東京都板橋区にある男子進学校の城北中学校が、2027年度入試より「帰国生選抜」を新たに実施することを発表しました。従来の4教科選抜に加えて1月上旬に帰国生選抜が導入されることで、海外で学ぶ生徒にとって志望校の選択肢が大きく広がることになります。これまでも高い進学実績と充実した人間形成教育で定評のあった同校が帰国生を受け入れる方針を示したことは、帰国生中学受験の大きなニュースと言えます。

相吉先生

講師:相吉晃太朗

TCK Workshop プレミアム講師。横浜国立大学教育人間科学部卒業、University of Otago(NZ)への交換留学を経て、東京大学大学院総合文化研究科に2年在籍。 小学校および中高英語の教員免許を持つ「教育のプロフェッショナル」。教育学に基づいた科学的なアプローチで、AP Japanese日英小論文難関校受験対策まで、アカデミックな指導を専門とする。

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    TCK Workshopの無料学習相談では、城北中学校をはじめとする難関中学の帰国生入試に向けた最適な学習スケジュールや科目別の対策法を個別にご提案しています。海外在住中の学習環境や帰国時期に合わせた具体的な受験戦略をお伝えしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

    城北中学校が2027年度入試で「帰国生選抜」を導入する背景

    相吉先生

    城北中学校の帰国生選抜新設は、海外で多様な経験を積んできたお子さんにとって大きなチャンスとなります。早い時期から試験科目の特徴を把握し、海外にいる間から計画的に準備を進めることが成功の鍵となります。

    城北中学校・高等学校は、人間形成と大学進学を二つの大きな教育目標として掲げている伝統ある男子校です。近年、大学入試のあり方が多様化し、社会で求められる力も変化する中で、同校では単なる知識や技能の修得にとどまらない深い学びの実現を目指しています。今回の入試制度見直しは、多様なバックグラウンドを持つ生徒を集めることで、学校全体の学習環境をより活性化させたいという強い思いから決定されました。

    海外での生活や異文化での学習経験を持つ帰国生が校内に加わることは、在校生にとっても非常に良い刺激となります。異なる視点や文化的な経験を持つ生徒同士が切磋琢磨し合うことで、互いの視野が広がり、自ら課題を発見して解決する力が育まれます。将来世界を支え、リーダーシップを発揮できる人材の育成を目指す同校にとって、帰国生選抜の新設は非常に大きな意味を持っています。

    従来からの4教科選抜を学習の大きな柱としつつも、帰国生選抜や算数選抜といった新しいアプローチで生徒を受け入れる体制が整うことで、より多角的な魅力を持った学校コミュニティが形成されることが期待されています。

    2027年度 城北中学校 中学入試の全体像と変更点

    相吉先生

    帰国生選抜は1月5日という非常に早い日程で実施されます。合格発表も即日行われるため、1月前半で確実に合格を確保した上で、2月一般入試や他校の受験に臨むといった柔軟な受験戦略を立てることも可能になります。

    2027年度入試からは、従来の2回の4教科選抜に加えて、1月に「帰国生選抜」、2月1日の午後に「算数選抜」が新設されます。各入試区分の詳細な条件や日程については、以下の表にまとめた通りです。

    入試区分ごとの概要一覧表

    入試区分帰国生選抜第1回 4教科選抜算数選抜第2回 4教科選抜
    入試日2027年1月5日(火)2027年2月1日(月)午前2027年2月1日(月)午後2027年2月2日(火)
    募集人数約20名約100名約30名約130名
    集合時間8:20集合8:20集合15:20集合8:20集合
    出願期間2026年12月1日(火) 9:00
    〜12月25日(金)23:00
    2027年1月10日(日)9:00〜1月30日(土)23:002027年1月10日(日) 9:00
    〜1月30日(土)23:00
    2027年1月10日(日)9:00〜2月1日(月)23:00
    合格発表・手続き2027年1月5日(火)17:00
    〜1月9日(土)16:00
    2027年2月1日(月)20:00〜2月4日(木)14:002027年2月1日(月)22:00
    〜2月4日(木)14:00
    2027年2月2日(火)20:00〜2月4日(木)14:00
    試験科目・配点国語・英語・算数(各50分/各100点)国語・算数(各50分/各100点)、理科・社会(各40分/各70点)算数(60分/100点)国語・算数(各50分/各100点)、理科・社会(各40分/各70点)
    試験時間国語 8:40〜9:30、

    英語 9:45〜10:35、

    算数 10:50〜11:40
    国語 8:40〜9:30、算数 9:45〜10:35、社会 10:50〜11:30、理科 11:45〜12:25算数 15:40〜16:40国語 8:40〜9:30、算数 9:45〜10:35、社会 10:50〜11:30、理科 11:45〜12:25

    入試情報は変更される可能性があるため、出願前には必ず各校の公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。

    英語の出題傾向と対策ポイント

    相吉先生

    城北中学校の帰国生選抜では、英語と算数ともに単なる暗記や表面的な計算力ではなく、自分の考えを論理的に組み立てて表現する総合的な学力が評価されます。学校側から発表された出題方針を正しく把握し、狙いを持った対策を進めておくと安心です。

    学校側が公表した英語の出題内容からは、語彙・文法の知識、読解力、表現力、リスニング力を総合的に測定しようとする意図が明確に読み取れます。海外での生活経験で培った自然な英語力に加えて、アカデミックな精読力や論理的な記述力が求められます。

    語彙・文法問題の対策

    空欄補充形式などで、語彙や文法知識が問われます。選択肢には、倒置構文や関係副詞といったやや高度な文法事項が含まれる場合もあります。感覚的に解くだけでなく、文法規則に基づいて正解を導き出すトレーニングを重ねておくと確実性が増します。

    文脈に合わせた英作文の対策

    対話文などの空欄に対して、文脈に適合する1文以上の英語を記述する設問が出題されます。例えば「AIやロボットを活用した労働力不足の解消」といった社会的なテーマにおいて、相手の発言を踏まえた適切な根拠や意見を英語で表現する力が必要です。日常的に社会的なトピックについて自分の考えを英語でまとめる練習に取り組んでおくとスムーズです。

    長文読解と多様な設問への対策

    物語や論説文を読み、内容の理解度を測る設問が用意されています。設問のバリエーションは多岐にわたり、内容一致問題や和訳、日本語による理由説明、語順並び替え、空欄補充などが含まれます。長文の全体像を速読で把握しつつ、指定された箇所を正しく日本語に訳したり説明したりする精読力もバランスよく鍛えておくことが大切です。

    リスニング対策

    まとまった長さの音声を聞きながら、重要なポイントや文脈を正確に聞き取る集中力が試されます。普段からニュースや物語などのまとまった長文英語を聞き取って要点をメモする練習をしておくと効果的です。

    算数の出題傾向と対策ポイント

    相吉先生

    算数では、基礎的な計算力や知識に加えて、試行錯誤しながら筋道を立てて考える力や、その思考プロセスを言葉や図で記述する力が問われます。展開図の描画など、手を使って正確に表現するアプローチが有効です。

    思考力と論理的説明力を問う記述問題への対策

    サイコロの出目によって駒を動かすゲームのように、ルールに従って条件を整理する思考力問題が出題されます。設問では単に答えを出すだけでなく、「条件を満たす場合の数があるかないか、ない場合はその理由を説明する」といった論理的な説明が求められます。日頃から「なぜその答えになるのか」を言葉や式を使って第三者に伝わるように書き表す習慣をつけておくと大きな強みになります。

    立体図形と展開図の描写・面積計算の対策

    円すいや正三角すい、直方体などの表面に紙を貼り付けた状態から、その立体の展開図を自ら正確に描き起こす問題が出題されます。作図した上で、角度の計算や表面積の比、紙の面積などを算出する総合的な図形処理能力が試されます。頭の中だけで考えるのではなく、実際に立体と展開図の関係を手で描いて確認しながら、図形の性質を深く理解しておくことが攻略への一番の近道となります。

    TCK Workshopによる帰国生向け完全個別指

    海外在住中の帰国生受験対策には、日本国内の塾に通う受験生とは異なる専門的なサポート体制が必要となります。TCK Workshopでは、世界各地に滞在する生徒のみなさんに対して、完全オンラインの1対1個別指導を提供しています。

    海外在住中の時差に対応した柔軟なオンライン指導

    日本との時差がある地域からでも、お子さんの生活リズムに合わせて無理なく受講できる体制を整えています。現地校の宿題や定期テスト対策と並行しながら、城北中学校の帰国生選抜に必要な国語・算数・英語の3教科を効率よく学習することが可能です。

    バイリンガル講師による概念理解と実戦力の強化

    TCK Workshopの講師陣は、自身も海外留学や帰国生受験の経験を持つバイリンガルプロ講師が多数在籍しています。英語での概念理解と日本語での論理的思考をつなぐ指導を得意としており、算数の特殊算や国語の記述対策など、帰国生が躓きやすいポイントを親身にフォローします。

    一人ひとりの状況に合わせたオーダーメイドの受験戦略

    海外滞在年数や得意科目、帰国時期はご家庭によって様々です。城北中学校の1月5日入試を見据え、いつまでにどの単元を完成させるべきか、英検などの資格取得を含めた長期的なロードマップをご提案します。

    TCK Workshopの無料学習相談では、城北中学校をはじめとする帰国生入試の最新動向を踏まえ、今やるべき具体的な学習プランをプロの学習アドバイザーが丁寧にお伝えします。お気軽にお問い合わせください。

    まとめ

    城北中学校が2027年度より開始する帰国生選抜について、重要なポイントを以下にまとめます。

    ・2027年1月5日(火)に帰国生選抜が新設され、募集人数は約20名となります。

    ・出願期間は2026年12月1日(火)から12月25日(金)までで、早めの書類準備が必要です。

    ・試験科目は国語・英語・算数の3教科で、各50分・各100点満点です。

    ・1月5日入試のため年明けすぐに合格を確保できる反面、12月の冬休み期間中の直前対策や航空券の手配が必要となります。

    ・英語だけでなく、日本語での国語読解や中学受験算数の特殊算対策を早期から進めることが合格のポイントです。

    参照

    城北中学校 帰国生選抜 (英語) の出題について (PDF)

    城北中学校 帰国生選抜(算数)の出題について(PDF)

    城北中学校・高等学校 (学校公式HP)