はじめにー神奈川大学附属中学について
横浜市緑区に位置する神奈川大学附属中・高等学校は、週6日制のカリキュラムを取り入れた、男女共学の中高一貫校です。
神奈川大学の附属校ですが、一人一人に合った大学受験対策に力を入れるため他大学への進学者も多く、特に国公立大学合格者の割合が高いことで有名な学校です。
土曜日を有効活用したカリキュラムで、授業内容も充実しています。 また、現代のグローバル社会で必要とされるコミュニケーション能力向上や異文化理解を深めるプログラムもたくさんあります。
コロナ禍でオンライン説明会が多い中、受験での帰国にあたり、学習面や環境面で不安なことも多いですよね。
今回は、神奈川大学附属中学の
- 学校生活
- 進学実績
- 帰国生入試情報
についてまとめて紹介していきたいと思います!
神奈川大学附属中学の学校生活
まずは、神奈川大学附属中学の学校生活からみてみましょう。
神奈川大学附属中学のグローバル教育では「異文化理解」と 「共生の理解」を重視し、中学の段階から国際的な人材の育成に力を入れています。
英語教育も充実しており、中学から楽しく参加できる様々な英語・国際交流プログラムがあります。
e-ラーニング教材の使用
帰国生は一般生と同じ授業を受けます。
ネイティブ教員の少人数体制の英会話授業などで実践的な英語力やエッセイの書き方を学んでいます。
また、専用にカスタマイズされたe-ラーニング・システム「College Pathway」を学習ツールとして使用し、語彙力や表現力、リスニング力の向上を目指しています(高校では授業内でも使用)。
ポートフォリオやクイズ機能などもあり、自分の英語力のレベルを確認しながら楽しく英語に触れることができます。
自宅で自分のペースで日常的に学習を進めることができるので授業内容の定着と英語力の維持が期待できそうですね。
登校できない場合には、Zoomを使った英会話授業などもあります。
英単語コンテスト
中学1年から高校3年まで、年6回のベースで英単語コンテストが行われ、4技能で必要な語彙を身につけています。
コンテストに参加することで自然と英語力の向上にもつながり、大学受験の英語対策にも役に立ちそうですね。
Breakthrough English Camp (BEC)
Breakthrough English Camp (BEC)は中学生全員が対象で、2泊3日の研修で外国人講師と「使える英語」を身に着けます。
少人数のグループでゲームやプレゼンテーションを通して英語を使うことで、英会話に慣れていない国内生も帰国生と一緒に楽しくグループワークに参加できると考えられます。
英国語学研修
中学3年と高校1年を対象に、イギリスのヨークまたはリバプールで2週間の語学研修とホームステイを体験できます。
インターナショナルクラスで現地の生徒との交流もあるので、交流を通して異文化理解やグローバルな視点を身に着けることができます。
他にもエンパワーメントプログラムや韓国の姉妹校との交流など、様々な国際交流プログラムが設置されています。
神奈川大学附属中学の進学実績
次に、神奈川大学附属中学の進学実績をみていきます。
実際に神奈川大学附属中学の生徒がどのような大学に進学しているのか気になりますよね。
上記にも書きましたが、他の附属校に比べて推薦枠以外の大学に進学する生徒も多く、毎年50名以上もの国公立大学合格者を輩出しています。 以下は、過去の卒業生の合格大学のデータの一部です。
国立大学
- 東京大学
- 一橋大学
- 京都大学
- 東京工業大学 他、多数。
私立大学
- 神奈川大学
- 早稲田大学
- 慶応義塾大学
- 上智大学 他、多数。
海外大学
- The University of Manchester
- The University of Sydney
- 慶応義塾大学
- Washington State University 他、多数。
「海外協定大学推薦制度」を推奨しているため、最大4大学まで共通の入学願書で出願できるので、海外大学を視野に入れているお子さんにも安心ですね。
神奈川大学附属中学の帰国生入試
最後に、神奈川大学附属中学の帰国生入試を確認しておきましょう。
例年、12月に若干名募集されます。
受験資格
- 保護者の海外在留に伴って海外で教育を受けた者。
- 海外滞在期間が継続して1年以上、かつ3年以内に帰国した者。
試験科目
算数 | 英語 |
---|---|
50分、100点 | 50分、100点 |
他校に比べて帰国生入試に関しての情報量が少なく、学校のHPの「入試出題ポイント」のページにも帰国生入試科目の情報は掲載されていません。
一般試験の偏差値は、日程によりますが、例年50~60と高めで、試験では基礎力以上の高い学力が求められます。
なので、帰国生が2科目受験のみでいいのはやはりうれしいですよね。
しかし、例年の帰国生入試では約半数が不合格と、倍率が高いため、基礎学力のみでは合格は難しいでしょう。
特に算数は合格のボーダーラインもあるため、高得点を狙う必要があります。
しかし、海外にいながら受験算数の対策をするのは難しいですよね。
TCK Workshopでは、中学受験科目(日/英)の対応が可能な元帰国生・バイリンガルの講師が多数在籍しています。
もし神奈川大学附属中学の受験を検討されているのであれば、ぜひ下記の無料相談フォームからご相談ください!
神奈川大学附属中学のまとめ
神奈川大学附属中学はいかがでしたか?
神奈川大学附属中学校では、グローバル教育とICT教育に力をいれながら、生徒一人一人に合った進路のサポートが行われています。
附属校にしては珍しく国公立大学への合格者も多く、海外大学出願のサポートも充実してきているため、これからの進学率にも期待できます。
帰国生入試では、受験算数の基礎力以上の学力を身につけることがキーポイントになってくると考えられます。