はじめに――聖光学院中学について
聖光学院中学校(以後、聖光学院中学)は、キリスト教的精神に基づく教育理念を掲げる中高一貫の男子校です。
探究活動や、ICT教育、国際教育、芸術講座などに力を入れている聖光学院中学は、帰国生受け入れ学校として様々な工夫をしています。
今回は、聖光学院中学の
- 英語教育
- 大学進学実績
- 入試情報
についてまとめて紹介していきます!
聖光学院中学の英語教育
それでは、まずは聖光学院中学の英語教育について確認しましょう。
英語の授業は週7回、帰国生が英語を向上できるように、取り出し授業なども実施しています。ここでは、
- 帰国生取り出し授業
- オンライン英会話
- 英語ディベート
について紹介していきたいと思います。
帰国生取り出し授業(中学1年〜高校2年)
聖光学院中学では、帰国生、そして英語力の高い一般生のために、少人数の特別カリキュラムで英語を学ぶ取り出し授業の機会を設けています。
対象は、帰国生入試で英語を選択した生徒、あるいは一般生で英検準1級以上の英語力を持っている生徒としているため、とても高いレベルで英語の授業を行います。
ネイティブ教員およびバイリンガル英語教員が指導し、読解や文法に加え、
- 作文
- スピーチ
- ディスカッション
などを通して、単なる英語力だけでなく論理的思考と表現力を身につけます。
授業のほとんどはオールイングリッシュで行われ、 説明が必要な場合は日本語で指導されます。
また、この授業を受けている生徒はTOEFL ITPを受験するので、大学入試にも役に立ちます。
このような授業が中学1年から受けられると、帰国生は安心して日本で英語力を維持・向上できますし、同じような帰国生同士、英語で話し合うこともできますね!
オンライン英会話
フィリピンの先生との25分間のオンライン英会話が週3回行われます。
テキストにそって進めながら、自分について、その他様々な話題について会話をすることによって、発言力だけではなく、リスニングも身に付きます。
週3回の英会話クラスは他の学校に比べると多い方だと思います。日本にいながら英語を話す機会がたくさんあるのは、英語力の維持・向上という点で嬉しいですね。
英語ディベート
聖光学院中学には、様々なトピックについて英語で発言する英語ディベートの機会もあります。 英語ディベート同好会があり、全国大会や国際大会で活躍しています。
- 神奈川県大会優勝
- 全国大会ベスト
- 国際大会ベスト8
など、とても高い成績を持っています!
英語力だけではなく、論理的思考力なども磨かれるため、英語に自信がない方でも参加できるそうですし、既に英語が得意な人も、「英語で論理的に考える」力を養うのに非常に有意義な活動ではないでしょうか。帰国生もこのような同好会に入り、大会などで活躍するのは、とても良い学びになると思います。
他にも、
- 英語劇
- マジック研究会
- ダンス研究会
- Programming Innovation Team
- ボードゲーム研究
などの公認団体がありますので、興味のあるものが見つかると思います!
また、
- 5日間のEnglish Camp
- ハーバード大学の学生によるセミナー
- ディスカッションなどを行うFuture Global Leaders Program
- ニュージーランドでのホームステイ
など、様々な場面で英語を使い、英語力を磨く機会が用意されています。
聖光学院中学の大学進学実績
次に、聖光学院中学の大学進学実績を見てみましょう。
2021年度卒業生数 | 230名()内は現役 |
東京大学 | 79名(69) |
---|---|
京都大学 | 4名(4) |
大阪大・神戸大・旧4帝大 | 8名(7) |
国公立大学 | 163名(136) |
医学部医学科 | 75名(59) |
早慶上理ICU | 348名(274) |
GMARCH | 85名(38) |
海外大学 | 3名 |
2021年の海外大学合格校はUniversity of California Berkeley、University of California San Diego、Grinnell Collegeの3校です。過去の海外大学進合格実績としては、以下の大学も含まれます!
Harvard University, Yale University, University of California, The University of Pennsylvania , Wesleyan University, Princeton University, Columbia University, Brown University, Georgetown University, Johns Hopkins University, Duke University, Grinnell College, Middlebury College, Williams College, Amherst College
東大と京大に合計83名合格していますし、早慶上理ICUに300名以上の 合格者を出している、とても合格実績が高い学校ですね。
また、国内の難関大学以外にも、海外の大学にも多くの生徒が合格しています!誰もが一度は聞いたことのある、難関大学に合格している生徒も多いですね。
国内の大学に進学したい方はもちろん、海外大学にも興味のある方にとって、 このような大学合格実績をみると、将来がとても楽しみになるのではないでしょうか!
聖光学院中学の受験情報
最後に、聖光学院中学の受験情報を確認しておきましょう。
聖光学院中学の入試は4科目の一般入試と2科目の帰国生入試があります。
今回は帰国生入試についてご紹介します。
帰国生入試
資格:2015年4月以降海外在住通算1年以上(2022年度の場合)
試験科目
試験科目 | 国語・英語から1教科選択(60分:100点) 算数(60分:100点) |
英語圏やインターに通っていた方は英語、日本人学校や現地校を通っていた方は国語を選ぶなど、試験科目を国語か英語で選択できるのはありがたいですよね!
入学後、帰国生の英語取り出し授業を受けたい方は、英語を選びましょう。
英語科目の出題に関する資料によると、感覚的に身についた文法やインフォーマルな英語で満足せずに、しっかりとした英語を理解し、発信できるように勉強する必要があると書いてあります。
また、取り出し授業を受けたい一般生は英検準1級以上の英語力を求められるため、 帰国生も同等のレベルが問われると思われます。
出題傾向として、
- 単語
- 文法・語法
- 読解問題(説明文+物語文)
- 英作文
があります。
この全てを60分で解かなければならないため、時間が足りないという方が多いそうです。
フォーマルな高い英語力を短時間で問われるため、しっかりとした対策が必要です。 英語圏やインターに通っていた生徒でも、英語力をさらに磨いて挑戦しましょう!
また、算数も60分問われるので、日本の受験算数の対策も大事になってきます。
とはいえ、慣れない国語や数学の勉強を1人でしたり、高レベルの英語の入試対策を独学で行うのは難しいですよね。弊社TCK Workshopでは、経験豊富な講師陣が皆さまの受験を精一杯サポートさせていただきます!どちらの受験方式があっているのかといったご相談から入試対策のお手伝いなど、まずは無料学習相談および無料体験学習から、お気軽にお問い合わせください。
聖光学院中学のまとめ
- 英語の授業は週7回。英語が得意な帰国生向けの取り出し授業あり!オンライン英会話や英語でのディベート同好会など、英語力・思考力を鍛える機会も豊富
- 非常に優れた大学合格実績!国内の優秀な大学はもちろんのこと、海外大学合格実績も豊富
- 帰国生入試は数学+国語か英語の2科目。英語は英検準1級以上の英語力が目安!
聖光学院中学の帰国生取り出し授業や英語ディベート、 そして何よりも、高い合格実績、など、魅力的な点が多い学校だと思います。
ハーバード大学やイエール大学など、 超難関海外大学に挑戦したい方にも、とてもおすすめできる学校です。