はじめにー聖心女子学院高校について

聖心女子学院高校は、東京都港区に位置する、小中高一貫の女子学校です。東京メトロ、南北線・都営三田線「白金台駅」から徒歩10分ほどの距離に位置する、12ヵ年教育をおこなっている学校です。

初等科、中等科、高等科をそれぞれ4年ずつに分けた4-4-4制カリキュラムをもとに、キリスト教を重んじた教育をしています。学校独自のライフデザイン教育などを取り入れ、国際教育、英語教育にも力を入れています。

帰国生もしっかりと受け入れている国際的な教育プログラムのもとで、お子さんも大きく成長できることでしょう!

しかし、コロナ禍でインターネットの説明会や出願、オンライン入試などが多くなる中、帰国生入試に向けての学習準備や、環境面で心配なことも多いかと思います。

今回は、聖心女子学院高校

  1. 学校生活
  2. 大学進学実績
  3. 入試情報

についてまとめて紹介していきます!

聖心女子学院高校の学校生活

まずは聖心女子学院高校学校生活をみていきましょう。

聖心女子学院高校の教育の最大の特徴は、初等科、中等科、高等科がそれぞれ4年間の教育となっているシステムです。

学習のステージからステージへの移動がなだらかなのが、小中高一貫学校の最大の利点です。よく知る環境の中、安心した気持ちで勉学に励み、深みのある人間力の養育を目指します。

ここでは、聖心女子学院高校の学習の特徴、そして高等科にあたる【サードステージ】カリキュラムや、希望進路にあわせた時間割について紹介します!

学習の特徴

聖心女子学院高校では、

  1. 初等科である【ファーストステージ】
  2. 中等科の【セカンドステージ】
  3. 高等科の【サードステージ】

で、全12ヵ年教育としてカリキュラムを組んでいます。

ファーストステージでは人と人とのコミュニケーションの基礎・基本を覚え、セカンドステージではファーストと同じような少人数クラスで、新しい学びをしっかりと定着させます。

ライフデザイン教育

高等科のサードステージでは、自己実現のためだけではなく、人のため、社会のために生きる力を探るべく、ライフデザインという教育プログラムが用意されてます。

ライフデザインでは、ボランティア活動国際交流ロールモデルとしての社会人体験談などに参加します。11年生、12年生では、聖心女子大のオープンキャンパスに参加したり、体験学習の報告会に参加したりして、幅広い分野や業種の知識を深めていきます。

キリスト教教育

聖心女子学院高校では、教育のどのステージでも、キリスト教のおしえを大切にしています。一日のはじまりである朝礼と、終わりの終礼にクラスでお祈りをし、自分の心を見つめる時間を作ります。

年間を通し、宗教を通じてさまざまな行事を行い、宗教の文化や価値観について学ぶことによって、より深みのある人として成長することができます。

高等科のカリキュラム

「母語としての日本語」や、「国際人としての英語」など、国際社会における一人の人間として、言語とどう向き合うかを考えることによって、より一層言語学習のモチベーションが上がり、さまざまな人とコミュニケーションを取るようになります。

英語や数学の授業に関しては、習熟度別クラスに分け、きめ細やかな指導をおこないます。

11年生、12年生にはさまざまな選択授業の種類があり、そこではアクティブラーニングを通して、少人数クラスで学習の力を深めます。

11年生ではA群からD群、12年生ではA群からF群まで、幅広い種類から選択科目を選び、自分の将来やりたい、続けたい勉強を探って、学びをより強固なものにします。

2年生(11年生)の選択科目には例として、

  • 国語表現・Research and Presentation
  • 生物実習・演奏研究
  • ファッション造形基礎・表現メディアの編集と表現
  • Listening Ⅱ・Writing Ⅱ
  • 地学特講・英語演習
  • 日本史B・化学

などがあります。

豊富な授業種類、選択の幅が広いと、授業を受けるのも楽しく感じますよね!

通常の勉強科目だけではなく、深く教養をつけることのできるこの教育プログラムは、お子さんにとっても、かけがえのない時間となります。リベラルアーツの教育にも近い、幅広いカリキュラムで得た経験は、卒業後も一生ついてきます。しっかりと学びきりたいですね!

英語教育

聖心女子学院高校では英語教育もとても充実しています。毎週、しっかりと英語の授業のために時間を割き、「使える英語」をスキルとして習得し、磨いていきます。

学習の特徴として、科目としての英語だけではなく、英語で学ぶ生物、などの特別授業もあり、もっと実践的な英語を「使って」いく機会を多く用意しています。

高等科では模擬国連などの活動も充実していて、他校との模擬国連練習会議に向けた準備なども、積極的におこなっています。

その他にも、サークルとしてのESSなど、授業のような堅苦しさのない環境で、のびのびと英語を使ってコミュニケーションを取れる環境も設けられています。

留学

聖心女子学院高校では、世界各国にあるつながりを活かして、さまざまな学校へ交換留学語学研修、短期留学の機会を設けています。

10年生から12年生対象の語学研修では、

  • オーストラリア
  • アメリカのサンディエゴ
  • ロンドンのケンブリッジ大学

などの研修機会が用意されています。

同じく10年生から12年生が対象となっている3~4週間の短期留学プログラムでは、

  • ニュージーランド
  • アメリカ
  • カナダ
  • 台湾
  • メキシコ

などの国にある姉妹校から選ぶことができ、ホームステイをしながら海外の高校生の日常を経験し、同世代の生徒と共に学んで視野を広げます。

最後に、姉妹校1年留学の機会があり、これは11年生の夏から1年間、ホームステイをしながら、しっかりと現地の学校で学び、生徒として、人として、大きく成長して帰ってきます。帰国後は聖心女子学院高校の12年生として復学でき、遅れることなく卒業することができます。

帰国をしても、しっかり英語を使い続けることのできる機会があり、もう一度海外の学生生活を体験することもできます。英語力の維持と向上は、しっかりとできる環境だと言えます。

聖心女子学院高校の大学進学実績

聖心女子学院高校大学進学実績をみていきましょう。

グローバル教育も充実している聖心女子学院高校を卒業していく生徒たちは、どのような大学へ進学していくのでしょうか?

以下は過去の主な合格大学です。

(2019年度の大学合格情報を参考にしています)

  • 東京大学
  • 京都大学
  • 一橋大学
  • 東京外語大学
  • 上智大学
  • 慶応義塾大学
  • 国際基督教大学
  • University of East Anglia

姉妹校の推薦には【聖心女子大学】があります。

主な指定校推薦枠には、

  • 学習院大学
  • 国際基督教大学
  • 慶応義塾大学
  • 聖マリアンナ医科大学
  • 早稲田大学

があります。

聖心女子学院高校の入試情報

聖心女子学院高校入試情報を確認しましょう。

ここまで、聖心女子学院高校学校生活、英語教育、大学進学などの魅力や情報についてご紹介してきました。

聖心女子学院高校に、帰国生として入学したい場合は、どのような入試の選択肢があるのでしょうか?

募集要項

聖心女子学院高校募集要項は、以下のような条件です。

(2021年度の募集要項を参考にしています)

  1. 海外に継続して【2年以上在住】
  2. 原則として2020年7月以降に帰国、あるいは帰国予定
  3. 2021年4月1日に編入学が可能
  4. 保護者のもとから通学可能(通学時間は90分以内)

試験科目

試験科目国語・数学・英語(各50分)
面接(受験生と保護者)

帰国生入試は一般と変わらず、国・数・英の入試科目が用意されています。海外のカリキュラムで勉強してきたお子さんにとって、日本の国語、そして特に受験数学を理解するのは難しいかもしれません。

TCK Workshopであれば、日本と海外、両方のカリキュラムに精通し、高校受験科目の指導経験も豊富な講師がたくさんいます。英語の資格対策も、もちろんしっかりサポートさせて頂いています。

聖心女子学院高校の受験を検討されているのであれば、ぜひ下記の無料相談フォームから、気軽にご相談ください。

聖心女子学院高校のまとめ

聖心女子学院高校はいかがでしたか?

聖心女子学院高校では、キリスト教教育グローバル教育を軸にしたカリキュラムがとても充実していて、留学の機会も豊富にあります。

知性と実行力を磨き、豊かな人として育つことのできる環境です。

ただし、せっかくある英語教育模擬国連の機会留学や選択科目のチャンスも、その機会を有効に使いたいのなら、今までの学校の英語教育だけでは足りないかもしれません。豊富にある選択肢も、入学後授業に追いつくだけで精いっぱい、ですとそのチャンスをフルに活用したとは言い切れませんね。

受験から余裕を持って力をつけていける学習ができるように、入学前からしっかりと準備を進めていくのが望ましいですね。