の多くの大学の英語学位プログラムの合格目安ともなっています。特にSATについては、1350点以上あると選考において心理的な余裕が生まれるでしょう。

      【関連記事】SATのスコアアップに使えるおすすめ教材についてはこちらもご覧ください。

      SPSF入試のスケジュールと倍率の動向

      松竹先生

      1期と2期では募集人数や倍率の動向が大きく異なります。ご自身の現在のスコアと準備状況を照らし合わせ、最も有利に戦えるタイミングを見極めることが重要です。

      SPSF入試は、1期と2期の2回の募集があり、どちらも書類選考のみとなっています。しかし、2025年度のデータでは特に第2期で競争が急激に激化しており、第二期の方が倍率が高い傾向があるので、受験時期には注意しましょう。

      2026年度入試スケジュール

      項目1期時期2期時期
      出願期間2025年11月12日〜12月5日2026年3月11日〜4月1日
      書類提出期限2025年12月12日2026年4月8日
      結果発表2026年2月6日2026年6月5日

      各学科の志願者数と実質倍率の推移

      全体的な傾向として、1期の方が合格者が多いです。また2期は志願者が集中し、倍率が跳ね上がるケースがあるという点に注意が必要です。

      学科時期志願者数合格者数実質倍率
      新聞学科2025年1期29122.4倍
      新聞学科2025年2期39172.3倍
      教育学科2025年1期35191.8倍
      教育学科2025年2期262🔴 13.0倍
      社会学科2025年1期46222.1倍
      社会学科2025年2期381🔴 38.0倍
      経済学科2025年1期131681.9倍
      経済学科2025年2期10331🔴 3.3倍
      経営学科2025年1期91422.2倍
      経営学科2025年2期6811🔴 6.2倍
      総合グローバル学科2025年1期77292.7倍
      総合グローバル学科2025年2期629🔴 6.9倍

      出典:上智大学 SPSF 2025年度入試統計(公式PDF)

      文学部 新聞学科 (Department of Journalism)

      全体的に志願者数が落ち着いており、合格率が比較的高い傾向にあります。

      総合人間科学部 教育学科 (Department of Education)

      倍率は1.1〜2.2倍程度で推移していますが、第二期の倍率は跳ね上がっています

      総合人間科学部 社会学科 (Department of Sociology)

      1期の方が合格者数は多いものの、年度によっては2期の倍率が非常に高くなることがあります。

      経済学部 経済学科 (Department of Economics)

      志願者数が増加傾向にあり、1.5倍から2.6倍程度で推移しています。

      経済学部 経営学科 (Department of Management)

      時期によって極めて難化するケースがあるため、注意が必要です。

      総合グローバル学部 総合グローバル学科 (Department of Global Studies)

      安定して人気があり、倍率は2.8倍~6.8倍程度となっています。

      【関連記事】大学の学校選びのポイントについてはこちらもご覧ください。

      合格を掴むための志望理由書(エッセイ)対策

      松竹先生

      志望理由書は単なる自己紹介ではありません。上智大SPSFが掲げるサステナビリティというテーマに対し、自分というリソースをどう活用して貢献できるかを論理的に示すプレゼンテーションの場です。

      SPSF入試において、合否の鍵を握るのは約500ワードの英文エッセイ(志望理由書)です。書類選考のみで評価されるため、このエッセイでいかに自分の適性と意欲をアピールできるかが重要となります。

      なぜSPSFプログラムなのかを深掘りする

      単に「英語が好きだから」「グローバルな環境で学びたいから」という理由だけでは、合格ラインに届くのは難しいかもしれません。SPSFが掲げる「持続可能な未来(Sustainable Futures)」というコンセプトに対し、自分がこれまでの経験から何を感じ、何を解決したいと考えているのかを明確にする必要があります。

      エッセイには、以下の要素を論理的に組み込むことをおすすめします。

      ・なぜ他の英語プログラムではなく、SPSFなのか

      ・選んだ学科での学びを通じて、どのように社会に貢献したいか

      ・その学科のアドミッション・ポリシーと、自分の経験がどう合致しているか

      学際的な学びの必要性をアピールする

      SPSFは6学科が連携しているプログラムであるため、自分の専攻分野を軸にしつつ、他の学科の知見をどう取り入れたいかを記述することも有効です。例えば、総合グローバル学科で国際関係を学びながら、社会学科の視点から特定の地域が抱える社会課題を分析したい、といった具体的な履修計画を盛り込むことで、プログラムへの理解の深さを示すことができます。

      英語「で」学ぶ姿勢を強調する

      帰国生や海外生にとって英語はツールであることが多いため、エッセイでは「英語力を高めたい」という表現よりも、「英語を用いて専門的な議論を深め、課題解決に貢献したい」という姿勢を示すのが望ましいです。高度なアカデミック・ライティングのスキルを駆使し、論理構成の整ったエッセイを作成することを心がけましょう。

      【関連記事】志望理由書に共通する鉄則についてはこちらもご覧ください。

      学科別:評価を高める対策ポイント

      松竹先生

      各学科が求める「理想の学生像」は微妙に異なります。自分がどの学科に最もフィットしているか、専門講師と一緒にご自身の経験から分析していくことが大切です。

      文学部新聞学科のポイント

      日本初のジャーナリズム学科としての伝統を意識し、メディアやコミュニケーションが社会の持続可能性にどう寄与できるか、という視点を持つことが大切です。情報社会における批判的思考力や倫理観をアピールしましょう。

      総合人間科学部教育学科のポイント

      単なる教員志望にとどまらず、国際教育開発や人間の尊厳といった広い視点から教育を捉える姿勢が求められます。発展途上国の課題や平和構築への関心を示すと良いでしょう。

      総合人間科学部社会学科のポイント

      社会現象を客観的に分析し、公正な社会を実現するための意欲を示しましょう。論理的な思考力に加え、実証的な調査(データ分析など)に対する関心を盛り込むことが重要です。

      経済学部経済学科のポイント

      環境や貧困などの課題を経済学の手法で分析する意欲が求められます。数学的思考力が重視される傾向にあるため、SATやACTのMathスコアでもしっかりと実力を証明しておくことが望ましいです。

      経済学部経営学科のポイント

      組織におけるリーダーシップや、合理的な意思決定を行うためのコミュニケーション能力が評価されます。営利・非営利を問わず、社会に貢献できるリーダーとしての資質を示しましょう。

      総合グローバル学部総合グローバル学科のポイント

      国際関係論と地域研究を組み合わせ、グローバルな課題にどう主体的に関わるかを論じることが大切です。特定のアジア・中東・アフリカ地域などへの深い関心と、世界全体とのつながりを理解しようとする姿勢をアピールしてください。

      先輩の体験談:SPSFで広がる視野と成長

      実際にSPSFで学ぶ学生の声は、対策の大きなヒントになります。東南アジアのインターナショナルスクールで過ごしたある学生は、国連が運営する高校での学びからSDGsに興味を持ち、上智大学の雰囲気が自分に合っていると感じてSPSFを選んだそうです。

      大学生活では、高校時代に学んだ脱炭素などの大きなテーマを、より細分化された専門分野として深掘りすることができたと語っています。また、異なる文化や価値観を持つ学生たちと議論を重ねる中で、自分の意見を主張するだけでなく、他者の意見を取り入れてより良い答えを導き出す柔軟性が養われたと言います。

      このような「多様性の受容」「主体的な学び」の姿勢は、入試のエッセイにおいても高く評価される要素です。

      参照:上智大学公式HPhttps://www.sophia.ac.jp/jpn/article/feature/sophia-style/20251210/

      TCK Workshopによる上智大学SPSF入試対策ソリューション

      上智大学SPSF入試での合格を確実にするためには、高い英語スコアの取得と、説得力のある書類作成が不可欠です。TCK Workshopでは、以下のサポートを通じて、お子様の夢の実現を全力でバックアップします。

      専門講師による志望理由書(エッセイ)のマンツーマン指導

      お子様のこれまでの経験を棚卸しし、上智大学の理念に沿った独自のストーリーを構築します。ネイティブ講師によるブラッシュアップで、より高い評価を得られるエッセイに仕上げます。

      TOEFL/IELTS/SATのスコアアップ対策

      短期間で効率よくスコアを伸ばすための解法テクニックを伝授します。海外在住でもオンラインで受講可能なため、時差を気にせず質の高い指導が受けられます。

      学科選定と受験戦略のアドバイス

      倍率や難易度の動向を踏まえ、お子様の興味関心と強みに最も合致する学科を一緒に検討します。併願校を含めたトータルな受験プランを提案します。

      お子様の海外での貴重な経験を、上智大学での学びに繋げるための第一歩を一緒に踏み出しませんか。まずは一歩踏み出し、無料学習相談で現状の課題を整理してみることをおすすめします。

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        まとめ

        ・上智SPSF入試は書類選考のみ。TOEFL 90〜100点、IELTS 7.0、SAT 1250点以上が合格の目安です。

        ・2026年度入試は1期(11月出願)と2期(3月出願)の2回。1期の方が合格枠が大きくチャンスが広がります。

        ・合否を分けるのは500ワードの英文エッセイ。サステナビリティへの深い理解と、学科への適性を示すことが大切です。

        ・経済学部志望者は、数学的思考力を証明するためにSAT Mathのスコアアップも意識しましょう。

        ・TCK Workshopでは、プロの視点から志望理由書の作成とスコアメイクを徹底サポートします。

        参照

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