広尾学園9月編入試験の「面接」、どう準備する?
広尾学園は、帰国子女から高い人気を誇る学校のひとつです。
特にインターナショナルコースの**AG(アドバンストグループ)とSG(スタンダードグループ)**は、英語力や国際感覚を活かせるカリキュラムが整っており、編入試験でも多くの帰国生が挑戦します。
そんな中でも合否の大きなカギを握るのが「面接」です。
筆記試験の対策に時間を割く一方で、面接は「なんとなく準備」になってしまうご家庭もありますが、それでは本番で本来の魅力を十分に伝えられません。
この記事では、広尾学園9月編入試験の面接に特化して、
- よくある質問例
- 日本語・英語の模範回答例
- 差がつくアピール方法
- 本番直前のチェックリスト
を、わかりやすくご紹介します。
面接の特徴

- 使用言語:AGコースは日本語・英語両方、SGコースは日本語中心
- 所要時間:10分程度
- 質問内容:帰国子女入試でよく聞かれるスタンダードな質問が多い
- 評価ポイント:言語力だけでなく、自分の考えを自分らしい言葉で表現できるか
面接官は、あなたの語学力だけでなく「学校の学びにどう貢献できるか」「どんな価値観を持っているか」を見ています。
だからこそ、小さくても自分らしい経験や考え方を具体的に話せることが大切です。
よくある質問と模範回答例
Q1. 自己紹介をしてください。
日本語例
「私は小学3年生から5年間、アメリカの現地校に通っていました。現地ではディベート部に所属し、相手の意見を尊重しながら自分の考えを伝える力を身につけました。この経験を広尾学園でも活かし、クラスの議論やプロジェクトで積極的に貢献したいと思っています。」
英語例
“I attended a local school in the United States for five years from Grade 3. Being part of the debate club taught me how to respect different opinions while expressing my own clearly. I hope to contribute these skills to class discussions and group projects at Hiroo Gakuen.”
Q2. なぜ広尾学園を志望しましたか?
日本語例
「AGコースの充実した英語教育と、理系進学にも強いカリキュラムに魅力を感じました。将来は国際的な医療分野で活躍したいと考えており、広尾学園の学びがその基盤になると確信しています。」
英語例
“I am attracted to the AG course’s strong English program and its rigorous curriculum in science. My goal is to work in the global medical field, and I believe the education at Hiroo Gakuen will provide a solid foundation for that.”
Q3. 帰国して一番大変だったことは?
日本語例
「日本の学校の宿題の出し方や授業のスピードに慣れることが大変でしたが、毎日スケジュールを立てて行動することで少しずつ適応できました。」
英語例
“Adapting to the pace and structure of assignments in Japanese schools was challenging, but I overcame this by creating a daily schedule and sticking to it.”
Q4. 将来の夢は何ですか?
日本語例
「多文化のチームで研究を行う科学者になりたいです。海外での生活経験を活かして、異なるバックグラウンドを持つ人と協力できる力を伸ばしたいと思っています。」
英語例
“My dream is to become a scientist working in a multicultural team. I want to use my international background to collaborate effectively with people from diverse cultures.”
差がつくアピール方法

- エピソードは具体的に
「海外で友達を作った」よりも「休み時間に○○をして友達を増やした」など具体的なシーンを話す。 - 日本語と英語の切り替えに慣れる
急に言語を変えられても落ち着いて答えられるよう、練習段階から両言語でリハーサル。 - 学校の特色と自分をつなげる
志望理由は「学校の良さ」だけでなく、「自分の経験や将来」との接点を語ると説得力UP。
本番直前チェックリスト
- □ 日本語・英語それぞれ3分程度の自己紹介を準備した
- □ 志望理由を学校の特色と絡めて話せる
- □ 海外経験と日本での生活経験、両方のエピソードを用意
- □ 笑顔・アイコンタクト・姿勢を意識して練習
- □ 想定外の質問にも「考える時間」を取りながら答える練習
まとめ
広尾学園の9月帰国編入試験における面接は、あなたの人柄と学校との相性を見極める場です。
派手な経歴がなくても、自分らしい経験や考えを具体的に伝えることで十分に評価されます。
面接は「一方的に答える時間」ではなく、「学校と自分の未来をつなぐ対話」と捉えて臨みましょう。

