はじめにー昭和学院高校について

2020年に創立80周年を迎えた昭和学院高校は、自ら学ぼうとする力、人を思いやり助け合う心、健康で活動的な体を大切にする、全人教育を実施している学校です。

また、最近では、新コース制導入でパワーアップし、海外大学などを目指すコースなどがあります。

今回はパワーアップした昭和学院高校

  1. 5つのコース
  2. インターナショナルアカデミーコース
  3. 大学合格実績
  4. 入試情報

について紹介します。

昭和学院高校の5つのコース

多くの高校では、国公立、私立、海外大学などを目指す、3つほどのコースから選ぶことができますが、昭和学院高校では、5つのコースから選択することができるのです!それぞれ簡単にまとめます。

インターナショナルアカデミー (IA)・海外大学や国際教養系大学を目指す
・ネイティブが担当し、英語を頻繁に使うコース
・エンパワーメントプログラムや海外研修あり
アドバンストアカデミー (AA)・難関国公立大学や私立大学を目指す
・基礎基本の徹底+応用力がつく
・普段の授業、放課後の学び、家庭学習でしっかりと受験対策
ジェネラルアカデミー (GA)・「好き」を未来にする
・あなたの学びをデザインする
・文理選択せず、科目選択+マイゼミで、自分のカリキュラムを作る
トップグレードアカデミー(TA)・東京大学などの最難関国公立大学を目指す
・少人数制、トップレベルの授業、7限・8限活用
・他コースに比べて多い単位数、幅広い履修可能
アスリートアカデミー (AA)・慶応、早稲田など難関大学を目指す
・授業と部活動の両立
・アドバンストアカデミーコースと同じハイレベル学習

5つのコース、いかがでしょうか?自分の将来、そして進路を考えて、ぴったりなコースが見つかると思います!高校1年の終わりに、コース変更が可能になります。高校2年、3年の間では変更ができないので、進路をしっかりと考えて選びましょう。

昭和学院高校のインターナショナルアカデミーコース

多くの帰国生がインターナショナルアカデミー(IA)コースに興味があると思いますので、IAコースの特徴をより細かく紹介します。

海外で活躍する人材を育成するIAコースでは、ネイティブ教員と日本人教員の2名体制で担任をします。そのため、ホームルームはオールイングリッシュで行われます。

英語の授業

英語の授業も、もちろんオールイングリッシュなので、帰国して英語力を維持・向上したい方に取っては、とても魅力的な点だと思います。実践的な英語力をつけるのに力を入れており、高校卒業段階でIAコースの全生徒が英検1級程度の高い英語力を身につけることを目標としています。そのようなアカデミックな英語力だけではなく、コミュニケーション力表現力なども意識して英語教育を行っています。

エンパワーメントプログラム

IAの生徒は高校1年次に必修の特別海外研修があります。こちらは、日本に来ている留学生社会人と交流するプログラムであり、SDGsや文化の違いなどについて英語でディスカッションや発表をします。5日間のこのプログラムを通して、生徒たちは様々なバックグラウンドを持っている人と交流し、グローバルな価値観や考え方を知ることができます。

欧米へ修学旅行

IA以外のコースの生徒は台湾に3泊4日行きますが、IAの生徒は欧米で1週間前後の『欧米先進企業・大学視察研修』を予定しているみたいです。他のコースの生徒と違った経験ができるのも、魅力的なことだと思います!

このようなコースがあると、帰国生は英語を日常的に使いながら、グローバルな考え方、国際感覚を持っている生徒に成長し、国内外の大学に進学することができますね。

昭和学院高校の大学進学実績

次に、昭和学院高校大学合格実績です。ホームページには、過去4年分の合格状況が記載されているので、そちらをまとめます。

国公立大学35名
早慶上理63名
GMARCH194名

過去4年分なので少しわかりづらいかもしれませんが、過去には東京工業大学に合格している生徒もいますし、早慶上理では東京理科大が一番多く合格しています。GMARCHなども多いですね。また、2020年の卒業生数は367名でしたが、進学率は90%となっており、例年9割が進学しているそうです。そのうち、69%が4年制大学に進学しています。

昭和学院高校の入試情報

昭和学院高校入試情報を確認しておきましょう。入試は前期(1月)後期(2月)で分かれており、前期推薦入試一般入試後期一般入試のみとなっています。前期の一般入試の下に帰国生枠があるので、前期の方を軽く説明させていただきます。

一般と帰国生の試験内容はほとんど同じです。しかし、希望するコースなどによって試験が追加されます。

一般入試(一般・帰国生入試)

帰国生の出願資格:海外在住1年以上、2019年以降に帰国した者

出願可能コース:IA, TA, AA, AA, GA (スライド合格あり)

試験科目

試験科目英語 (50分)
数学 (50分)
国語 (50分)

・IAコース:英語面接追加

・TAコース:理科・社会 (各50分) 追加

・帰国生入試:面接 (日本語または英語) 追加

やはりインターナショナルコースでは英語をしっかりとできているかを確認したいため、英語の面接が追加されていますね。また、帰国生入試でも面接が追加されますが、英語でも日本語でも良いのは嬉しいですよね。帰国生の国語の試験では、「一部帰国生用の問題と作文を含む」ようですので、その点が一般入試とは異なります。

どのコースに希望しても、英語、数学、国語の3つは出題されるので、対策は必要そうです。IA, TA, AA, AA, GAの5つのコースの一つを選択して出願しますが、スライド合格などもあるので、そのような詳細は各自しっかりとチェックしましょう。

また、一般入試の下に、一般、帰国、以外に特色のある入試があります。

一般入試(特色)

出願可能コース:IA, GA (GAコースのみへスライド合格あり)

試験科目

試験科目プレゼンターション(記入時間15分・発表5分)
質疑応答

・IAコース:英語面接追加

こちらの入試では、IAとGAのみ出願できますが、IAに出願した場合はGAコースへのスライド合格ができます。

しかし、他のコースへスライド合格できないので、IAかGAコースに進学したい方のみ受験してください。出願基準は一般入試(一般・帰国生入試)にはなかったのですが、一般入試(特色)では、5段階評価の成績が、「5科15以上 9科中1を有しない」のが条件となっています。このような点で少し違うところがあるので、ご注意ください。

昭和学院高校のまとめ

昭和学院高校はいかがでしたか?

昭和学院高校5つのコース、特にインターナショナルアカデミーコースをみてきました。英語力を同じような生徒と一緒に向上しながら、国際教育を受けれるのは帰国生にとって、とても魅力的なコースだと思います。

帰国生入試では、国語、英語、算数の3教科が50分ずつ出題されます。受験の科目は必ず対策が必要なので、できるだけ早くに対策を始めましょう。