はじめに
広尾学園の算数対策、どのようにすれば良いかお悩みではないですか?
広尾学園中学 国際生入試(インターAG) 2019年 算数の問題構成はこのようになっています。
大問1 | 大問2 | 大問3 | 大問4 |
---|---|---|---|
計算問題 8問 | 小問集合 8問 | 速さと規則 小問2問 | 組み合わせ 小問2問 |
広尾学園の算数の出題は毎年傾向も似ているので、小学校の教科書レベルの算数力+中学受験の基礎力があれば、十分に合格点を取れるようになります。
それでは、今回は2019年の過去問の中から、売買算の問題を見ていきましょう。
国際生入試(インターAG) 2019年 算数問題一部解説
売買算で苦しむ理由
広尾学園では毎年、小問集合が8題出題され、2019年の場合は
- 売買算
- 濃度に関する問題
- 旅人算
- 比率を利用する問題
- 線分図を利用する問題
- 求角、求積の問題
などが出題されています。
どれも決して難易度は高くないので、スムーズに問題をとく第一歩を踏み出せるかどうかが大切です。
今回動画で解説した問題は、特殊算の中でも売買算と言われる内容のものです。
売買算が苦手な生徒さんも多いのですが、苦手になる原因は以下の2つのどちらかです。
- 売買に関わる用語の理解が不十分である
- 割合計算への理解が不十分である
今回の広尾学園の問題では、明確な金額が与えられていますが、難しい問題になると特定の金額ではなく、比を用いて、問題を解く必要も出てくるので、上記2つのいずれかあるいは両方共に苦労している場合は、さっぱり問題が解けなくなってしまいます。
売買算の基本は用語の理解から
売買算ではまず、下記の4つの用語を正確に理解しましょう。
- 原価(仕入れ値):manufacture’s price, cost priceなど
- 定価:list price、tag priceなど
- 売値:dicsounted price
- 利益:profit
それぞれの意味を正確に把握し、説明することができるでしょうか?
一緒に授業をしていると、そもそも私たちがスーパーに行けば何から何まで手に入れることができるのか、きちんと理解できていない生徒さんもいます。利益という言葉が全くピンときていない生徒さんもいます。
まずは身近な例からしっかりと原価、定価、売値、利益の4つの用語を理解し、自分自身で説明できるようになるところからスタートしてみてください。
売買算頻出の割合計算
用語の理解に加え、売買算もう一つのハードルが、割合計算です。
- 「原価の20%の利益を見込み…」
- 「30%の利益を見込んで定価をつけたが、売れなかったので20%引きをして…」
- 「10%引きで販売したが、原価の5%の利益を得ることができた。」
など売買算の問題には%の計算がたくさん登場します。
「原価の20%増し」と言われた時に、原価×1.2がさっと計算できるかどうか、「定価の30%割引」と言われた時に、定価×0.7がさっと計算できるかどうか、が重要です。
ここで迷ってしまう場合は、割合そのものの考え方への理解が不足しているので、そこを対策しておかないと、内容も難しい、計算も難しい、ということで悪循環に陥るので、売買算を練習する前に、割合計算はしっかりと理解しておいてください。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
広尾学園AGコースの算数の問題は決して難しくはありません。
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