College Boradのオンラインスコアレポートでは、スコア、素点、正答・誤答・無回答数、エッセイの成績通知を無料で確認することができます。試験結果をきちんと振り返って次の試験に活かすために、スコアレポートの見方と見るべき部分を紹介します。
試験結果はいつごろわかる?
SATは、受験から結果発表までに約2週間ほどかかります。登録しているメールアドレスに結果発表通知のメールが届いたら、College Boardの公式サイトにアクセスして、結果を確認しましょう。
とはいえ、SATのスコアレポートは後述の「QAS」という有料オプションに申し込まない限り、あまり便利なものではありません。また、QASを利用して「自分の苦手な分野・単元」を把握できたところで、一人で行う問題演習には限界があるという方もいらっしゃるのではないかと思います。
弊社TCK Workshopでは、指導経験豊富な講師陣が皆さまのSAT対策をより効率的にサポートします!試験結果を踏まえてどんな対策をするべきかなど、目標スコア達成のために必要な学習プランをご提案いたします。まずは無料学習相談から、是非お気軽にお問い合わせください!
スコアレポートにはどんな情報があるの?
スコアレポート画面を開くと、まず目に入るのが「全体スコア」「English Scores」「Math Scores」の3つです。
左下の黄色いボタン、「View Details」をクリックして下にスクロールすると、各テストの正答率を10~40のスケールで表示した「Test scores」と、各テストの問題をカテゴリに分け、そのカテゴリ別の正答率を1-15のスケールで示した「Subscores」を閲覧することができます。
各テストの「◯◯ Qustions」をクリックすると、各テストで間違えた問題の番号を確認することができますが、「間違えた問題がどんな問題だったのか」は、後述の「QAS (Question-and-Answer Service)」を申し込まない限り、確認できません。
問題も確認できる「QAS (Question-and-Answer Service)」
SATでは、試験問題の持ち出しは厳禁で、テスト終了後に自分が解いた問題で復習することができません。
しかし、テスト申込み時に「QAS (Question-and-Answer Service) 」(オプション:$18)を申し込んでいると、実際に間違えた問題を確認することができます。こちらのオプションに申し込みをしておくと、下記のように問題番号にリンクが添付され、試験結果から個別に問題をチェックすることができます。
有料のオプションにはなりますが、実際の過去問を見ながら「どんな問題で間違いやすいのか」を分析することができるのは試験対策を行ううえで非常に有意義です。1回1回のテストを無駄にしないように、また少しでも早く目標点に到達するために、SATを受ける際は是非こちらのオプションも申込んでおきましょう!
見るべきは「Subscores」
さて、SATのスコアレポートが返却された際、「どこを見るべきか」ですが、「Subscores」のレポートをしっかりとチェックするようにしましょう。
「Subscores」では、各テストを下記のカテゴリに分けて点数を表示してくれているので、自分の苦手分野の傾向を掴むことができます。このスコアを見ることで、間違いやすい問題の傾向を客観視することができますので、SAT受験後は、Subscoresを参考にしながら次回受験までの勉強の計画を立てていきましょう。
テスト | 求められる力 |
---|---|
Reading Test | Command of Evidence Words in Context |
Writing and Language Test | Expression of Ideas Standard English Conventions |
Math Test | Heart of Algebra Problem Solving and Data Analysis Passport to Advanced Math |
ただし、「Subscores」のレポートは「さっと確認する」のがベストです。
無料で見られるという意味ではありがたい機能なのですが、このカテゴリ分けにはかなり曖昧な部分も多く、あくまで参考程度にしかなりません。やはりQASを申し込み「どんな問題でどう間違えたのか」をきちんと分析するのが良いでしょう。
自分の苦手を明らかにするという意味では、見づらい公式のスコアレポートを時間をかけて分析するよりも、市販の教材を使って、今までの模擬試験の結果などを分析したほうが効率が良いでしょう。
市販の教材では、掲載されている模擬試験の問題をもっと詳細なカテゴリに分けてくれています。英文の解説が読めるのなら、McGraw-Hillの模擬試験集の、解説にあるカテゴリ分けが分かりやすくておすすめです。
自分の苦手が明らかになったら、模擬試験をひたすら行うサイクルに、対策が必要な分野に対応した、集中的な問題演習をはさみましょう。おすすめの教材についてまとめている記事もありますので、良ければ是非ご覧ください!
まとめ
Subscoreは、ざっくりと自分のスコアを分析するには便利である一方、しっかり苦手分野の対策をするにはQASを申し込まなければあまり有効に使えません。
SATは何回でも受験可能とはいうものの、受験料も高く、少ない回数で目標点に到達できるに越したことはありません。できる限りのことを実践していきながら、ベストスコアを目指して頑張りましょう!
- スコアレポートが開示されるは試験から約2週間後
- 無料で見られるのは「スコア」「正誤数・無回答数」「間違えた問題番号」「間違いやすい問題のカテゴリ」のみ
- 無料レポートで見るべき部分は「間違いやすい問題のカテゴリ」がわかる「Subscores」
- 間違えた問題を確認できる「QAS (Question-and-Answer Service)」を申し込もう
- さらに細かく苦手分野を分析するため、市販の模擬試験集を利用しよう
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