はじめに
横浜国際高等学校は「世界市民として自立し、将来、日本社会や国際社会におけるリーダーとして活躍する人材となるような生徒を育成する」ことを教育目標にしている学校です。
今回は、横浜国際高等学校の
- 国際科とIBコース
- 大学合格実績
- 入試
について紹介していきます!
「国際科」と「IBコース」
横浜国際高等学校は「国際科」と「国際科国際バカロレア(IB)コース」(以下IBコース) の二つに分かれています。「国際科」とは、英語や第二外国語などの選択科目があり、「言語を多面的、集中的」に学ぶコースです。「IBコース」とは、日本の高校卒業資格とIBディプロマを取得できるコースであり、日本語や英語での学びをします。
(国際科とIBコース共通) 英語教育と第二外国語教育
共通点としては、どちらも英語教育と第二外国語教育に力を入れていることです。
英語の授業は少人数制で行われ、ネイティブ教員が英語の4技能をしっかりと教えてくれます。リーディングやディスカッション、プレゼンテーションなどを通してどちらのコースでも英語力を向上させます。また、生徒全員は毎年TOEFL-ITPなどの試験を受験するそうです。
第二外国語は、
- ドイツ語
- フランス語
- 中国語
- ハングル
- アラビア語
の6言語から選択することができます。1年次は全員一つ選び、希望者は3年生になるまでに高度な表現力を身につけるそうです。英語以外にも、言語力を身につけることとができるのはとても素敵ですよね!特に、上記の言語が使われていた国に住んでいた帰国生などにとっても魅力的だと思います。
次に、それぞれのコースの特徴をみてみましょう。
国際科
国際科の授業は先ほど説明したように、選択式で選ぶことができる授業があります。興味や進路に合わせて選べるのはとても嬉しいですよね!
言語力を向上するための「国際コミュニケーション系専門科目」や文化について学ぶことができる「国際文化系専門科目」、そして「国際関係系専門科目」があります。面白そうな授業が多かったので、いくつかピックアップしました!
授業例
Professional English | Speech and Debate | CALL (Computer Assisted Language Learning) |
小学校英語活動 | 日本紹介 | English through Movies |
言語文化研究 | 国際食文化 | 時事英語 |
いかがでしょうか?タイトルだけでもとってみたくなるような授業だったり、英語力を向上できそうな授業が多いですよね!
IBコース
IBコースでは、
- グローバルな関心意欲を持っている生徒
- 主体性・探究力・忍耐力がある生徒
- コミュニケーション能力を持っている生徒
- 英語と日本語の能力どちらもバランスよく持っている生徒
を求めているコースです。
横浜国際高等学校のIBコースは、Dual Language Diploma Program (DLDP)なので、全ての授業が英語で行われるのではなく、日本語でも行われます。具体的には、日本語A、歴史、生物・物理・化学、音楽は日本語、English A、English B、数学が英語で行われます。
帰国後、日本語もしっかりと学びたいけど、英語力を維持・向上したいと思う方は多いのではないでしょうか。IBコースでは、英語での授業もあるので、日常的に英語が使えます。特に、SATを受けたいと思っている方は、数学を英語で学ぶのはとても大事だと思います!
大学合格実績
横浜国際高等学校の卒業生がどのような大学に進学しているかも気になりますよね。最新の2021年度、大学合格実績があったのでまとめました。
2021年卒業生156名
国公立大学 | 20名 (現役16名) |
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早慶上理ICU | 62名 (現役58名) |
GMARCH | 112名 (現役104名) |
海外大学 | 3名 (現役3名) |
卒業生の約4割が早慶上理ICUに合格しているのは、とても高い実績ですよね!国公立大学も、GMARCHも多くの卒業生が合格しているので、しっかりとした教育がされているのがわかります。
また、海外大学に3名が合格しています。具体的には、Florida South Western State College (アメリカ)、南京大学 (中国)、Thammasat University (タイ)、に合格しています。海外大学進学者がいると、将来の選択肢が増えたかと思います!
入試
最後に、横浜国際高等学校に入るための入試についてです。一般入試と帰国生入試があります。一般入試は英国数理社が出題され、帰国生入試では、理科と社会は出題されません。そのため、今回は帰国生入試のみを紹介します!
海外帰国生入試 (国際科)
資格 | 海外在住継続して2年以上、帰国後3年以内 |
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試験科目 | 英語、国語、数学、面接 (日本語) |
多くの高校では海外在住1年以上としていますが、横浜国際高等学校は2年以上なのでご注意ください。
また、英語だけではなく、国語と数学の試験がありますね。海外生活が長く、日本の国語や数学を十分に習っていない方は必ず受験対策が必要です。
海外帰国生入試 (国際バカロレアコース)
資格 | 海外在住継続して2年以上、帰国後3年以内、IBコースを第一希望とする者 |
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試験科目 | 英語、国語、数学、実技 (英語)、自己表現、面接 (日本語) |
IBコースを希望とする方は、海外帰国生入試 (国際科)の試験科目に加え、「特色検査」の実技と自己表現の試験が増えていますね。
実技の試験では、1分間のスピーチで英語でのコミュニケーション能力、そして自分の意見や考えを相手にうまく伝えられるかが評価される物です。自己表現の試験では、理解力、独創性、表現力が評価され、資料を読み取り、自分の考えを日本語や英語で記述するもの (60分) です。
まとめ
横浜国際高等学校の国際科コースとIBコースいかがでしたか?
英語教育に加え、第二外国語教育も行なっている素敵な学校ですよね!
入試では英語、数学、国語、はどちらのコースを希望しても出題されます。しっかりと対策をして頑張りましょう!