海外にお住まいのご家庭や、本帰国を控えた受験生にとって、帰国後の学校選びは将来を左右する大きな決断です。東京都多摩市に位置する大妻多摩中学高等学校は、豊かな自然環境と先進的な教育プログラムを両立させ、多くの帰国生から支持されている女子校です。本記事では、大妻多摩中学高等学校が掲げる教育理念や独自の学習システム、そして最新の入試情報について詳しく解説します。

古久保先生
学習相談員

講師:古久保 麻友

TCK Workshopのトッププロ講師。小学生時代にイギリスの現地校、中高はドイツのインターナショナルスクール(IB校)に通い、ICU大学(9月入学)へ進学。小中高受験や編入、英語資格、IBなど幅広い進路相談に対応。英語資格対策や中学受験・編入指導を得意とし、サレジアン世田谷・赤羽、ICU高校、学芸大国際などの合格実績あり。日本語作文、志望理由書、面接対策、IB DP(Japanese/English)指導も可能。

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    TCK Workshopの無料学習相談では、大妻多摩中学高等学校をはじめとする難関校の帰国生入試対策を個別にご提案しています。お子様の現在の英語保持状況や居住地域に合わせて、最適な学習プランをプロのアドバイザーが無料で提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

    大妻多摩が目指す自立した女性像と教育環境

    古久保先生

    大妻多摩は、単に知識を詰め込むだけでなく、生徒一人ひとりの主体性を育むことを非常に大切にしている学校です。自然豊かな環境の中で、のびのびと自分を表現できる雰囲気があるのが大きな魅力ですね。

    大妻多摩中学高等学校は、小田急多摩線の唐木田駅から徒歩7分という、非常に緑豊かなロケーションにあります。新宿方面や町田、立川方面からのアクセスも良く、多くの生徒が約1時間ほどの通学時間をかけて通っています。校内には充実した運動施設や教育施設が整っており、6年一貫教育の中で生徒が自分の可能性を最大限に広げられる環境が提供されています。

    同校の教育理念の根幹にあるのは、学祖・大妻コタカの言葉である「自立自尊(じりつじそん)」です。これは、自ら考え、主体的に行動できる女性を目指すという想いが込められています。さらに、他者と理解し合い協力する姿勢、そして広い視野を持ってグローバルに活躍する視点を養うことを大切にしています。複雑な社会情勢の中でも、自分はどう生きていくかを明確にし、進路の個別最適化を目指す教育が行われています。

    女子校ならではのきめ細かなサポート体制

    大妻多摩では、女子の特性に合わせた指導を重視しています。例えば、入学当初は人間関係を円滑にするための工夫として、プロフィールカードを用いた自己紹介や席替えを頻繁に行い、クラス全員とコミュニケーションが取れる環境を整えています。担任との定期的な面談を通じて、友人関係や学習面での小さな変化にいち早く気づき、大きな問題になる前に対応する体制が確立されています。

    学習面においても、小さな目標を一つずつクリアさせて自信をつけさせる「褒めて伸ばす」指導が徹底されています。小テストやグループ活動を多く取り入れることで、生徒が能動的に授業に参加できるよう工夫されています。また、PDCAサイクルを身につけるために「フォーサイト手帳」を活用しています。計画を立て、実行し、振り返るという習慣を中学生のうちから確立させることで、学習だけでなくクラブ活動や将来のキャリア形成にも役立てています。放課後の自習システムも充実しており、夜7時まで大学生のメンターに相談しながら学習を進めることが可能です。

    未来を切り拓く独自のSGLプログラム

    古久保先生

    大妻多摩の最大の特徴とも言えるSGLプログラムは、サイエンス・グローバル・リベラルアーツの3つの柱で構成されています。特にサイエンス教育の充実ぶりは、理系を目指す女子生徒にとって理想的な環境と言えるでしょう。

    大妻多摩では、従来の授業の枠を超えた「大妻多摩SGL」という独自のプログラムを展開しています。これは、科学的思考、国際性、および教養を総合的に高めるための取り組みです。

    サイエンス教育(Science Education)

    理系科目に苦手意識を持たせないよう、実感を伴う教育が徹底されています。中学1・2年生では全員が白衣を着用し、地学や化学の実験を数多くこなします。単に理論を学ぶだけでなく、例えばカルメ焼きを作って食すことで科学の不思議を楽しく学ぶなど、興味関心を引く工夫が随所に見られます。 特筆すべきは、中学3年生の「数学探究」の授業です。教室を飛び出し、校舎の影や高さを三角比を用いて実際に測量したり、黄金比がどこに隠れているかを探したりと、数学の理論と社会の仕組みを結びつける実学的な学びが行われています。高校生になると遺伝子組み換え実験などの大学レベルの内容にも挑戦できる機会があります。こうした探究型の学びを通して、理系分野への関心を高める生徒も多く、理系を選択する生徒は全体の約4割に達しています。

    リベラルアーツ教育(Liberal Arts Education)

    教養教育の一環として、探究活動に非常に力を入れています。中学1・2年生で探究の基礎を学び、中学3年・高校1年で自分の興味があるテーマを深掘りし、論文を作成します。この論文作成をきっかけに主体性が目覚め、学外のコンクールや世界大会へ挑戦する生徒も少なくありません。 こうした「コンフォートゾーンから一歩踏み出す」経験が、生徒たちの自信に繋がっています。

    グローバル教育( Global Education)

    大妻多摩の英語教育は、世界で活躍できる国際人の育成を目標としています。2026年度(令和8年度)からは、英語の習熟度別授業が全学年に拡大されます。これにより、帰国生のように高い英語力を持つ生徒と、これから本格的に学び始める生徒の両方が、自分に最適なスピードで力を伸ばせるようになります。

    同校では、1年かけて教科書を5回繰り返す「5ラウンドシステム」を採用しています。最初は聞くことから始まり、次に文字の確認、音読、穴埋め音読、そして最後には自分の言葉で内容を言い換える(リテリング)というステップを踏みます。言語習得の自然な流れに沿ったスモールステップの指導により、4技能を効果的に、かつ定着度高く身につけることができます。

    全員対象のプログラムとして、中学1年生での東京グローバルゲートウェイ訪問、中学2年生でのオンライン英会話や校内での3日間英語漬けキャンプ(グローバルインタラクションチャレンジ)があります。 中学3年生で実施されるオーストラリアへの修学旅行は「グローバルキャリアフィールドワーク」と呼ばれ、単なる観光ではなくキャリア教育の場となっています。現地の大学生に、なぜその学問を専攻しているのか、将来のキャリアをどう考えているのかを英語でインタビューすることで、生徒自身が自分の将来を真剣に考えるきっかけとなっています。

    帰国生入試を勝ち抜くための具体的な対策と準備

    古久保先生

    大妻多摩の入試は、思考力と基礎力のバランスが問われます。特にオンライン入試を検討されている方は、画面越しでも自分の考えを論理的に伝える練習が不可欠です。対策の優先順位を明確にして取り組みましょう。

    帰国生向け入試 試験科目(11月入試)

    帰国生入試日本語作文(50分)、計算力確認試験(20分)、面接(約10分、日本語or英語)
    オンライン帰国生入試日本語作文(事前課題)+口頭試問(約15分)、面接+計算力確認試験(20分)

    日本語作文とオンライン入試の事前課題への向き合い方 

    対面入試での日本語作文、あるいはオンライン入試での事前課題は、受験生の思考の深さと表現力を見る重要な指標です。大妻多摩が大切にしている「自立自尊」や「他者理解」というテーマに関連させ、自分の海外での経験がどのように自分を成長させたかを具体的に記述する練習が必要です。 特にオンライン入試の場合、提出した作文に基づいた口頭試問が行われます。自分が書いた内容に対して「なぜそう思ったのか」「具体的にどのような困難があり、どう乗り越えたのか」という深掘りの質問が想定されます。単に文章を書くだけでなく、その背景にある自分の考えを整理し、論理的に説明できるようにしておくことが大切です。

    計算力確認試験で確実に点数を取るためのポイント 

    大妻多摩の入試には、国語・算数といった従来の科目試験の代わりに「計算力確認試験」が含まれます。これは難解な文章題を解く力というよりは、算数の基礎となる計算の正確性とスピード、そして数学的な論理性を確認するものです。 帰国生の中には、海外での学習期間が長く、日本の算数の計算順序や記述方法に慣れていないケースが見受けられます。四則演算の基礎、分数の計算、単位の換算など、小学校卒業レベルの基礎事項を完璧にしておく必要があります。また、オンライン入試では計算過程について質問されることもあるため、自分がどのように答えを導き出したかを言葉で説明する練習も効果的です。

    英語面接と日本語面接、どちらを選ぶべきか 

    面接試験において、英語と日本語のどちらを選択するかは多くの受験生が悩むポイントです。結論から申し上げますと、ご自身が「最も自分らしさを表現できる言語」を選ぶことをおすすめします。英語を選択した場合でも、単に流暢に話せるかだけでなく、質問の意図を正確に捉え、自分の意見を構築する力が評価されます。 大妻多摩の面接では、志望動機や海外生活の思い出だけでなく、「これから学校生活で何をしたいか」という未来に向けた意欲が重視されます。学校のSGLプログラムや部活動について事前にリサーチし、自分のやりたいことと学校の環境がどうマッチしているかを言語化しておきましょう。

    海外在住中の英語力保持と5ラウンドシステムへの適応

    入学後の英語授業は、習熟度別で実施されます。取り出し授業に近いレベルの高いクラスも用意されていますが、そこでの学びを最大化するためには、英検準1級から1級レベルの語彙力や読解力を保持し続けることが望ましいです。 2025年度から導入される「英検準2級プラス」を含む、英検各級の取得は入試での加点対象となるだけでなく、入学後のクラス分けの指標にもなり得ます。特に、大妻多摩が導入している「リテリング(言い換え)」の練習を日常的に取り入れることで、入学後の授業にもスムーズに適応できるようになります。

    TCK Workshopによる大妻多摩の帰国生受験対策

    大妻多摩中学高等学校への合格、そして入学後の充実した学校生活を実現するためには、海外にいるうちからの計画的な準備が不可欠です。TCK Workshopでは、大妻多摩の入試傾向を熟知したプロ講師が、お子様の状況に合わせた指導をしています。

    1. オンライン入試・口頭試問に特化した表現力指導 :オンライン入試で課される事前課題の添削から、それに基づく口頭試問のシミュレーションまでを徹底的に行います。画面越しでも自信を持って、論理的に自分の考えを伝えられるようトレーニングします。
    2. 日本の算数基礎を固める計算力・論理性強化:計算力確認試験で取りこぼしをしないよう、日本の算数カリキュラムに基づいた基礎固めを行います。特に計算ミスを防ぐための見直しの技術や、解法を言語化する力を養います。
    3. 英語保持と英検上位級取得のためのアカデミック指導 :現地校で身につけた英語力を、受験やアカデミックな場で通用する力へと昇華させます。英検準1級以上の合格を目指すライティング指導や、5ラウンドシステムを見据えたリテリングの練習を行い、入学後のトップクラス入りを確実なものにします。
    4. 帰国後の学校生活を見据えたトータルコーチング :単なる試験対策に留まらず、大妻多摩の教育理念に沿った「自ら学ぶ姿勢」を育みます。フォーサイト手帳のような自己管理の習慣を意識した学習計画の立て方など、入学後に活躍するためのマインドセットも指導します。

    まとめ 

    ・大妻多摩中学高等学校は、豊かな自然と先進的なSGL教育が融合した女子校です。 

    ・2026年度より英語の習熟度別授業が全学年に拡大され、帰国生の受け入れ態勢がさらに強化されます。 

    理系女子の育成に定評があり、数学探究や高度な実験プログラムが充実しています。 

    入試は計算力確認、作文(事前課題)、面接(日本語/英語選択可)の3つの柱で評価されます。 

    オンライン受検が可能であり、海外にいながらチャンスを掴むことができます。

    お子様の可能性を最大限に引き出し、大妻多摩での新しい生活を自信を持ってスタートさせるために、まずはTCK Workshopにご相談ください。世界中どこからでも、お子様の志望校合格に向けた最善のサポートをお約束します

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    参照

    大妻多摩中学高等学校 (公式HP)

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