2027年度、静岡聖光学院中学校・高等学校に「インターナショナルコース」が新設されます。ケンブリッジ国際教育課程を取り入れ、主要教科を英語で学ぶ教育を行う新しいコースです。
海外から帰国する男子生徒や、インターナショナルスクール・プリスクールなどで英語を身につけてきたご家庭にとって、「帰国後も英語で学び続けられる学校」は気になる選択肢の一つでしょう。
静岡聖光学院では、英語教育だけでなく、国内大学と海外大学の双方を見据えた進路設計や生徒寮も整えています。今回は、2027年度から始まるインターナショナルコースの特徴を、帰国生の学校選びという視点から分かりやすく解説します。
TCK Workshopの無料学習相談では、海外在住中の学習計画や帰国後の学校選びについて、お子さまの英語力や日本語力、帰国時期を踏まえてご相談いただけます。
「英語は伸びているけれど、日本の中学受験にどうつなげればよいか分からない」という場合も、一緒に現在地から整理していきましょう。

TCK Workshop プレミアム講師。立命館高等学校、立命館大学国際関係学部卒業。中国(上海)とアメリカでの滞在経験を持つ日・英・中のトライリンガル。 自身の帰国枠中学受験の経験を活かし、小学校全科目の基礎指導から、中学・高校入試対策、英検対策、さらに志望理由書作成まで幅広く指導を担当。 特に、海外生活と日本の受験勉強のギャップに悩む小学生・中学生に対し、学習面だけでなくメンタル面もしっかり支える存在として信頼を集める。
2027年度から始まる静岡聖光学院の新コース
静岡聖光学院は2026年にケンブリッジ国際教育の認定校となり、2027年4月からインターナショナルコースをスタートします。
同校は1968年に創立された中高一貫の男子校です。従来から英語教育や海外大学進学への取り組みを行ってきましたが、今回の認定によって、ケンブリッジ国際教育課程を学校として導入する体制が整いました。
2027年度からは、次のような教育を軸とします。
| 項目 | 内容 |
| 開始時期 | 2027年4月 |
| 対象 | 2027年度中学入学生 |
| コース | アカデミックコース、インターナショナルコース |
| 教育の特徴 | ケンブリッジ国際教育課程を取り入れた英語教育 |
| 授業 | 英語で教科を学ぶイマージョン型教育 |
| 進路 | 国内大学・海外大学の双方を想定 |
| 学校形態 | 一条校の男子中高一貫校 |
| 寮 | 生徒寮あり |

「英語を勉強する学校」と「英語を使って勉強する学校」は、似ているようで学び方が大きく異なります。帰国生の場合、すでに日常会話ができるのであれば、次の段階として「英語で数学や理科を理解し、自分の考えを英語で説明する力」まで伸ばせる環境かどうかを確認することが大切です。
静岡聖光学院のインターナショナルコースは何が特徴?
英語を「教科」ではなく「学習の言語」として使う
今回のインターナショナルコースで特に注目したいのが、英語を学ぶだけでなく、英語を使って他教科を学ぶ点です。
静岡聖光学院は、ケンブリッジ国際教育課程に基づくカリキュラムを導入し、主要教科を英語で学ぶフルイマージョン教育を行うとしています。
つまり、英語の時間だけ英語を使うのではありません。数学や理科などの学習においても、英語で説明を聞き、考え、意見を伝える機会が生まれます。
これは海外の現地校やインターナショナルスクールで学んできた帰国生との相性を考えるうえで、一つのポイントになります。
一方で、英語力が高ければ、そのまま日本の入試や学校生活に適応できるとは限りません。日本語で文章を読み、考えをまとめる力も必要です。そのため、英語力だけで学校を選ぶのではなく、国語を含めた学習環境まで確認しておくと安心です。
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StandardとAdvancedという学び方
インターナショナルコースでは、英語力や学習状況に応じた学び方が用意されています。
Standardは、これから英語を本格的に学ぶ生徒から、プリスクールや英語学童などで英語に触れてきた生徒までを想定したクラスです。英語の授業を軸にしながら、学習状況に応じて英語以外の教科も英語で学ぶ機会を広げていきます。
一方、Advancedは海外からの帰国生や、インターナショナルスクールなどで高い英語力を身につけてきた生徒を主な対象とし、主要教科などを英語で学ぶフルイマージョン型の教育が特徴です。
この違いは、帰国生の学校選びでは特に重要です。
「帰国生だから英語力が高いはず」と一括りにするのではなく、現地校・日本人学校・インターナショナルスクールなど、これまでどのような教育を受けてきたかによって適した学習環境は変わります。
ケンブリッジ国際教育とA Levelを進路につなげられる
静岡聖光学院の国際教育を理解するうえで欠かせないのが、ケンブリッジ国際教育です。
同校は2026年にCambridge International Schoolとして認定されました。ケンブリッジ国際教育は、知識を覚えるだけでなく、批判的思考力や問題解決力、コミュニケーション力などを育てることを重視しています。
高校段階では、Cambridge International AS & A Levelにつながる学びを進められる環境が整えられています。
A Levelは英国をはじめ、世界各国の大学進学で活用されている資格です。
ここで注目したいのは、静岡聖光学院が「一条校」である点です。
日本の学校として卒業資格を得ながら、ケンブリッジ国際教育を通じて海外大学進学も視野に入れられます。
そのため、
「海外大学に進みたい」
「将来的には日本の大学も検討したい」
というように、現時点で進路を一つに決めきれていないご家庭にとっても、選択肢を残しやすい教育設計といえます。

海外大学を目指す場合でも、中学生の段階で進学先の国や大学を完全に決める必要はありません。むしろ、英語で教科を学ぶ力、文章を書く力、探究する力などを中学段階から積み上げ、後から進路を具体化できる環境かどうかを見ることが大切です。

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帰国生にとって静岡聖光学院の寮も大きなポイント
静岡聖光学院には生徒寮があります。
これは海外在住のご家庭が学校選びをするときに、見落としにくいポイントです。
海外駐在などで保護者の帰国時期と、お子さまの進学時期が一致するとは限りません。お子さまだけ先に日本へ戻るケースや、首都圏・海外から静岡県の学校へ進学するケースでは、通学方法だけでなく生活環境まで考える必要があります。
静岡聖光学院は、静岡県内だけでなく首都圏出身の生徒も在籍している学校で、生徒寮も設置されています。
ただし、寮があることだけで学校を決めるのではなく、生活リズムや帰省のしやすさ、寮での生活が本人に合っているかなども事前に確認しておきたいところです。
「英語で学べる」「寮がある」という条件だけでなく、6年間の生活全体をイメージして検討すると、入学後のミスマッチを防ぎやすくなります。
高校からIBを学ぶ進路も視野に入る
静岡聖光学院は、姉妹校であるセント・メリーズ・インターナショナル・スクールとの教育面での連携も進めています。
セント・メリーズは東京都世田谷区にある男子インターナショナルスクールです。静岡聖光学院で中学段階から国際教育を受け、その後の進路としてセント・メリーズでIB DPを学ぶルートも示されています。
一方、静岡聖光学院でケンブリッジ国際教育を継続し、A Levelを目指す進路もあります。
つまり、国際教育という一つの方向性の中でも、A LevelとIBという異なる選択肢を検討できる点が特徴です。
ただし、A LevelとIBは同じ資格ではなく、カリキュラムや評価方法も異なります。将来の大学進学先や得意な学習スタイルを考えながら選択する必要があります。
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静岡聖光学院を検討するときに確認したいこと
静岡聖光学院のインターナショナルコースは、英語力の高い男子生徒にとって新しい選択肢になり得ます。
一方で、すべての帰国生に同じように合うわけではありません。
特に確認しておきたいのは次の点です。
- 現在の英語力でどの授業形態が適しているか
- 日本語での国語・教科学習にどの程度慣れているか
- 英語で数学・理科などを学ぶことに抵抗がないか
- 寮生活が本人の性格や生活スタイルに合っているか
- 国内大学と海外大学のどちらを将来の選択肢として考えているか
- A LevelとIBのどちらが将来の進路に合うか
特に帰国生の場合、「英語が得意だからインターナショナルコース」という単純な判断は避けたいところです。
海外でどのカリキュラムを学んできたのか、日本語での学習にどの程度ブランクがあるのか、今後どこまで英語による教科学習を続けたいのか。この3点を整理すると、学校との相性が見えやすくなります。

TCK Workshopが考える帰国生の学校選び
帰国生の学校選びでは、学校名や偏差値だけでなく「その子が持っている力を、入学後にどう伸ばせるか」という視点が欠かせません。
静岡聖光学院のインターナショナルコースは、英語を使って教科学習を進めながら、国内外の大学進学につながる学びを目指せる点が特徴です。
特に、海外生活を通じて英語力を身につけたものの、日本の中学受験や日本語での学習に不安がある場合には、現在の学力を細かく確認してから準備を進めることが大切です。
TCK Workshopでは、海外在住・帰国生のお子さまを対象に、帰国生受験や英語、国語、TOEFL、SAT、IB、A-Levelなど、それぞれの状況に合わせたオンライン指導を行っています。
静岡聖光学院を含め、どの学校がお子さまの将来に合うのか迷っている場合は、無料学習相談を活用しながら現在の学習状況を整理してみるのも一つの方法です。
まとめ
静岡聖光学院の2027年度インターナショナルコースについて、押さえておきたいポイントは次の通りです。
- 2027年4月からインターナショナルコースが新設される
- ケンブリッジ国際教育課程を取り入れ、英語で教科を学ぶ教育を行う
- StandardとAdvancedという学習環境が用意されている
- 高校段階ではA Levelにつながる国際教育を目指せる
- 一条校として国内大学と海外大学の双方を視野に入れられる
- 生徒寮があり、遠方や海外からの進学も検討しやすい
- セント・メリーズとの連携により、高校からIB DPを学ぶ進路も示されている
静岡聖光学院のインターナショナルコースは、帰国生や海外で英語教育を受けてきた男子生徒にとって、これまでとは異なる学校選びの選択肢となります。
ただし、英語力だけではなく、日本語力、教科学力、将来の進路、寮生活への適性まで含めて考えることが大切です。学校の最新の募集要項や説明会情報も確認しながら、お子さまに合った進路を早めに整理していきましょう。
TCK Workshopでは、帰国生受験や海外大学進学を含め、お子さまの現在の学習状況から今後の学習計画まで無料でご相談いただけます。学校選びや受験準備でお悩みの方は、まずはお気軽に無料学習相談をご利用ください。
