はじめにー立教女学院中学について
立教女学院中学校・高等学校(St.Margaret’s Junior & Senior High schol) は、女子・中高一貫のミッション・スクールです。
アメリカ人宣教師によって設立された立教女学院は、聖書の授業の他にも、土曜の集会や礼拝など、キリスト教の行事がたくさんあります。
また、1994年から帰国生の受け入れをしている同校では、短期留学や5つの姉妹校との長期の単位認定交換留学など、国際交流プログラムも豊富に設けられています。
コロナ禍でオンライン説明会やインターネット出願が多い中、お子さんの受験での帰国にあたり、環境面や学習面で不安なことも多いですよね。
今回は、立教女学院中学の
- 学校生活
- 進学実績
- 帰国生入試情報
についてまとめて紹介していきたいと思います!
立教女学院中学での学校生活
まずは、立教女学院中学の学校生活をみてみましょう。
立教女学院中学では高校の先取り授業が行われ、高校2年からは進路に沿ったコースに分かれます。(HRは各コースの生徒が混在しています。)
課外活動に関しては、自治の精神に基づいた生徒会活動や、異文化を体験してきた帰国生の個性を生かせるような活動もたくさんあります。
英語教育
帰国生は一般生と同じ授業を受けます。
英語授業も、帰国生用の取り出し授業はありませんが、中学1年の後期から習熟度別コースにわかれ、個人に合ったレベルでの少人数クラスで学習することができます。
また、週1回、習熟度別の特別課外授業があります。週ベースで英語力を維持することができるので、英語圏で育ったお子さんにとっても魅力的ですよね。
高校では、4技能に加え読解力や作文力の向上など、「発信型英語能力」の育成に力を入れています。
ネイティブスピーカーによる英語表現の授業などもあり、国際系・海外大学への進学を考えているお子さんにもおすすめです。
国際理解教育
国際交流の長い歴史がある同校では、中学・高校の生徒が参加できる国際理解教育・国際交流イベントがたくさんあります。
下記は、イベントの一部です。
UC Davis 短期留学 | カリフォルニアで現地の大学生や実際の研究に触れる。 |
---|---|
エンパワーメントプログラム | アメリカ・カナダの現役大学生や留学生をコーチとして、英語のディスカッションやプレゼンを行い、英語で考える力を身に着ける。 |
他にも、英語のみのサマープログラムや、ユネスコ協会主催の活動など、様々な国際理解教育イベントに参加でき、実践的な英語力や異文化コミュニケーション能力を育成しています。
国内にいながら海外の学生と交流する機会も多いので、自然と異文化や多言語と触れることができていいですね。
ARE学習
同校の教育の特徴として、ARE学習 (Ask, Research, Express) があります。
中学の3年間で調査研究力や表現発表力の基礎力を育成して、高校から卒業論文の作成を行っています。
論文作成やプレゼンテーションなど、六年間のARE学習を通して大学や社会で使えるスキルを早い段階から身に着けられそうですね。
立教女学院中学の進学実績
次に、立教女学院中学の進学実績をみてみます。
立教女学院中学は立教大学の附属校ではありませんが、毎年60~70%の生徒が推薦枠で立教大学に進学しています。
また、姉妹校も多く、国際教育プログラムが充実しているため、海外大学に進学する生徒のサポートも行われています。
以下は、過去の卒業生の主な合格大学です。
国立大学
- 東京大学
- 東京外語大学
- 一橋大学
- 北海道大学 他、多数。
私立大学
- 早稲田大学
- 慶応義塾大学
- 上智大学
- 東京理科大学
- 国際基督教大学
- 東京女子医科大学 他、多数。
海外大学
- King’s College London
- University of California Lis Angeles UCLA
- University of Pecs 他、多数。
立教大学以外の難関私立や国公立に進学希望する生徒に対しても一人一人に合った進学サポートがしっかり行われているからこそ、毎年難関大学への進学者を多く輩出できているのですね!
立教女学院中学の帰国生入試
最後に、立教女学院中学の帰国生入試について確認しておきましょう。
立教女学院中学の帰国生入試の特徴は「受験科目に英語がない」ということです。
海外での異文化経験を重視しているのと、英語圏以外からの帰国生を考慮してだと考えられます。
受験資格
以下の1と2に該当する者。
- 継続して海外に2年間以上在留していた者
- 帰国後2年以内の者
試験科目
国語 | 算数 | 作文 | 面接 |
---|---|---|---|
30分、40点 | 30分、40点 | 30分、20点 | 保護者同伴 |
作文では、海外で自分が経験したことを書くという内容なので、対策としては作文の練習のみで大丈夫でしょう。
ここで注意しておくべきなのは、帰国生入試の過去問が載っていないということです。
学校のホームページには帰国生入試の過去問が載っていないため、国語・算数の受験勉強をする際には、一般受験の国語・算数の対策が必要になってくるでしょう。
特に国語に関しては、漢字などの基礎学力が問われる問題も多く出題されるため、普段から漢字や作文の練習をしなければいけません。
しかし、海外にいながら受験国語の対策をするのは難しいですよね。
TCK Workshopでは、受験国語・算数 (日/英)の対応が可能な元帰国生・バイリンガルの講師が多数在籍しています。
もし立教女学院中学の受験を検討されているのであれば、ぜひ下記の無料相談フォームからご相談ください!
立教女学院中学のまとめ
立教女学院中学はいかがでしたか?
立教女学院では、国際交流・国際理解教育プログラムが豊富にあり、習熟度別の授業や課外活動で使える英語力や自分で考える力、表現力の育成に力を入れています。
留学や海外大学進学への個人にあった学習サポートもしっかりしているため、将来の進路に海外を視野に入れているお子さんにもおすすめの学校です。
帰国生受験では、
- 作文の練習をする!
- 受験国・算数の対策をして基礎学力を身に着ける!
の2点が合格への鍵となってくるでしょう。