TCK WORKSHOPの岡留です。対策の相談がとても多いSAT Mathについてその対策と難易度について今回は説明をしていきます。

まずは自分の目標の難易度を知ろう

SAT Mathと聞いて皆さんが口を揃えて言うことは、

  • 日本人なら満点狙うでしょ/狙えるでしょ?
  • 短期集中で何とかなるでしょ?

ということです。しかしこれは、必ずしも真実ではありません。

上記のような噂は、一部のスマートな生徒達の成功体験に基づくもの。

実際に試験を受けてみてください結果はどうでしたか? SAT MathでCollgeBoardで公表されているデータによると、700点オーバーの人たちは全世界の受験者のトップ約10%となっています。

およそ90%の受験者は、800点満点中700点も取れていません

同じようなことは日本の共通テストでも当てはまります。医学部、難関国公立・私立を狙う優秀な子達は満点を狙い、現に満点近い点数をたたき出します。ただ、それも全体で見ればほんの一部なんです。ベネッセの公開データによると、数学については平均は100点中30-45点ほどです。90点オーバーは統計を見てもごく一部なんです。

ですから、もしトップ10%を目標にする場合は、まず「簡単ではない」ことを目標にしているという認識を持っていただきたいと思います。

しかし!センター試験の話はひとまず置いておいたとしても、SAT Mathについて言えることとしては、しかるべき対策を打てば確かに高得点を狙える可能性が高いということです。だからこそ600点台でもどかしい思いをしている生徒さん方も非常に多いのではないかと思います。

中々点数が伸びない皆さんに考えていただきたいのは、

  • 600点台から抜け出せない原因の分析をちゃんとできていますか?
  • ケアレスミスだけのせいにしていないですか?

という2点です。

その上で、

「どうしても700オーバーを目指したい、目指さなければならないんだ。」

という人たちに向けて、ハイスコアを目指すための重要ポイントを伝授していきたいと思います。

とはいえ、「自分で客観的に原因の分析をするのは難しい」「始めから効率よく自分に合った勉強法を教えて欲しい」という方も多いのではないかと思います。弊社TCK Workshopでは、経験豊富な講師陣が皆さまの学習を精一杯サポートし、一問一問、しっかりと丁寧に解説いたします!

一人ひとりに合った勉強法やSAT対策についても、無料学習相談にてご案内させていただきますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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そもそも数学力と英語力は別の力

まずは、英語力と数学力は完全に切り離して欲しいと思います。

英語がいくらペラペラでネイティブレベルで話せていても、それは数学ができることとは全く関係ありません。

現に、受験者の多くがネイティブレベルのイングリッシュスピーカーであるSAT Mathの試験で700オーバーのスコア保持者は10%しかいない。

英語ができればSAT Mathはできるという考え方がそもそも間違っています。だからこそ、数学については改めてしっかりと自分の実力を見定めて基礎から必要な対策を考えてもらいたいと思います。

救いは、確かにSAT Mathは基礎に忠実に作られているということ。

そうです。1問1問の問題は簡単です。「これはほとんどの人は解けないよ。」なんて問題は一つもない。誰もがしかるべき準備を積んだら確実にハイスコアは狙える。

アメリカのカリキュラムでいうAlgebra 2まで学んだら対策としては準備万端なわけではあるので、早い子では10年生からバリバリ対策が出来てしまうわけです。

秘訣その1:計算力を鍛えよう

いくら電卓を使ってもいいセクションがあるといっても、結局のところ、数学は計算力が物をいいいます。私の知人には、計算力が全てだと言い切る人もいるほどです。

電卓に頼ることが多い海外カリキュラムだと小中学校までは手計算で訓練はしていた、という人でも、高校になって電卓を使う頻度があまりにも多く暗算や手計算の精度が落ちてしまう人がほとんどです。

SAT MathのSection 3は電卓の利用が不可で、Section 4では認められていますが、本当に数学が得意な子達は正直電卓がなくても大丈夫です。

なにも、天才的な暗算力が必要と言っているわけではありません。整数、分数、小数で四則演算が正確にそれなりに速くできるくらいであれば十分です。最低限、九九は当然ですが、2桁2桁の掛け算割り算、また小数や分数の計算くらいはミスのないように手計算でできるくらいの計算力は身に着けておくことが重要です

例えば、
(5/4 – 2)*3 + 1/3

という式を見て、すぐに電卓に飛びつきたいという気持ちになるのであれば、黄色信号です。

「高校1,2年になって計算ドリルなんてやってらんないよ。」って思うかもしれませんが、計算力が怪しいならば最低でも1カ月何でもいいのでドリルを使って計算力を高める練習をしましょう。それだけでも、得点力が驚くほど変わります

現に、私の過去の教え子(英語ネイティブ)は、1か月間百ます計算(足し算、引き算、掛け算、割り算)と分数の四則演算をこなすことによって、劇的に点数を上げることができました!!

秘訣その2:時間配分のコントロール

次に、時間配分の設定とその徹底遂行です。

結局、テストの難しさとは、限られた時間内に解くということに尽きます。時間配分を理解しその通りに遂行できるかどうか、それが求められています。

「絶対に〇〇時間内に解きなさい。時計を見て過ぎていたら、諦めて次のセクションに行くんだよ。」

と伝えても、結局最初の部分で時間を消費してしまって、気づいたら時間が足りない状態になっていました――というケースはよくあります。そのくらい、試験本番ではプレッシャーや緊張がかかってしまうのです。言われたようにしようと思っても本番だとできない。それは決して珍しいことではありません。

しかし、つまずいたら問題を飛ばしてでも時間配分戦略通りに全ての問題を通したほうが結局点数が高くなります(人によってはこれだけでも数十点あがります。)

Section3最初の10分を1分ずつ11-15問を1.5分ずつ、Grid-in5問を7.5分
Section4最初の15問を1分ずつ、16-30問を2分ずつ、Grid-inを10分

といったように、Section内でも傾斜をかけて時間配分をしっかり意識して1分単位でテストを進めていきます

「何を大げさな。」と思うかもしれませんが、700-800を取る子たちはこれくらいのことを無意識にしているのです。時間配分を見くびらず、まずは試しに「徹底的に計画通りに問題を解く」という練習をしてみて欲しいと思います!

秘訣その3:現状把握と目標に向けたマイルストーンの設計

上記を実践する前に、「今自分がどれくらいの点数を取れるのか」を把握しておくことは重要です。その点数次第で必要な時間数は変わりますが、特に今から準備をしようと考えている10年生、11年生の生徒達は早めに実力の診断と勉強計画を立てて余裕を持った準備にとりかかりましょう!

まとめ

SAT Math 700を超える3つの秘訣
  • 計算ドリルなどを使用しながら計算力を鍛えよう!
  • 試験中の時間配分を徹底的にコントロールする練習をしよう!
  • 自分の今の実力を踏まえつつ、目標達成に向けた勉強計画を立てて早めに対策を開始しよう!

英語力は最低限必要ですが、それに加えて数学の基礎力および計算力を上げ、時間配分とその徹底遂行をトレーニングすることで、700点以上を取得することができるようになります

弊社TCK Workshopでは、皆様の現在の得点力を元に、どのような学習方法で進めて行くべきかを無料体験授業でご案内しています。「SAT Mathでもっと得点を稼ぎたいけれど自分一人で勉強を進めていくのは自信がない……」という方は、是非一度、無料学習相談フォームよりお問い合わせください!

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