MENU
海外・帰国子女向けオンライン家庭教師 TCK Workshop TCK教育通信 TCK BLOG

指導を通して感じた想いやお役立ち情報を皆様にお届け致します。

はじめに

この記事を書いた人
岡留 智史 TCK Workshop プレミアム講師

大学生時代から始めた家庭教師が天職だと感じ、国内の受験指導に加えてインターナショナルスクールに通うお子様の理数専門家庭教師として十数年に渡り指導を続けている。

学校で採点されたり習ったりしないのだろうか。恐ろしいほど途中式が雑でかつ途中経過がよく解らない生徒に多く出会います

ご存じの通りIBのテストの採点のされ方は明確なMark Shemeに基づいて採点されているのですが、多くの生徒があることを勘違いしています

「とりあえずプロセスを見せれば/とりあえず何かを書けばそれだけで点数がもらえる。」

これは、書いた回答が解読できればの話です。

計算用紙のように途中計算をごちゃごちゃ書いていたり、途中計算をガンガン飛ばしたり、重要なステップを示さずにどんどん行間を飛ばしたり、または、いきなり答えを書いてしまったり。

こういった場合は、減点になる可能性が非常に高いのは当たり前です。もし高得点を狙いたいのであれば、とにかくマークスキームをきちんと確認して、求められている書き方を忠実に守って、安全にいかなければなりません。

実際にマークスキームを見てみるとかなり細かく採点基準が決まっているんですよね。

大きく分けると、解法(プロセス)、答え(計算結果)と根拠(論)を採点されますが、以外に知られていないのが、Nマーク。これは途中の計算結果を書かずとも正解までたどり着いた場合にマークが貰えます

そして、実際のマークスキームに記載されている採点基準がこちら。

おそらくIBを履修中の生徒なら絶対に見たことのある上のようなマークスキームですが。これは模範解答ではないということ、ちゃんと認識していますか?

マークスキームは採点基準であって模範解答ではない!

これは生徒が書くべき解答ではなく、採点基準を示しているだけなんです。要は、採点をすべきポイントはこの様な点ですよ、と採点者に示しているのであって、解答例ではないんです。これを「模範解答」だと勘違いしている生徒が非常に多いんです。

だから、彼らの書く解答も上みたいな感じで、だいぶ行間と道筋を立てるための言葉や過程が飛んでいるんです。7をとるような生徒達の答案例は上の点はもちろん抑えているんですが、それぞれのステップに行く過程や理由をちゃんと示しています。だれが読んでもわかりやすい解答になっていることが多いです。

(上のマークスキームを読んでも理解ができない、って生徒から質問がよく来るのは当然なんです。答案ではないんですから。)

マークスキームに倣って解答を書こうとする生徒が多いんですが、結局どっかで躓くんです。そりゃそうだ。わかりにくいんですもん。練習するときは必ず書いた答案を読む採点者の目線に立って読み返してみましょう

字も丁寧に、そして特に数学は道筋をわかりやすく記述していく必要があります。Method mark(Bマーク)は、計算過程、導出、式変形、証明、など正答に至るまで必要な過程はできる限り採点者が(というよりは誰が読んでも)わかりやすいように書き示す必要があるのです。

非常にシンプルで当たり前の事なんですが、採点者がわかるように解答を書かないとダメなんです。

解答の記述の仕方を習ったことがない、という生徒も結構います。学校でやらないんでしょうか…(そんなわけはないと思うのですが…)高得点のポイントはまず第一に正確な計算で正解に辿り着くことです。そしてその過程をわかりやすく書くこと。一通り問題が解けるようになった後は、答案を作成し学校の先生や家庭教師の先生などに採点してもらうことをお勧めします

正解にたどり着けない場合は、最低でも自分がやろうとしたことを採点者にアピールするためわかりやすく丁寧に書くことに努めましょう。大事なのは正解ではなくプロセスだ、なんて言う人いますよね。どっちが大切とかではないんです。両方同じくらい重要です。プロセスも正確性も。

お問い合わせ