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はじめに

この記事を書いた人
ペンネーム:Jason University of Virginia 在籍

日本で小・中学校を卒業後、2015年秋よりアメリカの私立寮制高校に留学。海外経験もなく英語力もない中での留学生活から得た英語学習・受験のノウハウを、同じような境遇のお子さまのために発信していきたいです。

TOEFL111、SAT 1510、AP Exams: English Language & Composition 5; Calculus AB: 5; Calculus BC 4; Microeconomics 5; Macroeconomics 5

SATの受験は、アメリカの大学への進学を目指す誰もが乗り越えなくてはいけない、一つの大きなステップです。複雑なテストのフォーマット、難易度の高いリーディングなど、何から調べて、どんな対策をすべきなのか、分からない人も多いと思います。ここでは、初めてのSATの受験日までにやるべきことをまとめました。

SAT試験とは?

SATとは、ほぼすべてのアメリカの大学に出願するときにスコアの提出を求められる、統一試験です。共通のものさしで多数の出願者の学力を測るという意味では、日本のセンター試験と性質が似ていると言えます。

しかし、日本のセンター試験より、SATの方が科目数・試験時間などがずっと少なく、また複数回の受験も可能です。

試験形式を知ろう

SATは、1600点満点の試験です。英語と数学、それぞれ800点ずつで、各科目2セクションに分けて出題されます。

英語の試験はReadingと、Writing and Languageの2つに分かれています。

Readingは、長文読解が中心の65分間の試験で、5つのパッセージと読解問題が出題されます。Writing and Language は、語彙や文法に関する問題が中心の、35分間の試験です。

数学の試験は、計算機の使用が可能な25分のセクションと、使用不可な55分のセクションに分かれています。

任意で、50分間のEssay(小論文)の試験も受験可能です。傾向として、年々、Essayのスコアの注目度は下がっています。最近では、ほとんどのトップ大学も、Essayの受験を義務付けていません。受験したい大学の募集要項をきちんとチェックしましょう。

英語数学Essay
長文読解語彙
文法問題
計算機使用Reading(読み)
Analysis(解析)
Writing(書き)
Section3
Section4
不可
65min35min25min55min50min
1600点満点24点満点
必須選択式

SAT試験の会場を探す・申し込む

SATの管理・運営は、College Boardという非営利団体によって行われています。そのため、すべての受験予約は、College Boardの公式ウェブサイトからオンラインで行われています。

CollegeBoardで、まだアカウントを作っていない方は、画面右上の「Sign in」をクリックし、「Sign Up」をクリックしてアカウントを作成してください。 そして、ページの中段右にある 「Register for the SAT」をクリックして、申込みページに進み、希望の受験日と希望の試験会場を選んで予約をしてください。

SATは複数回受験が可能な試験ですが、TOEFLなどとは違い、一年で限られた回数しか実施されていません。また、アメリカ国外の会場では、更にその回数が少ないです。高校最終学年の11月から1月初旬が、ほとんどのアメリカの大学の出願締め切り日なので、その日までにスコアを提出できるような日程を組みましょう。

4月5月6月 7月8月9月 10月11月 12月1月2月3月
Reasoning Test
Subject Test
出願締切時期
  • 海外大学
  • 国内大学

SATの試験結果はいつわかる?

多くの場合、SATは受験から2週間前後で結果が出ます。さらに、実際に大学に出願する際は、更に試験の運営会社に公式スコアの送付を依頼しなければなりません。

目安としてですが、出願締め切り日の2ヶ月前ぐらいまでに受験すれば、安全にスコアを提出できるでしょう。ほとんどの学校で、出願前に受けられる最後の試験回が決まっているので、受験を検討している学校の公式サイトをチェックしてみてください。

Question-and-Answer Service とは

また、受験日を選ぶ際に、一部の試験日では「Question-and-Answer Service」という有料オプションが選べます。SATでは、試験問題の持ち出しは厳禁ですが、このサービスを使えば、試験結果を、当日解いた試験問題と一緒に返却してくれます。

なお、アメリカ・カナダで受験する場合は10月、3月、5月の試験日に、日本国内で受験する場合は、5月の試験日のみでこのサービスを使えます。もしオプションがあれば、復習のために良い教材になるので、サインアップしておきましょう。

SAT Practice Testで練習する

Practice Testとは文字通り、模擬試験のことです。事前に模擬試験で練習することには、いくつもの利点があります。

試験の時間感覚に慣れる

模擬試験を通して、試験の時間感覚に慣れることができます。長期的な試験対策ができない人でも、初めての受験までに少なくとも1、2回は模擬試験を受けておけば、驚くほど受験当日に落ち着いて試験に望むことができます。

模擬試験で練習するときは、一度で本試験一回分を終えるようにしましょう。それが難しければ、せめてセクションの途中で終えることは絶対にやめてください。試験に慣れるため、当日の流れをできる限り再現しましょう。中には、SATが始まる、朝の時間帯にまで合わせて模擬試験に臨む生徒もいます。

また、決まった時間内に解きれない場合でも、そこでペンを止め、次のセクションに進みましょう。繰り返しになりますが、模擬試験は当日の流れに慣れ、自分の実力を確認するために受けます。

自分の弱点を見える化する

また、模擬試験の結果を分析することで、自分の弱点を見える化できます。試験対策に掛けられる時間にかかわらず、その弱点を意識して試験、もしくは対策に望むだけでも、効率よくハイスコアが狙えます。

模擬試験を受けることこそが、時間をかけて試験対策をする時間がない人、長期的に対策をする予定の人、そのどちらにとってもハイスコアへの一番の近道です。

様々な種類のSATの教材があるので、自分のレベル・用途にあった教材を選んで、模擬試験に臨みましょう。

結果はしっかり振り返ろう

模擬試験を受けたら、受けっぱなしにしないようにしましょう。まず、問題を問いた記憶が新しいうちに、なるべく早く答え合わせをしましょう。時間内に終えられなかったセクションや、うまく行かなかった部分を認識し、当日の時間配分に役立てましょう。

また、時間に余裕があれば、できる限り多くの問題の「なぜ間違えたのか」を洗い出しましょう。教材によっては解説が分かりにくい時もありますが、ここで自分を追い込んだ分が、スコアの向上に直結します。特に、長期的に試験勉強をする余裕があるときは、この模擬試験と答え合わせの反復こそが何よりもの対策になります。

SAT試験での持ち物を確認する

試験日当日に困らないように、事前に必要な持ち物を確認し、準備しましょう。

試験会場では、筆記用具などが用意されていることがありますが、受験票と顔写真付きの身分証明書がないと、絶対にSATの受験はできません。また、受験票は、試験中も机の上に提示していないといけないので、印刷しておきましょう。

筆記用具に関しては、公式には、消しゴム付きの鉛筆のみ使用が認められています。中にはあまりこだわらない試験監督者もいますが、マークシート式の試験なので、シャープペンシルなどを使うと、むしろ時間がかかって効率が悪いです。当然、鉛筆以外の使用を認めない試験監督者も多くいるので、消しゴムつきの鉛筆をしっかり用意しておくことをおすすめします。

また、数学の試験は、計算機がないと受験ができません。受験会場で借りることはできないので、公式の基準に準拠した計算機を、しっかり充電して用意しましょう。

SAT試験であると便利なもの

絶対に必要なものに加え、腕時計は、持っていると非常に便利です。すべての受験会場に時計はありますが、席から遠くて見にくかったり、残り時間を確認しにくかったりすることが多いです。

特に、ストップウォッチ機能付きのデジタル表示の腕時計は、直感的に残り時間が分かり、オススメです。また、腕時計を持ち込む際は、くれぐれも操作音がでない設定にしましょう。試験中に音を出すと、その時点でカンニングとみなされ失格となってしまいます。

また、長い試験に空腹は大敵です。試験の休憩時間に食べられる栄養補給用のスナックや飲み物を持っておきましょう。

SAT試験当日のイメージトレーニングをする

少しおかしく感じるかもしれませんが、落ち着いて試験に臨むためには、当日朝の試験開始までの流れは、非常に重要です。試験会場までの交通手段、かかる時間などをしっかり把握しておき、当日の朝に手間どることがないようにしましょう。

また、SATとは本来、それぞれの生徒が本質的に持つ思考力を測るためのものです。ですから、一夜漬けなどの対策は意味がないのでやめましょう。前日からできる一番の準備は、試験形式の確認と、十分な睡眠時間をとることです。

更に、脳を活性化するために、朝ごはんは必ず食べるようにしましょう。

やるべきことをやりきったら、最後はリラックス!

上記の1~5までをすべて実行したら、すこし肩の力を抜いてリラックスしましょう。

上に書いたように、試験直前からスコアアップを狙う場合は、がむしゃらに練習問題を解くよりも、試験日に今ある実力をフルに発揮するための努力のほうが、効果的です。

また実際には、ほとんどのアメリカの大学は、Superscoreという、英・数、それぞれのセクションの自己ベストの点を合算したスコアの提出を求めます。もちろん一度で目標の点が取れたらそれに越したことはありません。

しかし、仮に初回で満足行く結果が出なくても、時間に余裕があれば、2度目、3度目のチャンスを通して、Superscoreを目標に近づけていけばいいのです。

特に英語が母語ではない場合、初めてのSATは思ったような結果が出ないことがほとんどです。ですから、試験前には、どんな結果が帰ってきても、まだスコアアップの余地があると、前向きに考える準備をしておきましょう。

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