はじめに

早慶上智など難関私立大学を目指す帰国子女にとって、SATで1400点以上を取得することは合格への大きなアドバンテージとなります。しかし、多くの受験生が「何から始めればよいのか分からない」「英語は得意でもSAT Englishでは点が取れない」「Mathは解けるはずなのに点数が安定しない」などの悩みを抱えています。

本記事では、TCK WorkshopのWebinarで紹介された戦略をもとに、SAT MathとEnglishで1400点を突破するための具体的な勉強法とスケジューリングのコツを徹底解説します。


SATとは?1400点の壁を知る

SATの構成とスコア配分

SATは英語(Reading/Writing)とMathの2セクションに分かれ、それぞれ800点、合計1600点満点の試験です。Digital SATでは、各セクションが2つのモジュールに分かれており、1つ目のモジュールの出来によって2つ目の難易度が変動する”adaptive”形式を採用しています。

  • モジュール1でのミスが少ないと、モジュール2は難化
  • モジュール1でのミスが多いと、モジュール2は易化(=スコア上限が低くなる)

Point:1400点を目指すならモジュール1で絶対に失敗できない!

1400点とはどれくらいのレベルか

SATで1400点を取得することは、早慶上智などの難関私立大学の帰国生入試において非常に大きな意味を持ちます。たとえば、早稲田大学国際教養学部(SILS)や上智大学国際教養学部(FLA)では、SATの提出が任意であるにもかかわらず、出願者の多くが1400点以上を提出しており、高スコアは出願時における学力証明として強力なアピール材料となります。

  • 上智大学FLA:SAT提出者の平均スコアは1400点超(非公式な合格体験記・受験報告多数)
  • 早稲田大学SILS:SATスコア提出で書類評価の説得力が増し、奨学金の選考にも影響する可能性あり

また、SAT高得点は大学進学後の英語授業についていく基礎学力の証明にもなります。これにより、接やエッセイでの評価が相対的に有利になるというケースも少なくありません。

たとえば、

  • Math:2問ミス → 790点
  • English:4問ミス → 720点 → 合計1510点

1400点を目指す場合、MathとEnglishをどのように配分するかも重要です。英語が得意ならEnglishで720、Mathで680でもOK。逆にMathに自信があれば、Englishを640、Mathを760という組み合わせでも可能です。

これからSAT対策を始める方はこちら: SAT対策|SAT対策ロードマップ|0から始めて1400点超を狙う方法


1400点突破のための勉強スケジュールの立て方

テスト日程と逆算スケジューリング

SATは年7回実施されています。特に受験に必要なスコア提出期限に間に合わせるには、受験日を逆算しての学習計画が不可欠です。

  • 1回のスコアで決めず、2〜3回の受験を前提にする
  • 最初の受験での目標点数を設定し、段階的にステップアップする

実際のスケジュールについて詳しく知りたい方はこちら: SAT対策|SATの勉強スケジュール|3ヶ月・6ヶ月・1年のモデルプラン


【Math編】SAT Mathで高得点を狙う戦略

出題傾向:70%以上はAlgebra

実はSAT Mathの7割以上はAlgebraの範囲から出題されます。

  • Algebra 1, 2の基本を徹底
  • 特にLinear Equation(一次方程式)は最重要

Mathの頻出問題は?: 3ヶ月で得点圏外が得意分野に!SAT数学頻出単元完全攻略ガイド

パターン学習と解法メソッドの徹底

  • 出題パターンを分類して学ぶ(関数、方程式、割合、確率など)
  • 同じパターンで複数回繰り返し演習し、自動化する

計算ミスとケアレス対策

  • 1問のミスが10〜30点のスコア差に直結
  • ダブルチェックの時間(10分以上)を残すことがカギ

SAT模試の効果的な活用方法はこちら: SAT模試を受けても点数が上がらない…なぜ?効果的な復習法で変わる結果


【English編】SAT Englishで得点を伸ばす方法

文法は「感覚」ではなく「ルール」で解く

SAT Englishでは、句読点(punctuation)・主語と動詞の一致(subject-verb agreement)などが高頻出。

  • パターンを把握して「これはこのルール」と即答できるようにする
  • 文法問題は40%以上が「句読点」のパターン

SAT Englishの得点を伸ばすコツはこちら: SAT対策|「SAT Writingが苦手…ノンネイティブが得点を伸ばす3つのコツ」

Reading対策は語彙とパターン理解が鍵

リーディングでは以下の6パターンを意識する:

  • メインアイデア
  • 文脈語彙
  • 機能理解(Function)
  • 要約問題(Summary)
  • グラフ/表の読み取り
  • 空欄補充(Text completion)

よくある誤解と落とし穴

  • SAT Englishは「英語が話せる=できる」ではない
  • 「電卓を使えば点が取れる」は誤解:上位層はむしろ電卓依存が少ない
  • 文法や読解パターンの「型」を知らないまま演習だけしても伸びない

SAT Englishの得点を伸ばすためのツールについてはこちら: SAT Englishが伸び悩む人必見!帰国生が結果を出した無料ツールとは?【6選】


1400点突破のためのTCK Workshop活用法

TCK Workshopでは、SAT Math/Englishの出題パターンと解法メソッドに特化した短期集中講座を提供しています。

  • 問題を「解く」のではなく「見抜く」力を養う
  • 一人では見つけにくいミスの原因をプロが可視化
  • 自学習を加速させるメソッドを1ヶ月で習得

SATに向けた特別講座をご検討の方は、お気軽に無料教育相談をご利用ください。

学校別対策に最適!TCKの特別講座
各種特別講座はこちら
ビデオ講座、模試、夏期講習etc

まとめ:1400点突破は「戦略」と「反復」で決まる

SATで1400点を突破するには、才能ではなく「戦略」と「反復学習」がカギです。

  • 自分の得意・不得意に応じた点数配分を考える
  • 出題パターンを知り、パターン別に対策を行う
  • 勉強開始時期から逆算してスケジュールを立てる

今の実力や残された時間に合わせて、最適な方法で対策を始めてください。

どんなことでもOK!まずはお悩みをお聞かせください。
無料学習相談はこちら
経験豊富な学習相談員が対応!