指導を通して感じた想いやお役立ち情報を皆様にお届け致します。
バイリンガル教育を実践しようとマレーシアへ移住した2児の母です。マレーシアで英国式インターナショナルスクールへ子供を通わせながら、バイリンガル教育に関連する記事をお届けしています。
三田国際学園高等学校は、東京都世田谷区用賀に位置する、共学の中高一貫校です。2015年に戸板中学校・女子高等学校から改称して共学校になりました。
2021年度入学は、国際生入試のみ募集があります。推薦入試・一般入試の募集はありません。国際生入試で入学すると、中学からの内部進学生と混合クラスで学びます。高校には、
の4クラスがあますが、帰国生は国際生受験にて、インターナショナルコースアドバンス(ICA)への入学となります。では三田国際学園高等学校学をご紹介します。
学校名 | 三田国際学園高等学校 |
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住所 | 東京都世田谷区用賀2-16-1 |
TEL | 03-3707-5676 |
HP | https://kumon.ac.jp/k-gakuen/kokusai/index.php |
対象 | 中学1年生〜高校3年生 |
カリキュラム | 3学期制・土曜授業あり |
国際生受験では、海外在住期間が1年以上、帰国後3年以内であることが条件です。海外在住時に就学していた学校の種類は問われません。ですので、現地校・インター・日本人学校のいずれの学校からでも受験が可能です。筆記試験は英語のみ、本人面接(日・英)があります。
基本条件 | ①3月中学校卒業見込みの者または同等以上の学力がある者で、以下に該当する者。 ②原則、保護者の転勤等に伴い、海外に継続して1年以上在住し、帰国後3年以内の者。 |
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募集定員 | 若干名 |
2021年度国際生入試は、インターナショナルコース アドバンスト(ICA)のみ募集があります。
ICA | |
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試験科目 | ・英語(英語による出題、リスニングを含む) 60分/100点 ・面接(英語ネイティブインタビューと日本語) 本人のみ 10分程度 |
三田国際学園高等学校に117年受け継がれる教育理念である「知好楽」は、孔子の教えに由来します。
『人生に於ける全てのことは知ることから始め、それを好きになり、最後に楽しむ境地に至ったときこそ、初めて自分のものになり、豊かなものになる』
未知と出会い、探究心を育て、学ぶ楽しさのその先へ学生たちをいざないます。英語、サイエンスリテラシー、ICT、問題解決力、情報共有力などを身につけ、グローバル社会に活躍する人材を育てます。
高校ではインターナショナルコースは二つに分かれ、積極的な海外大学進学をサポートする体制が整っています。視野に主要教科を指導し、受験サポートをを英語で学ぶ「アドバンスド」のいずれかで学びます。
おおらかな学風の新しい学校で、帰国生や日本以外にルーツを持つ学生らが多く在籍しています。三田国際学園高等学校の受験情報と学校の特徴をご紹介します。
高校では、本科クラス、インターナショナルコーススタンダード(ICS)、インターナショナルコースアドバンスト(ICS)、メディカルサイエンステクノロジーコース(MSTC)の4コースへ分かれます。
スタンダードでは、使える英語を身につけ世界へつながることを目標とし、文系の国公立・難関私立大学もしくは英語で学ぶ国際教養系の大学への進学を目指します。英語ネイティブスピーカーの教員が副担任となり、日常的に英語を使うことで、英語で考える・英語で伝えるトレーニングを習慣つけます。ディスカッションやプレゼンテーションを英語で行える力をみにつけていきます。
三田国際学園に在籍しながら、短期・長期の留学プログラムに参加することもできます。長期留学はホームステイをし、現地の高水準の学校に留学します。留学前学習、留学中のフィールフドワークやボランティア活動など多くの体験ができるようサポート体制が整えられています。留学終了時には、三田国際学園の2年生に進級することができます。
短期留学は、英語力UPや現地学生との交流を目的に約2週間のホームステイが行われます。アメリカのカリフォルニア大学にて、座学やワークショップを行います。また現地の学生や活躍する日本人の方と交流し、将来のキャリアについて考え、最後には自身の夢を英語でプレゼンテーションをします。
英語・数学・理科・社会はAll Englishの授業となります。学生の高い英語力をさらに伸ばし、海外大学への進学を目指しSATやTOEFLの受験対策なども行います。ボランティア活動などの課外活動も盛んに行われ、きめ細かい進路指導がおこなわれます。2019年度の海外大学進学実績についての情報は発表されていないようですが、これからに期待したいですね。
履修内容は、文部科学省の指導要領に沿った沿ったカリキュラムで行われるため、修了時には日本の大学受験の資格も得ることができます。
三田国際は理科好きを育てるサイエンスラボの施設があります。サイエンスラボは大学の研究室レベルの施設が整っており、ICTを活用しての実験やデータ分析や考察、プレゼンテーションが行われます。理科を通して、身近な問題から世界規模の問題まで幅広く理解を深め、興味・関心をうみ、さらに知的好奇心を深めていく学びが期待できます。
基礎学力の定着を大切にし、発展的な学習につなげるために、三田国際では毎日0時間目に朝学習を行います。英語・数学の2教科をタブレットを用いて繰り返し学習をします。日常的にオンライン学習をクラスで行う学校は、日本では補習講座、夏季・冬季講習でも苦手の克服や得意科目の発展学習などをサポートします。高2からはは受験対策補講、高3では夏に学習合宿も実施されます。
高1ではエンパワーメントプログラムとして、海外大学からの学生を招き英語でのグループディスカッションやアクティビティを実施します。リーダーシップや社会貢献などテーマに意見交換をし、プレゼンテーションスキルを養います。
高2では海外研修として、シンガポールで行われるアジア最大の中高生研究発表イベント「Global Link Singapore」に参加します。学生が個人の研究成果をポスターセッション形式で発表する機会があります。
高2のハワイ海外研修では、政治経済・自然環境・テクノロジーなどの分野を学びフィールドワークに取り組みます。現地の学生とのコラボレーションを通し、共通の課題解決を目指し学びます。
どの研修も、社会問題や自身を取り巻く環境について学び、英語を用いて留学生との交流を通して自身の役割を見つけていくような学びの深いプログラムになっていますね。
お昼はカフェテリアを利用し、定食やカレー、丼などのメニューを食べられます。
通学は最寄りの用賀駅から徒歩10分。商店街を通り閑静な住宅街の中に学校は位置しています。正門には桜並木があり、春には桜のアーチが学生たちを出迎えます。
キャリア教育・進路指導は、生徒自身で「自ら進む道を選択する」ようにデザインされています。将来について考える進路支援プログラムは、成績・学力テスト・検定・日常の生活・将来の希望を記録した「進路カルテ」を用いて、学びたい学問を見つけそのための進路を目指すサポートをします。
高校2年生の秋からは、進路目標に向けて各大学入試の方法に合わせた指導や対策が行われます。
2015年に学校名称を三田国際学園中学校・高等学校へ変更しているため、第1期生の卒業生の進学実績はまだ出ていません。2019年度卒業生の進学は、国公立では横浜国立大学、山梨大学、私立では早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、明治大学、青山学院大学などへの合格者がいます。海外大学への進学者の実績については、今後の情報に注目したいですね。
国際生入試に関して、英語レベルは英検2級から準1級程度を取得していると良いでしょう。英語試験を選択する場合には、Listening, Reading & Writingとバランス良く問題を解いていくことが重要ですね。
英語力だけでなく、海外生活においてどんな経験をしてきたのか、自分の経験からの考えをしっかりと表現できることが大切になります。帰国生としての経験から学んだことなどを、自分なりの視点で英語で語れるように準備しておくと、面接対策にもつながるでしょう。
三田国際学園高等学校のポイントをおさらいすると、
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