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はじめに

この記事を書いた人
田中 隆介
田中 隆介 TCK Workshop プレミアム講師

日本の学校への適応や編入試験をはじめとした各種受験対策、海外のカリキュラムのMath全般の指導を主に担当しております。現地の学校と日本の学校で学習する内容は、その根本は共通していますが、そこに至るまでの考え方や表現方法、求められる能力は大きく異なります。最後まであきらめず取り組み続け、納得いくまで勉強しましょう!

帰国子女高校受験 3科目受験は数学・国語勝負!苦手科目を作るな!

一部の英語重視の高校を除き、多くの帰国子女受け入れ校では、英語、数学、国語の3科目での受験となり、また一般生と同じ内容での試験を課されることが大半です。

海外経験をある程度お持ちであり、英検準1級程度の英語力を保持してさえいれば、英語の試験で苦労することはないでしょう。逆に言えば、ほとんどの帰国生が9割以上満点近くの得点を取ってくるので、ここで差をつけることは難しいです。

となると、重要性を帯びてくるのが、数学と国語の2科目。

海外のカリキュラムで学習をし、日本のカリキュラムの学習を全くしていないと、ほぼ太刀打ちはできない内容が課されます。この2科目の学習をどれだけ計画的に準備できるかが、帰国子女高校受験では最重要ポイントとなります。

早々に数学を諦めてしまっている生徒様とよくお会いするのですが、数学ほど苦手克服の対策の費用対効果の高い科目はありません

得意科目とまではいかなくとも、合格するのに必要な最低ラインの得点を取ることは決して難しくないのです。(おおよそほとんどの学校は計算問題と基本的な一行問題さえ得点できれば合格できるようになります。)

数学を苦手科目にしないために、数学が苦手な生徒様の特徴をいくつか挙げてみようと思います。お子様に当てはまっているポイントがないか確認してみてください。

数学が苦手な人によくみられることBEST3

上述の通り、帰国子女高校受験で3科目受験が必要なお子様にとって、数学は費用対効果の高い科目なので、帰国子女受験をするならぜひ対策したい科目ですが、数学が苦手だと思い込んでしまっていると勉強が手につかなかったり、すぐ諦めてしまったりしてしまいます。

数学が苦手だと思い込んでしまうお子様に多い傾向を紹介したいと思います。

概念的に理解できていないことが多い

例を挙げだすとキリがないですが、特に多いのは下記の2つです。

  • 分数・小数の意味がわかっていない。
    例:3分の2が意味することや、×0.5の式が意味することが理解できていない。
  • 割合や比の意味を理解できていない。
    例:120人の80%がどういうことかわからない。

分数・小数の計算の意味や、割合や比は小学生の学習範囲ですので、当然ながら高校受験の参考書では当たり前のこととして登場してきますが、それぞれの意味をしっかりと理解されていない生徒さんは、「150人の2分の1は?」と聞いても答えられません。(同じ質問を「150人の半分は?」と聞くと答えられるのです。)

これは極端な例ではありますが、数学では中学生範囲でも新しい概念や考え方がどんどん登場します。その意味をしっかりと捉えられているか、自らの言葉で説明できるかどうかぜひ確認してみてください。

計算が遅い

計算が遅い理由は大きく2つあります。

1つ目は単に四則演算が遅いこと

筆算の掛け算や割り算に一つ一つに時間がかかり、本来は暗算で取り組むべきような簡単な問題でさえ筆算で解いてしまっていたりします。

暗算はトレーニングしなければできるようになりませんが、トレーニングすれば誰にでもできるようになります。海外の学校での生活が長いと、計算機の利用に慣れてしまっていたり、そもそも複雑な計算に取り組む機会がなかったりするので、時間のかかる計算力養成は、コツコツと早い段階から取り組みたいところです

もう1つの理由は、計算の方法が頭の中にきちんと整理されていないこと

計算問題を目の前にして、あるいは文章題問題で立式までできた上で、「うーん」と悩んでいる姿をよくみますが、これはNGです。計算式が正確に立式されたら、あとは答えまで一直線、単純作業で思考の入り込む余地がないくらいに手が動くくらいまでに計算問題はトレーニングされていなければいけません。数学においては「考えること」と「計算すること」は確実に切り離すことが重要です。

とにかく暗記に頼る

確かに、公式や考え方など数学においても覚えるべきことはいくらか存在しますが、全ての定理や考え方に背景があるので、純粋な暗記が必要なことはそれほど多くはありません

が、数学が苦手な生徒さんほど、公式や問題の解き方を頑張って覚えようとします。その結果、少し形を変えられると公式をうまく当てはめられなかったり、その問題でしか通用しない考え方を習得したりしてしまいます。

数学という教科では、定理はその証明と、問題の解法はなぜその解法を選択するのかと一緒に学習することで学んだことの汎用性、応用力はぐんと高まります。自主学習では難しいポイントではあるので、塾や参考書をどんどん活用しましょう

「やばい」と思ったその瞬間から頑張ろう。

自分が受験したい学校の数学の問題をぜひ一度見てみてください。おそらく非常に難しく感じるはずです。海外で勉強し、日本のカリキュラムの学習をしない限りは、時間の経過とともに、その問題が簡単に思えることは確実にありません。日本の高校受験の範囲は広く、内容も高度な部分まで問われます。

特に上記で挙げた3つの特徴に当てはまってしまう場合は、数学力の向上には人一倍時間がかかると考えてください。十分な準備をするためには、少なくとも2年間は必要です。周りのライバルたちは中学1年生から3年間しっかり勉強しているので、少しでも「やばい」と思ったらすぐに何か行動を起こしましょう。放っておいても何も改善されません。

私たちTCK Workshopでは残された時間で、目指したい学校に向けての最短ルートをご提案します。最短ルートは決して楽なルートではありませんが、ご自身の第一志望に向けてこれからも頑張っていきましょう。

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