はじめに-関東学院中学について

1919年に創立し、100年以上の歴史をもつ関東学院中学校(以後、関東学院中学)は、歴史の長い学校です。

学校法人関東学院総合学院として、こども園、小学校、中高一貫校、そして大学まであります。

関東学院中学の生徒はキリスト教に基づく価値観で育ち、

  • “Be a servant leader”

を理念と伝統としている学校です。今回は、関東学院中学

  1. 英語教育
  2. フランス語教育
  3. 大学進学実績
  4. 帰国受験情報

について紹介しますので、最後までお読みください!

関東学院中学の大学入試に対応する英語教育

関東学院中学英語教育は、大学入試の変化に対応しています。

今までのセンター試験では、読み書きが中心であり、文法問題が多くありました。

しかし、現在の大学共通テストでは、リスニングの点数は増え、文法問題がなくなっています。また、英検GTECなども大学入試に使えるようになりました。

そのような変化に対応し、関東学院中学はより実践的な、音声多めで4技能をバランスよく取り入れる英語教育を行っています。

国の目標として、「英検3級以上」を中学3年で取得するのは50%である(2019)に対し、関東学院中学「英検3級」を中学2年で取得しているのは73%と、とても高い結果となっています。

また、中学1年で英検4級を持っている生徒は81%と、早い段階から英検を取得しており、英検に役立つ内容が授業で行われているのがわかります。

そこで、どのような授業なのか、もう少し具体的にみてみましょう。

特徴1:英語を使えるように教えるコーチングメソッド

関東学院中学の英語の授業はトレーニングとしてとらえられているため、生徒が英語を使って学べる、プレゼンテーションインタラクションを多く行います。

また、レスポンススピードも上げるために、見たことや思ったことをいったん日本語にしてから英語にするのではなく、瞬時にみたものを英語にできる力を身につけていきます。

特徴3:英会話とベルリッツ総合

週1回の英会話では、英語を話しながらプロジェクトをクリアし、13名ほどの少人数クラスでトレーニングをします。

ベルリッツメソッドでは、オールイングリッシュで授業が週2回行われます。

また、言語の面だけではなく、「マルチカルチャル」すなわち、多様な文化や問題について向き合うような生徒を育成しています。

特徴3:縦の連携

中学校の担任の教員は、他学年でも様子をみて、英検のサポートなどを手伝ってくれます。

そのため、学年が変わっても生徒は学び続けることができます。

この3つの特徴ある授業の取り組み方で関東学院中学では英語を効果的に教えています。

関東学院中学に通う生徒の保護者には、「この学校の英語の授業を受けさせたくて入学させた」、「他の学校より英語の授業のレベルが高い」、などという評価の声が上がっているそうです。

関東学院中学の海外研修

関東学院中学では、海外研修も多くありますので、ご紹介します。

高校2年では、全員参加の研修旅行台湾・韓国・中国・沖縄の4つから選択をし、文化や歴史について学びます。海外を選ぶ生徒は、現地の高校生と交流します。

その他、希望制の海外研修は4つあります。

一つ目は高校1年または2年が参加できるオーストラリアへのターム(学期)留学であり、2ヶ月間ブリスベンの現地校に通い、ホームステイをします。

二つ目のハワイ島理科研修16歳以上が参加でき、実際に活火山周辺を見学して調査、観察をします。

三つ目は台湾短期交換ホームステイであり、中学3年から高校2年を対象としてクリスマス時期に1週間ホームステイをします。台湾の言語や文化、生活について知ることができます。

最後に、フィリピン英語集中研修では、15歳以上の希望者2週間フィリピンに行き、英語力を高めます。

研修旅行が選択制なのは、生徒にとってとても楽しく、嬉しいことだと思います。

台湾のホームステイは中学3年生から参加できるため、中学校でそのような経験をしたい方は、良い機会だと思います。

関東学院中学の大学合格実績

関東学院中学大学合格実績も気になりますよね。卒業生がどのような大学に合格しているかみてみましょう。2020年卒業生数249名いました。

国公立大学16名(現役11名)
早慶上理ICU34名(現役28名)
GMARCH99名(現役87名)
医歯薬大学39名(現役26名)
看護・医療系15名(現役14名)
海外大学4名(現役4名)

GMARCHに合格している生徒が一番多く医歯薬大学は早慶上理ICUより多いですね。

また、海外大学に合格している生徒が4人おり、具体的に、Arizona State University, Dean College, Lane Community College, Tacoma Community Collegeに合格して、4名とも進学しています。

先輩方に海外の大学に進学している人がいると、学校の先生にも質問などが聞きやすく、対応してくれるので、心強いと思います。

海外の大学に進学したいと思っていなかった方でも、選択肢が広がるのではないでしょうか。

関東学院中学の受験情報

最後に、関東学院中学受験情報です。入試では何が問われるのかを確認しておきましょう。

帰国生入試

資格海外在住経験+2019年1月以降に帰国した者
試験科目作文(50分)・漢字と計算(15分)・面接(保護者同伴10分)

関東学院中学の帰国生入試は英語の試験がなく、漢字と計算もとても短いです。

しかし、短い時間の中、落ち着いて正確に答える必要がありますので、練習をしましょう。

また、作文はたっぷりと50分あるので、きっちりと日本語で文章を書けるようにするのが大事だと思います。

一般入試の試験科目は一期のB入試以外全て国語・算数・社会・理科の四教科あり、日本で社会や理科を学んでいない帰国生は不向きだと思ったので、記載していません。

B入試は、国語と算数が50分ずつなので、もしそちらの方が得意と思った方は一般入試の一期Bも考えてみると良いかもしれません。

関東学院中学のまとめ

関東学院中学はいかがでしたか?

英語教育にとても力を入れており、海外研修にもたくさん参加できますね。

また、海外大学に進学している生徒がいるので、少しでも興味がある方は、それを一つの選択肢として考えるができたのではないかと思います。

帰国生入試では、作文、そして漢字、計算の対策が必要になります。

漢字は海外に住んでいると目にすることが少ないため、キャッチアップがとても大変です。

また、作文も日本語で書かなければいけないので、しっかりと対策が必要です。