はじめにー法政大学第二高校について

法政大学第二中・高等学校(以後、法政大学第二高校)は、神奈川県川崎市に位置する、法政大学の附属学校として設立された中高一貫校です。

生徒一人ひとりの課題解決能力をのばすことを大切にし、お互いの意見をぶつけあいながらもその意見を尊重し、さまざまなことを学んで成長していきます。

法政大学の附属校という環境の中、自分の思考力を高め、考えぬいたことを実践し、失敗や成功を繰り返していきます。

英語教育や、高校3年次に取れる選択授業など、大学の附属校だからできる充実した教育プログラムのもとで、お子さんも大きく成長できることでしょう。

しかし、コロナ禍でインターネットの説明会や出願、入試などが多くなる中、帰国生入試に向けての学習準備や、環境面で心配なことも多いかと思います。

今回は、法政大学第二高校

  1. 学校生活
  2. 大学進学実績
  3. 入試情報

についてまとめて紹介していきます!

法政大学第二高校の学校生活

では、早速法政大学第二高校学生生活からみていきましょう。

法政大学第二高校では、週6日制のカリキュラムのもと、幅広い教養を身につけ、自ら考える力を体得して豊かな人格の形成をめざします。

基礎科目である国語・数学・社会/地理・理科・英語以外にも、公民、保健体育、芸術、家庭・情報、といった幅広い種類から選べる選択科目など、勉強面ではさまざまな経験ができることが大きなメリットのひとつです。

ここでは法政大学第二高校学習の特徴や、高等学校のカリキュラムについて紹介します。

学習の特徴

法政大学第二高校では、日常的な授業の中で、

  1. 調べること
  2. 討論すること
  3. 発表すること

のスキルを重視して、それらを意識した課題が多く取り入れられています。

お昼ごろまでの土曜日授業や、文系・理系のコース分けなど、生徒の進路にあわせた学習支援が受けられます。

美術や音楽の授業では豊かな感性を育てることを重視し、どちらもイチから作品を作ることを目標としています。

情報の授業では、今の時代を生きるには欠かせないメディアリテラシーや、情報化社会に関するテーマについて勉強し、自分で選んだ議題、研究について発表したりします。

このような通常授業の他にも、生徒が気軽にアクセスできるカウンセリングルームがあり、生徒の抱える日頃のちょっとした悩みごとのサポートをしています。保護者からの相談も受けており、家族と学校のコミュニケーションもしっかりと取れるようになっています。

常に学校のスタッフや、サポートに徹する専門家たちとコミュニケーションが取れるというのは、保護者としても安心ですね!

高等部

高校3年生のカリキュラムには、選択授業という必修科目があり、通常の授業では扱いきれない専門的な分野、大学のゼミのような授業を受けます。

講義や扱うテーマの例として、

  1. 社会学入門 -マスコミと現代-
  2. 世界史特講 -映画で見るアジア現代史-/li>
  3. まちづくりを考える -現代の都市と歴史-
  4. フランス語入門

 などがあります。

普段の歴史・社会、国語や英語の文学、といった枠を飛び越えて、一歩踏み込んだ勉強が高校の時点で出来るというのは大きなメリットですね。

大学の専門的な勉強がどのようなものなのか自分が本当に興味のある学問のジャンルとは何だろうか?このような疑問や興味について、高校生のうちから向き合うというのは、その先の大学生活にとって、とても有意義なことかと思います。

英語教育

さて、高校教育のプログラムがとてもしっかりしている法政大学第二高校ですが、英語教育留学プログラムはどのようなものなのでしょうか?

法政大学第二高校では、

  1. 語学研修
  2. 高校留学
  3. 国内での国際交流

という、3種類の国際交流の機会があります。

語学研修

【語学研修】では、夏休みの3週間を利用して、カナダでホームステイをしながら、バンクーバー・アイランド大学のキャンパスで研修をおこないます。午前は英語の授業、午後はカナダの雄大な自然を楽しむアクティビティを体験し、のびのびとした環境で過ごしながら英語力の向上を図ります。

高校留学

【高校留学】では、交換留学1学期留学1年留学などのいくつかのプログラムがあります。学校の特定の条件を満たせば、法政大学への推薦権を保持しつつ留年せずに1年間留学することも可能です。

国内での国際交流

【国内での国際交流】は、法政大学第二高校が積極的に海外の学校から生徒を留学生、交換留学生として受け入れ、在学生との交流をおこなっています。

他にも、英語学習の一環として、読書をたくさんするための取り組みや、「世界のどこでも生き抜く力― The ability to live anywhere in the world」をテーマとしたプレゼンテーション大会など、充実したカリキュラムが用意されています。

国際社会の一員としての意識を育み、広い視野を身につけることのできるプログラムは、お子さんの成長にとって、とても良い機会になるのではないでしょうか?

法政大学第二高校の大学進学実績

法政大学第二高校大学進学実績を確認しましょう。

法政大学第二高校は、法政大学への推薦入学を軸におき、学内成績と大学が求める外部試験の一定基準をクリアすれば、法政大学の各学部に内部推薦で進学することができます。

進学先の学部で特に多いのが、

  • 経済学部
  • 法学部
  • 経営学部
  • 社会学部
  • 文学部

などの学部です。

他の大学への進学実績は以下の通りです。

  • 横浜国立大学
  • 筑波大学
  • 横浜市立大学
  • 東京理科大学
  • 慶応義塾大学
  • 上智大学

法政大学以外の進学先を検討している学生のためにも、しっかりと学習を支援する体制は整っています。

法政大学第二高校の入試情報

法政大学第二高校入試情報です。

幅広い教育科目学習支援の機会を整えている法政大学第二高校入試制度とはどのようなものでしょうか。

ここでは学科試験入試帰国生向けの情報をまとめていきます。

募集要項

(2021年度の入学試験要項を参考にしています)

  1. 定員:男子70名・女子55名
  2. 2021年3月に中学校を卒業見込み、または、中学校を卒業した者
  3. 海外で1年以上中等普通教育を受け、2019年3月以降に帰国した(2021年3月までに帰国予定含む)受験生とその保護者

試験科目

(筆記試験・英語はリスニングを含む)

試験科目

試験科目国語・英語・数学(各100点・各50分)
面接(受験生・保護者)

帰国生入試も、他と変わりなく国語と数学を受験します。海外のカリキュラムで勉強してきたお子さんにとって、日本の国語、そして特に受験数学を理解するのは難しいかもしれません。

TCK Workshopであれば、日本と海外、両方のカリキュラムに精通し、高校受験科目の指導経験も豊富な講師がたくさんいます。英語の資格対策も、もちろんしっかり取れます。

法政大学第二高校の受験を検討されているのであれば、ぜひ下記の無料相談フォームから、まずは気軽にご相談ください。

法政大学第二高校のまとめ

法政大学第二高校はいかがでしたか?

法政大学第二高校では文系、理系とバランスよくさまざまな教育プログラムを経験することができ、学習支援も充実しています。

語学研修留学プログラム学校内で留学生と交流できる機会英語教育や、国際社会の一員としてどのような意識で活躍すべきかを考えるきっかけなど、学生としても、グローバル社会の一員としても、大きく成長できる環境です。

ただし、せっかくある学習の機会を入学後も有効に使いたいのなら、学校の学習時間だけだと心もとないかもしれません。豊富にある選択肢も、授業に追いつくだけで精いっぱいとなってしまうと、そのチャンスをフルに活用できるとは言い切れませんね。

受験前から力をつける学習ができるように、入学前からしっかりと準備を進めていけることが望ましいですね。