指導を通して感じた想いやお役立ち情報を皆様にお届け致します。
バイリンガル教育を実践しようとマレーシアへ移住した2児の母です。マレーシアで英国式インターナショナルスクールへ子供を通わせながら、バイリンガル教育に関連する記事をお届けしています。
かえつ有明中学は、東京都江東区に位置する中高一貫校です。2013年からは中学校では男女別学教育が行われていましたが、2020年度入学生より男女共学化になります!国際生と呼ばれる帰国子女が全生徒の20%(300名程度)在籍し、国際生教育に大変力を入れている学校です。
学校名 | かえつ有明中学・高校 |
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住所 | 東京都江東区東雲2-16-1 |
TEL | 03-5564-2111(代表) 入試相談窓口専用フリーアクセス・ひかりワイド 0120-881-512 |
HP | https://www.ariake.kaetsu.ac.jp |
学生数 | 中学校:562名 高等部:560名 |
かえつ有明では国際生を多く受け入れていますが、国際生学級はなく、みんな普通学級に属し、学校生活を共にします。これは、>国際生の存在が普通であることを意識させる環境作りが学校全体で行われている背景があります。
しかし、国際生が海外で受けた教育を眠らせないために、充実した「国際生プログラム」が設けられている点がかえつ有明の大きな特徴です!
9名のネイティブ教師と自身も帰国生としての経験をもつ日本人教師が、国際生をサポートしてくれます。
国際生は入試の段階から、Honorsクラスと Advancedクラスへ分けられます。それぞれのレベルに合わせた国際生英語プログラムが用意されており、海外生活で身につけてきた学習スタイルを活かしつつ学ぶことができます。
現地校やインターナショナルスクールに通っていた学生にとって心配なのが、日本語での学習をしてこなかった教科ですよね!
かえつ有明中学・高校は日本の中・高での各科目を弱点に感じている生徒へ向けて、国語・数学・理科・社会の4教科をサポートする体制が整っています!
一週間に5回の授業を放課後に2時間程度実施されています。海外での塾講師経験のある教師らを中心に、大学生チューターらが指導してくれます。長期休暇中の補習授業と合わせて、国際生の弱点になりがちな科目の学習を補うことができます。
国際生が日本の学校生活に望む、英語力の維持向上と、日本教科のサポートの両方が学校のプログラムに含まれているのはとっても魅力的ですね!
中学から高校までLanguage ArtsとPhilosophyを週6時間ネイティブ教師が担当。どちらも英語ネイティブの教師による、英語オンリーの授業です。
中学校1年生〜2年生:Honors Classの内容に準じて、週3時間ネイティブ教師の授業、週3時間の日本人教師によるGrammarの授業があります。Honorsクラスよりも少し易しいレベルで実施されます。
中学3年生〜高校1年生:レベル別にHonors2, Advamcedの2クラスに別れ週6時間の授業が実施されます。
高校2年生〜3年生:CEFR B2クラスとなり、Reading/ListeningとSpeaking/Whritingの授業が週6時間実施されます。
※Advancedクラスの学生は、進級時にHonorsクラスへ移るチャンスもあります。
希望する生徒はTOEFLもしくは SATの対策補講を放課後に追加受講することができます!
それでは、かえつ有明中学 国際生入試の詳しい受験情報について、見ていきましょう!
下記の条件を全て満たしている必要があります。個々の様々なケースに対応しているので、是非詳細は学校へお問い合わせください。
募集定員は、男女合わせて、国際生入試全体で40名となっています。
基本条件 | 1年以上海外に滞在し、帰国後3年以内の者 ※海外の日本人学校へ通学していた者も対象 |
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3つの選考のいずれかで国際生受験が可能です。英語レベルにより、入学後の英語授業のクラス別けが変わります。
筆記試験と面接が同日に行われます。
日本語での面接について、受験生に対しては、海外生活の感想や学校生活についての質問が多く、保護者に対してはご家庭での教育方針や実際のエピソードなどの質問がなされます。
英語面接に関しては、選考方法によって異なります。Honors選考は中高共通で、Group Discussionとなり、与えられたテーマに関して英語で議論している様子を見て評価されます。
Advanced選考では、受験生同士でペアとなり、英会話を行ってもらう形式のようです。ただし編転入試験では、グループ面接となり、英語での質疑応答となります。
11月24日(日) | 11月24日(日) | 12月8日(日) | 2月2日(日) | |
選考 方式 | Regular選考 | Advanced選考 | Honors選考 | Honors Advanced 選考 |
英語 レベル | - | 英検2~準2級に準じた難易度 | 英検準1級に準じた難易度 | 英検準1・2級に準じた難易度 |
試験 科目 | 国語・算数 (各50分) 面接(保護者同伴) | 英語筆記(30分) 英語作文(20分) 英語面接 (受験生のみ) 日本語作文(40分) 日本語面接(保護者同伴) | 英語筆記(50分) 英語作文(50分) 英語面接(受験生のみ:Group Discussion) 日本語作文(40分) 日本語面接(保護者同伴) |
2020年度の国際生入試は、定員40名の枠に対し、受験者数570名、うち401名が合格でした。Advanced選考またはHonors選考での受験者がほとんどを占めています。
Advanced選考 | Regular選考 | Honors選考 | 国際生合計 | |
出願者数 | 308 | 79 | 281 | 668 |
受験者数 | 296 | 70 | 204 | 570 |
合格者数 | 241 | 30 | 130 | 401 |
それでは、かえつ有明高校 国際生入試の詳しい受験情報について、見ていきましょう!
高校の受験資格に関しては、中学の国際生入試とほとんど変わりません。個々の様々なケースに対応しているので、是非詳細は学校へお問い合わせください。
募集定員は、男女合わせて、国際生入試全体で10名となっています。
基本条件 | ・1年以上海外に滞在し、帰国後3年以内の者 ・教わる人ではなく自ら学ぶ人 ※海外の日本人学校へ通学していた者も対象 ※東京私立中学高等学校協会の基準に準ずる |
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3つの選考のいずれかで国際生受験が可能です。英語レベルにより、入学後の英語授業のクラス別けが変わります。
こちらも中学と同じく、筆記試験と面接が同日に行われます。
日本語での面接について、中学校と同じで、受験生に対しては、海外生活の感想や学校生活についての質問が多く、保護者に対してはご家庭での教育方針や実際のエピソードなどの質問がなされます。
11月24日(日) | 12月8日(日) | |
選考方式 | Regular選考 | Honors選考 |
英語試験レベル | - | 英検準1級に準じた難易度 |
試験科目 | 国語(50分) 算数(50分) 面接(保護者同伴) | 英語筆記(50分) 英語作文(50分) 英語面接(受験生のみ:Group Discussion) 日本語作文(40分) 日本語面接(保護者同伴) |
Honors選考 | Regular選考 | |
出願者数 | 17 | 13 |
受験者数 | 15 | 13 |
合格者数 | 8 | 7 |
お子様が実際に通われるとなった場合、気にあるのはどんな学校生活を送っているのか、というところだと思います。詳しくご紹介していきます。
先に記した通り、国際生には手厚い英語力維持向上の学びの機会があります。これらは単に英語学習の時間を確保しているのではなく、世界の人を協業していくための「英語で語りたい気持ち」をかき立てるプログラムになっています。
大学入試の変化へ対応していく中で、英検だけでなく、GTECやケンブリッジ英語検定、TOEFL iBTなどの外部試験のスコア取得へも対応しています。
AdvancedやHornorsクラスの他に、高校3年生1学期までにGTEC1190以上またはケンブリッジ英語検定ケンブリッジ英語検定FCE取得を目指すB2クラスコースが新設されています。
Honorsクラスの生徒を除く2018年度高校2年生はの60%以上は、下記のGTECスコアのレベル4以上であることがわかります。かえつ有明でのグローバル教育が、生徒の視野を広げるための貴重な学び担っていることが伺えます。
かえつ有明では2つの期間の留学プログラムがあります。※どちらも留学期間中は授業料が半額免除となります。
国際交流プログラムは、イギリスとフランスへの高校卒業旅行(高校2年生時)の他に、中学生対象の国内でのオールイングリッシュキャンプ、パラオでの無人島体験キャンプ、イギリスでの二週間ホームステイ英語研修などが用意されています。
セメスター留学 | 中学3年生以降に選択できる、1学期間(最大6ヶ月間)の留学。 提携校はアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスなど |
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アカデミックイヤー留学 | 高校1年生以降に選択できる、1年間の留学です。高校1年生の夏〜高校2年生の夏までの期間が一番人気です。帰国時にはかえつ有明高校の進級した学年に戻ることが可能です。提携校はアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなど |
出願資格にも明記されている「自ら学ぶ人」として成長していくためのプログラムが、かえつ有明高校の大きな特徴の一つです!
従来より取り入れられてきたアクティブラーニングを、21世紀型学習スタイルとして全ての教科・学習活動で実践されています。
学び方を学ぶ・自分軸を確立する・共に生きるの3つを、かえつ有明での学生生活で身につけるコアとされています。「学ぶことが楽しい」と学生が思うための工夫がカリキュラムの中に施されています。
お弁当持参の学生が多いですが、校内コンビニでは豊富なフードメニューがあり、学生はカフェテリアでランチをとります。
スクールバスはなく、最寄りの駅(東雲駅)から徒歩もしくは豊洲駅から都営バスを利用しての通学になります。
両親共に海外赴任などの場合は、学校指定の寮での生活が可能です。また、両親の海外赴任に伴い学生が退学する場合には、高校3年生年生の9月までならば帰国後に編入することが可能です。
かえつ有明の国際生の進学実績は以下のようになっています。2015,16,17,19年と東京大学への合格者がいます。また近年は海外大学への進学も増えてきています!
かえつ有明では、国内の難関大学も海外の難関大学も双方の受験に対応しています。更に1人で国内外の両方の受験をする「国際併願」もサポートしています。学生の様々な可能性のために、国際生担当の教師陣が支えてくれるので心強いですね。
国際生入試の英語試験は、中学では英検2級〜準1級、高校では英検準1級程度の難易度です。また英語面接もペアでの会話形式もしくはグループディスカッションなど、個人の思考をしっかりと英語で表現したりコミュニケーションできる力が必要になります。選考の結果は、入学後の英語クラスレベル分けの判断にもなるため、自身のレベルに応じてどの選考で受験するかを決めることをお勧めします。
入試前には英語エッセイ、グループディスカッションなどの準備も念入りにしておくと安心でしょう。
かえつ有明のポイントをおさらいすると、
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