はじめに
茗溪学園中学校の算数対策、どのようにすれば良いかお悩みではないですか?
茗溪学園中学校海外生特別選抜(B方式)の2015年の算数の問題は構成はこのようになっています。
大問1 | 大問2 | 大問3 | 大問4 | 大問5 |
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計算問題 8問 | 小問集合 8問 | 相似と求積 小問3題 | 速さ小問3題 | 規則性 小問3題 |
茗溪学園の算数の出題は出題構成も、問題傾向も似ているので、小学校の教科書レベルの算数力+中学受験の基礎力があれば、十分に合格点を取れるようになります。
それでは、今回は2015年の過去問の中から、特殊算の一つ平均算の問題を見ていきましょう。
海外生特別選抜(B方式)2015年 算数問題一部解説
第一問の10問、確実に満点取れますか?
茗溪学園の海外生特別選抜の算数の試験では、大問1で計算問題が10問出題されます。配点は未公開ですが、2015年に関しては、問題数が全体でも27問なので、その中の10問はかなりのインパクトがあります。
ほぼ全ての学校の算数の問題で計算問題が出題されますが、どんな学校の算数の試験でも、計算問題は満点を取れる計算をしておくことが大切です。
計算問題で満点を取るために、重要なこと以下の4点です。
- 無意識に手が動くレベルまで計算が習得できているか。
- 計算ミスを防ぐテクニック、楽に計算する工夫を学べているか。
- 普段から本番同様の環境で、時間を測って練習できているか。
- 自分の計算間違えの癖に意識的になれているか
よく計算問題での失点を指摘すると、「ケアレスミスだー!」「やってしまった…」と反省の色を見せる生徒様がいますが、ほとんどの生徒様が同じことを次の試験でも繰り返します。
10問解いて9問正解できたからOKは、意識としては甘いです。計算問題は満点で当たり前、まずは意識から変えていきましょう。
計算問題の解き方で悩まない。
今回の解説動画では、分数を含む計算問題を3題扱いました。これらの問題は「作業」です。実際、算数や中学校に入ってからの数学でもそうですが、計算の手法で悩んでしまうと、本来頭をつかうべきところ(問題の解法)で計算のパートに入るたびに思考が分断されてしまいます。
計算問題はあくまで問題を解くためのツールなので、最初はたくさん練習することが必要ですが、十分に練習してからはいちいち使い方に悩んではいけません。(私はよくハサミを使うことに、生徒様にお話ししますが、そうするとみなさんなるほどという顔になります。)
今回の解説で扱った問題に関連するところでは
- 分数・小数の変換
- ( )を含む加減乗除の計算順序
- 帯分数と過分数の変換
などでしょうか。この辺り、時間がかかったり、ミスをしてしまう場合は、まだ練習不足です。毎日計算練習をする時間をしっかりと設けるようにしましょう。
この後も少し紹介しますが、確かに計算問題には問題を楽に解く工夫や、覚えておくべきこと、いわゆるテクニックがいくらか存在します。
しかし、テクニックはベースとなる計算力なくしては活かすことができません。
計算力は努力で解決します。毎日、短い時間で構わないので、全集中して、計算問題に取り組む時間を設けてください。受験日まで毎日です。
そうすれば着実に、そして確実に計算力は身についていきます。
計算を楽にする工夫を覚えよう!
ベースの計算力がある程度身についてきたら、あとは計算を楽にするテクニックをたくさん身につけていきましょう。
例えば今回の問題だと、小数と分数の変換について、下記の変換は丸暗記しておくと良いでしょう。
- ⅛ = 0.125
- ¼= 0.25
- ⅜= 0.375
- ½ =0.5
- ⅝= 0.625
- ¾ = 0.75
- ⅞ = 0.875
意識して覚えることも重要ですし、問題数をたくさんこなすことで自然に覚えられている、という状況を作り出すことも重要です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
茗溪学園の海外生特別選抜の算数の攻略は決して難しくはありません。問題傾向の把握と十分な練習量さえ持つことができれば、きっと合格に必要な点数を取ることができるようになります。