はじめにー文教大学附属中学について
品川区にある文教大学附属中学校・高等学校は「人間愛」の精神を教育の基盤としている共学校です。
創立90周年を迎えた2017年には、「進学力」という新たなスローガンをもとに、現代の国際社会・デジタル社会に対応できる人材育成を目指しています。
同校では、英語のみならず、中国語に焦点をあてた国際教育を進めていることが特徴です。
2016年には台湾の大学進学のための中国語講座がスタートし、英語だけでなく、ビジネスでも需要が高い中国語のコミュニケーションスキルも身に着けることができます。
コロナ禍で、インターネット出願や説明会が多くなる中、入試での帰国にあたり、環境面や学習面で心配なことも多いかと思います。
今回は、文教大学附属中学の
- 学校生活
- 国際教育
- 入試情報
についてまとめていきたいと思います!
文教大学附属中学の学校生活
文教大学附属中学は、6年間の基礎学習・先取り学習が充実したカリキュラムで、一人一人のレベルにあった学習サポートが行われています。
中等部では、中学3年から
- ハイレベルクラス
- スタンダードクラス
の2コース構成になり、それぞれ国内外の大学進学へ向けて、必要な学力を身に着けていきます。
帰国生は一般生と同じ授業を受講しますが、中学1年,中学2年では入学試験の学力を基に学力が均等になるように編成されたクラスで学習するため、周りとの学力のギャップに苦しむことも比較的少ないと考えられます。
また、数学・英語に関しては習熟度別授業が行われます。
苦手な科目では基礎学力の強化を、得意な科目では応用演習を中心とした授業を受けることができ、個人にあった学習を進められるので、帰国生のお子さんにとっても魅力的ですね。
文教大学附属中学の国際教育
文教大学附属中学では、多文化・多言語と交流する機会をたくさん設置し、英語・中国語のコミュニケーション能力と、異文化理解やグローバルな視点を養っています。
ここでは、中学と高等部の
- 語学教育
- 海外研修
- 海外大学進学
について紹介します。
語学教育
6年間で英・中国語の語学力・コミュニケーション能力のスキルアップを目指し、高校2年までにすべての高校過程を学習します。
英語
6年間で
- 成長期
- 探究期
- 飛躍期
の3つのステージを通して、高校で英検2級取得を目指します。
授業外でも、学校内に設置された「国際交流室」で、駐在するネイティブ教員と交流しながら英語力やコミュニケーション能力を伸ばしていくため、海外で培った英語力を自然に維持・向上することができます。
中国語
主に台湾の大学進学を目指す高校生を対象に、中国語ネイティブの講師を招いて中国語(華語)講座を行っています。(中学から中国語講座は受講可)
一般的には、海外大学に進学するときに、語学学習のために学校外の予備校に通わなければいけません。 しかし、同校は「台湾大学予備校」と提携しているため、学校内で大学進学に必要な語学力を習得することができます。
台湾の大学に進学すると、ビジネスレベルの中国語と英語が習得できたり、アメリカなどの国に比べて学費が安いなどの利点があります。
現地での中国語には困らなくても、台湾の大学でのハイレベルな英語の講義についていけない日本人学生も少なくありません。
その点、すでに高い英語力をお持ちの帰国生のお子さんは大学進学後に英語授業で苦労することが少なく、積極的に講義に参加することができるのではないでしょうか。
海外研修
英語・中国語の授業やネイティブ教員との交流で培ったコミュニ―ケーション能力を活かす機会として、様々な海外研修があります。
以下は、海外研修の一部です。
- オーストラリア短期語学研修(18日間)
- セブ島英語研修(8日間)
- 台湾修学旅行(5日間)
海外経験があるお子さんも、日本での生活を経て異文化と交流することで、新たな発見や視野を広げることができるのではないでしょうか。
海外大学進学
上記にもある通り、台湾の大学への進学を推奨しており、2019年度卒業生では計7名が台湾の大学に合格しています。
高校卒業後も校内予備校に通うことができるため、大学入学の9月まで中国語の学習をすることができるのも、同校の学習サポートの魅力の一つです。
文教大学附属中学の入学試験
文教大学附属中学の入学試験について確認しておきましょう。
中学の帰国生入試は3種類あります。
受験資格
以下の1と2に該当する者。
- 計1年以上海外の学校に滞在し、帰国後3年以内。
- 保護者のもとから通学できる者。
試験科目
1. A方式 | 算数、英語面接 |
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2. B方式 | 算数・国語、日本語面接 |
3. オンライン方式 | 英語面接、日本語面接、在籍校の成績書類審査 |
オンライン方式はZoomで行われ、一般受験の科目がないため、面接でのコミュニ―ケーション能力や考える力が必要になってくると考えられます。
また、帰国入試にあたり注意しておきたいのが、
- 入学してからは、一般受験で入学した国内生徒同じ授業で学習する
- 募集要項の条件に、帰国生入試を通じて日本の大学受験に挑戦する意気込みのある生徒を募集するとある
の2点です。
特に、後者に関しては、入学後の学習を考えると、受験算数・国語を今から勉強しておいたほうがいいかもしれません。
しかし、海外にいながら日本の受験算数・国語対策をするのは難しいですよね。
TCK Workshopでは、受験国語・算数 (日・英)の対応が可能な元帰国生・バイリンガルの講師が多数在籍しています。
文教大学附属中学の受験対策を検討しているのであれば、是非下記の無料相談フォームからご相談ください!
文教大学附属中学のまとめ
文教大学附属中学はいかがでしたか?
文教大学附属中学では、英語と中国語の言語教育と、海外研修などの国際理解教育に特に力をいれています。
また、ビジネスで需要が高まっている中国語の学習や、台湾の大学をはじめとした国内外の大学進学サポート体制が充実している学校です。