はじめに

1954年、すなわち67年前から帰国生を受け入れている桐朋女子中学校・高等学校は、帰国生が「あるがままの自分」でいられる女子校です。

現時点の2021年は帰国生が94名在籍しており、帰国生教育に力を入れています。

帰国生受け入れ校として歴史が長い桐朋女子高校がどのようにして帰国生教育を行なっているのか、みてみましょう。

今回は桐朋女子高校の

  1. Dual Language Program
  2. 大学合格実績
  3. 入試情報

について紹介していきたいと思います!

Dual Language Program

2014年から導入されたDual Language Program (DLP)は、英語と日本語を用いてグローバル時代に求められる「ロジック」と「発信力」を身につける教育を行なっています。

  1. ことばの力の育成
  2. 世界を読み解く力の育成
  3. 高度な英語発信の実践

この3つを柱としているDLPはどのようなものか見てみましょう!

ことばの力の育成

ことばの力の育成は「論理エンジン」と「言語技術教育」を通して言葉を意識的に使い、扱うトレーニングをしています。

「論理エンジン」とは、中学国語で行われるので、軽くしか説明しませんが、日本語の論理的な使い方を学習し、文章の要点を読み取る訓練をします。

「言語技術教育」とは英語でLanguage Artsと言い、

  1. 対話
  2. 物語
  3. 説明
  4. 論証
  5. 分析

の5つを訓練するものです。初めに日本語で行われ、徐々に英語に切り替える形です。

文章や物語の構造、どのように読み取るのかなどを日本語と英語どちらでも身につくのは魅力的ですね!

世界を読み解く力の育成

こちらは高校2年生から行われるものであり、発信する力を育成します。

人文科学系や社会科学系、現代社会の課題や事象などをディスカッションやディベートを通して学習します。日本語授業では問題把握や自分の意見をまとめ、英語授業では外国人からの視点などを考えてエッセイライティングを行います。

英語での授業が行われることによって、英語力が上がるだけではなく、時事問題について知ることができ、異文化理解に繋がる学びをしています。

高度な英語発信の実践

最後の柱、「英語発信の実践」は

  1. 外国語会話教室
  2. 異文化サマーキャンプ
  3. ニュージーランド・ターム留学
  4. オーストラリア・シンガポール研修

の4つの要素でできています。

外国語会話教室

外国語会話教室とは、放課後行われるプログラムです。英会話教室はネイティブの教員と英会話を通して、英語の4技能を効果的に伸ばすものです。

また、英検2次試験の面接対策として取り組むこともできます。特徴として、英語に加え、帰国生を対象としたフランス語会話教室、ドイツ語会話教室もあります!

桐朋女子高校はフランス語やドイツ語を使って受験することができるので、入学後もこのような外国語会話教室があると良いですよね!

異文化サマーキャンプ

異文化サマーキャンプは、夏休みに行われる宿泊型集中講座であり、留学生などと交流しながらプレゼンテーションスキルを身につけるキャンプです。

冬季での通学型プログラムもあり、スピーキングやリスニングスキルを向上させたい方は参加できます。

ニュージーランド・ターム留学

ニュージーランド・ターム留学は名前の通り、ニュージーランドに1学期留学するプログラムです。

希望者が参加でき、現地の高校生と一緒に学ぶことができます。ターム留学は短い期間なので、留学はしたいが、長い期間家を離れるのが不安な方にはぴったりですね!

オーストラリア・シンガポール研修

最後に、オーストラリア・シンガポール研修では、ホームステイをし、現地の授業を体験します。 また、研修の後半にはシンガポールにも訪問し、様々な文化と触れることができる研修となっています。

他に、桐朋女子高校の特徴としては、帰国生などを対象とした英語特別授業もあり、英語圏の教材を使ってネイティブ教員から英語を学ぶことができます。帰国生にとってこのような英語教育はとても大事ですよね!

また、「リソ講座」というものもあり、海外で十分に学ぶことができなかった「国語」と「数学」の補習授業もあります。帰国後、不安なことが多いと思いますが、このような対策が行われていると、安心できますよね!

大学進学実績

次に、桐朋女子高校の大学合格実績をみてみましょう。2021年度の結果です。

2021年

国公立大学6名(現役5名)
早慶上理ICU16名(現役14名)
GMARCH54名(現役40名)

上記の他に、医科大学や歯科大学に合格している生徒もいます!2020年の実績を見ると、海外大学としてMasaryk Universityに合格している生徒もいました。

合格実績が気になる方はこちらからご覧ください。 

入試情報

最後に、桐朋女子高校の入試です。入試の種類は計5種類あります。

  1. 一般入試
  2. 一般推薦入試
  3. 帰国生入試
  4. 帰国推薦入試
  5. 転・編入試

あるので、今回は帰国生入試のみ紹介します。

詳しくはホームページの募集要項を見てみてください!

帰国生入試はA選考とB選考あり、試験科目が違います。

帰国生入試A選考

資格:海外在住1年以上、(2021年入試の場合) 2020年2月20日以降帰国

試験科目

試験科目外国語による作文 [英・仏・独] (45分)
面接 (日本語20分)

A選考は「外国語による作文型」の入試となっています。長さはB4判罫紙1枚程度です。

英語だけではなく、フランス語、ドイツ語を選択して受験できるのが特徴的ですね。多くの学校の帰国生入試では英語のみの試験となっていますが、英語圏ではない海外で育った方なども配慮しているのはとても素敵な学校だと思います!

面接は少し長く、20分となっており、受験生のみの日本語面接です。「学習について」そして「生活について」面接では問われます。

帰国生入試B選考

資格:海外在住1年以上、(2021年入試の場合) 2020年2月20日以降帰国

試験科目

試験科目英語 (50分)
国語 (50分)
数学 (50分)
面接 (日本語20分)

B選考は「筆記試験型」であり、英・国・数が50分ずつたっぷりと出題されます。

海外生活が長く、英語が得意な方は国語と数学の受験対策をしっかりとする必要がありそうですね。面接はA選考と同じく、受験生のみの日本語20分間です。

転・編入試もA選考とB選考に分かれており、通常の帰国生入試とほとんど同じ試験科目となっています。A選考は外国語による作文型、B選考は筆記試験ですが、筆記の科目が少し違うので、気になる方は募集要項をご確認ください!

まとめ

桐朋女子高校のDual Language Programいかがだったでしょうか?

帰国後、英語も日本語も向上させながら、ロジックと発信力を身につけ、異文化理解などもできるプログラムとなっています。

入試での特徴としては、フランス語、ドイツ語、英語を使って作文型の受験をできること、そしてB選考では、英語以外にも数学と国語があるという点ですね。

また、入試の資格として、帰国後あまり時間が経ってない方を募集しているのがわかります。そのため、海外に住んでいながら受験対策を始める方も多いでしょう。そのような方には、国内外問わず受験対策ができるオンラインの個別指導が向いています。