はじめに
茗溪学園中学校の算数対策、どのようにすれば良いかお悩みではないですか?
茗溪学園中学校海外生特別選抜(B方式)の2018年の算数の問題は構成はこのようになっています。
大問1 | 大問2 | 大問3 | 大問4 | 大問5 |
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計算問題 10問 | 小問集合 8問 | 円(面積、周りの長さ) 小問2題 | 速さ(ダイヤグラム) 小問2題 | 規則性 小問2題 |
茗溪学園の算数の出題は出題構成も、問題傾向も似ているので、小学校の教科書レベルの算数力+中学受験の基礎力があれば、十分に合格点を取れるようになります。
それでは、今回は2018年の過去問の中から、場合の数の問題を見ていきましょう。
海外生特別選抜(B方式)2018年 算数問題一部解説
暗記(理解)しておくべき単位換算
中学受験算数では単位換算の問題は計算問題や今回のように小問集合の一部として扱われることもある頻出問題ですが、どうも苦手にしている生徒さんが多い印象です。
まずは出題される単位を整理してみましょう。
- 長さ:km, m, cm, mm
- 重さ:t, kg, g
- 面積:㎢, ㎡, ㎠, a, ha
- 体積:㎥, ㎤
- 容積:ℓ, ㎗, ㎖, cc
これら5つの単位の換算がスラスラできていれば問題なしです。例えば「10㎡は何㎠?」「0.5ℓは何㎖?」というような質問ですね。
これらの単位換算がスラスラできるかお子様とぜひ確認してみてください。
単位換算の丸暗記は危険!
かくいう私も実は小学生の時は、全て丸暗記でなんとかしようとしていました。
結果、何が起きるかというと、テストや試験の時に、自身がなくなってしまって、時間をロスしてしまったり、間違えてしまうこともありました。
1㎢ = 1,000,000㎡、1㎡ = 10,000㎠なのですが、当時の私は、㎢から㎡は0を6個追加、㎡から㎠は0を5個追加、というように0の数で丸暗記をしていたので、他の単位換算とごちゃごちゃになってしまって間違えることが多々ありました。
これらの変換を感覚的に理解し、正確に暗記できている生徒さんもいますが、これらはきちんとなぜその単位換算になるのか、ということを理解した上で、覚えておくのが得策です。
テスト当日にで頭の中でごちゃごちゃになってしまうことを数回繰り返したのちに、私は本番忘れてしまっても、公式からもう一度自分で作れるようになっておこうということで、動画の中で解説したような考え方をマスターしました。
単位換算を攻略するには!
単位換算を攻略するには、
- 上記のような単位換算の裏にあるなぜ?を理解する
- 「単位の定規」を作成し、単位ごとに整理しておくこと
この2点で十分です。どんな問題が出ても怖くありません。
- 中学受験算数で出題される単位について把握する
- それぞれの単位換算の理由を理解する(中には暗記するしかないものも…)
- 単位の定規を作成する
この手順で学習を進めてみてください。確実に単位問題は得点できるようになります。