2027年4月、吉祥寺学園でインターナショナルスクール初等部と「国際コース」が新設される予定です。日本の学習指導要領を基盤にしながら英語で教科を学ぶインターナショナルスクールと、日本語での学びを軸に英語教育を強化する国際コース。2つの選択肢を同じキャンパスで検討できる点が、今回の大きな特徴です。
海外生活やプリスクールなどを通して英語に親しんできたご家庭では、「英語環境を維持したいけれど、日本語の学力も大切にしたい」と悩むことがあります。一方、将来的な海外進学を考えていても、現時点では英語力に不安を感じるケースもあるでしょう。
TCK Workshopの無料学習相談では、お子様の現在の英語力や海外での学習歴、将来の進路を踏まえ、どのような教育環境が合うのかを一緒に整理しています。学校選びと学習準備を別々に考えるのではなく、入学後まで見据えて検討していきましょう。

今回の吉祥寺学園の取り組みで注目したいのは、「英語をどのくらい学ぶか」だけではありません。英語を主な学習言語にするのか、日本語で教科の理解を深めながら英語力を伸ばすのかという、学び方そのものを選択できる点にあります。

TCK Workshop プレミアム講師。獨協高等学校を経て、早稲田大学国際教養学部(SILS)卒業。 オーストリア・ドイツへの留学経験を持つ国際派でありながら、中学・高校入試の全科目(英・国・数・社・理)を指導できる稀有な「オールラウンダー」。 SILSで培った広い教養と論理的思考力を活かし、SAT対策や大学入試の小論文・志望理由書指導において、合格を引き寄せる「書く力・考える力」を徹底的に鍛え上げる。
2027年4月に始まる吉祥寺学園の新しい国際教育
吉祥寺学園では、2027年に初等部からインターナショナルスクールを開設する予定です。学校公式サイトでは、学校教育法第一条に基づく「一条校」として、小・中学校の義務教育課程を履修しながら、英語イマージョン環境を組み合わせる教育を掲げています。
また、インターナショナルスクールだけでなく、従来の初等部普通部クラスを刷新した「国際コース」も2027年に新設予定です。学校は、インターナショナルスクールを英語「で」学ぶ環境、国際コースを英語「を」集中的に学ぶ環境として位置づけています。

インターナショナルスクールと国際コースの違い
2つのコースを検討する際は、英語の授業時間だけを見るのではなく、「どの言語で教科を学ぶのか」に注目すると分かりやすくなります。
| 項目 | インターナショナルスクール | 国際コース |
| 開設時期 | 2027年予定 | 2027年予定 |
| 教育の特徴 | 英語イマージョン | 日本語での学び+英語教育 |
| 授業での英語使用 | 授業の7割を英語で行う方針 | 英語を週7時間・年間245時間学ぶ |
| 1クラス | 20人 | 20人 |
| 教員体制 | ネイティブ教員+日本人教員(バイリンガル)の2人体制 | 詳細は学校の最新案内を確認 |
| 英語到達目標 | 卒業時CEFR B1以上 | 卒業時CEFR B1以上 |
| 英語資格・試験対策 | TOEFL Primary・TOEFL Junior対策を充実 | TOEFL対策をカリキュラムの中心に据える方針 |
| 放課後講座 | TOEFL対策コースなどを受講可能 | TOEFL対策コースなどを受講可能 |
| 中等部以降 | TOEFL・SAT・IELTS・IB対策コースを開始予定 | 今後の詳細を学校が案内予定 |
インターナショナルスクールでは、英語を「教科」として学ぶだけでなく、英語を使って教科を学ぶことが大きなポイントです。一方、国際コースでは日本語による教科学習を土台にしながら、年間245時間の英語学習を行う設計となっています。

「英語が得意だからインターナショナルスクール」と単純に決める必要はありません。大切なのは、現在のお子様がどの言語で考えることに慣れているのか、そして将来どのような進路を想定しているのかです。英語力だけでなく、日本語での読解や思考力も含めて考えると、コース選択の軸が見えやすくなります。
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英語教育ではCEFR B1を目標に設定
吉祥寺学園インターナショナルスクールでは、初等部卒業時の英語到達目標としてCEFR B1レベルを掲げています。学校公式サイトでは、英検2級相当とも説明されています。
CEFRは、外国語の運用能力を段階的に示す国際的な指標です。吉祥寺学園では、英語を実際に使う力を伸ばすことに加え、TOEFL PrimaryやTOEFL Juniorの対策授業を充実させる方針が示されています。
さらに、中等部以降についてはTOEFL、SAT、IELTS、IBに関する対策コースを開始する予定とされています。現時点では「開始予定」の段階であるため、具体的な授業内容や実施時期については、今後の学校からの発表を確認する必要があります。
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英語が得意な子だけを対象とした学校なのか
ここは、学校選びを考えるうえで確認しておきたいポイントです。
英語イマージョン型の教育では、英語を理解しながら同時に教科内容も学ぶ必要があります。そのため、英語での会話経験だけではなく、英語で文章を読み、内容を理解し、自分の考えを表現する力も重要になります。
一方、国際コースでは日本語による教科学習を維持しながら英語を集中的に学ぶ設計です。
そのため、「将来的には国際的な進路を考えたいけれど、まずは日本語で教科の基礎を固めたい」というご家庭にとっても検討材料になるでしょう。
つまり今回の新設は、英語力の高い子どもだけを対象にした一つの選択肢ではなく、英語との関わり方が異なる子どもに対して、複数の学び方を用意する取り組みとして見ることができます。

放課後のTOEFL対策にも注目
吉祥寺学園では、通常授業に加えて放課後の「TOEFL対策コース」を設ける予定です。学校公式サイトによると、英語でのプレゼンテーション能力向上や英語力の強化、TOEFL Primary・TOEFL Juniorのスコアアップを目的とし、週2回または週5回から選択できる形が示されています。
また、週1回の算数・数学検定対策コースも用意される予定です。これらは通常の学費とは別料金となり、インターナショナルスクールと国際コースの生徒が受講できると案内されています。
「英語を学ぶ時間」だけで判断しないことも大切
英語の学習時間が多いことは一つの特徴ですが、時間数だけで教育効果を判断することはできません。
例えば、英語で教科を学ぶ場合には、英語力と教科学力を同時に伸ばす必要があります。反対に、日本語で教科を学びながら英語を集中的に学ぶ場合には、日本語で培った知識を英語で表現する機会をどのようにつくるかがポイントになります。
吉祥寺学園の2つのコースは、この違いを前提として設計されています。お子様の現在の学習環境と照らし合わせながら、「英語の授業時間」だけではなく「英語を何のために使うのか」まで考えておくとよいでしょう。
吉祥寺学園の教育環境で注目したいポイント
吉祥寺学園では、インターナショナルスクールの開設に合わせて教育環境の整備も進めています。
公式サイトでは、1クラス20人の少人数制や、インターナショナルスクールでのネイティブ教員と日本人教員による2人体制が紹介されています。
また、校舎の設計・デザインには建築家の隈研吾氏が関わっています。図書館、グラウンド、メディカルルーム、茶室、日本庭園など、さまざまな施設の整備も進められています。
ただし、新設校を検討する場合は、施設の充実度だけで判断しないことも大切です。
2027年に開設予定の教育課程については、実際の授業運営や入学後の学習ペース、進級時のサポートなど、開校後に確認していく部分もあります。特に受験を考えているご家庭では、今後発表される募集要項や学校説明会の内容を継続的に確認しておくと安心です。

海外進学まで視野に入れた教育設計
吉祥寺学園は、国内だけでなく海外大学への進学も視野に入れた教育方針を示しています。
公式サイトでは、中等部以降にTOEFL、SAT、IELTS、IBに関する対策コースを開始する予定とされています。
ただし、これらは現時点で実施されている中等部以降のプログラムではなく、今後開始予定の教育内容です。
海外大学進学を考える場合、英語力だけでなく、数学などの教科学力、論理的に文章を書く力、大学ごとの出願要件への対応も必要になります。
小学校段階から進路を固定する必要はありませんが、「英語ができること」と「英語で学べること」は分けて考えておくと、将来の選択肢を考えやすくなります。
吉祥寺学園を検討する家庭が今から確認したいこと
2027年4月の開設を見据える場合、今の段階から確認しておきたいのは、お子様の英語力だけではありません。
例えば、現在プリスクールやインターナショナルスクールに通っている場合は、英語で会話できるかだけではなく、英語で文章を読み、考え、説明する力がどの程度身についているかを確認してみましょう。
反対に、日本語を中心に学んでいる場合は、英語の学習時間を増やしたときに、どの程度のペースで英語力を伸ばせそうかを考えることも大切です。
帰国生の場合は、海外で身につけた英語力を維持しながら、日本語での教科学習や日本の教育制度に適応する準備も必要になります。
TCK Workshopでは、海外現地校やインターナショナルスクールで学ぶお子様に対して、現在の学習環境と日本の教育制度との違いを踏まえた個別指導を行っています。海外生活で培った英語力を、日本の受験やその後の学習につなげていくことも重要なテーマです。

国際教育では、「英語が話せる」という一点だけで学習状況を判断しないことが大切です。英語で教科を学ぶなら、語彙力や会話力に加えて、文章を読み取る力や、自分の考えを筋道立てて説明する力も必要になります。入学後に困らないためには、今の段階で得意・不得意を細かく確認しておくとよいでしょう。
まとめ
吉祥寺学園の2027年4月の新設について、現時点で確認できる主なポイントは以下の通りです。
・2027年にインターナショナルスクール初等部を開設予定
・学校教育法第一条に基づく「一条校」として、小・中学校の義務教育課程を履修する方針
・インターナショナルスクールでは授業の7割を英語で行う方針
・国際コースでは日本語での教科学習を軸に、英語を週7時間・年間245時間学ぶ
・両コースとも卒業時CEFR B1レベルを目標としている
・インターナショナルスクールではTOEFL Primary・TOEFL Junior対策を充実させる方針
・中等部以降はTOEFL、SAT、IELTS、IB関連の対策コースを開始予定
・1クラス20人の少人数制と、ネイティブ教員・日本人教員による体制が示されている
・両コースは同じキャンパスで施設や学校行事を共有する予定
吉祥寺学園の新しい教育環境は、「英語で学ぶ」という選択肢と「日本語で学びながら英語力を高める」という選択肢を同じ学園で検討できる点が特徴です。
一方で、2027年開設予定の学校・コースであるため、今後、募集要項やカリキュラムなどの詳細が更新される可能性があります。受験や入学を検討する際は、学校から発表される最新情報を確認しながら、お子様の現在の学習状況と将来の進路を照らし合わせていくことが大切です。
TCK Workshopの無料学習相談では、海外在住・帰国生のお子様の英語力や日本語力、現在の学習環境を踏まえ、学校選びから入学後を見据えた学習計画まで個別にご相談いただけます。吉祥寺学園に限らず、インターナショナルスクールや国際コースを検討されているご家庭も、お気軽にご相談ください。
