はじめにー鎌倉女子大学中等部について

中高一貫校の鎌倉女子大学中等部・高等部では、「世界で輝く女性」を目指し、新たな形で成長しています。

同校は、個別の英会話レッスン「異文化理解」などの英語専門学科の導入など、英語教育に力を入れている学校です。

2020年には「国際教育コース」が新設され、帰国生を積極的に受けいれています。

オンラインでの説明会やインターネット出願が多い中、入学試験での帰国にあたり、学習面や環境面で色々と不安なことも多いかと思います。

今回は、鎌倉女子大学中等部

  1. 英語教育
  2. 大学進学実績
  3. 入学試験

についてまとめていきたいと思います!

鎌倉女子大学中等部の英語教育

鎌倉女子大学中等部から「国際教養コース」「プログレスコース」に分かれますが、2コースとも英語四技能の育成に力を入れており、英語力・コミュニケーション能力の向上を図っています。

ここでは、帰国生向けの「国際教養コース」英語教育・国際教育について紹介します。

鎌倉女子大学中等部の国際教養コース

2020年に新設された国際教養コースでは、特に英語教育を重視したカリキュラムで学習を行っています。アクティブラーニングを中心とした高い英語レベルの授業で、海外で身に着けた英語力を維持することができます。

また、中学3年間で高等学部の内容を先取りした授業内容を学習するため、国内外の難関大学への進学を目指しているお子さんにもおすすめです。

英語授業

帰国生は一般生と同じ授業を受けます。

中等部から、すでに高い英語力を持つ帰国生を対象としたALTとの取り出し授業があるため、国内で低下しがちな英語力をさらに伸ばすことができそうですね。

また、英語四技能の育成に加え、

  • ネイティブによるマンツーマンのオンライン英会話
  • ipadを用いての洋書読解
  • 3日間の英語集中研修
  • オンライン英検対策 (高等部卒業までに英検準1級を取得目標)

などの、実践的な英語力を身に着けるプログラムが充実しています。

なお、高等部では、「時事英語」「異文化理解」などの英語専門科目も履修可能で、国際系や海外大学進学に必要な教養コミュニケーション能力を育成できることが特徴です。

海外研修・留学

国際社会で使える表現力・語学力の育成を目指している同校では、様々な国際交流プログラム(応用プログラム)があり、異文化コミュニケーション能力や語学力を育成しています。

以下は、中等部・高等部で参加することができる主な海外研修・留学プログラムです。

  • 姉妹校であるオーストラリアのカレッジでの10日間の語学研修
  • カナダ、バンクーバーでの語学研修・ホームステイ体験 (中学3年)
  • アメリカ、ロサンゼルスで現地大学生と交流・ディズニーキャスト体験 (高校2年)
  • オーストラリア・ニュージーランドでの短期・1年留学 (高等部)

帰国生のお子さんも、授業等で培った英語力やコミュニケーション能力をもったうえで改めて海外の生活を体験すると、また新しい発見があるかもしれませんね!

鎌倉女子大学中等部の大学進学実績

鎌倉女子大学中等部からの大学進学実績をみてみましょう。

鎌倉女子大学中等部から進学・卒業した生徒がどのような大学に進学しているのか、気になりますよね。

以下は、卒業生の過去の合格大学の一部です。

  • 鎌倉女子大学
  • 東京学芸大学
  • 立教大学
  • 法政大学
  • 中央大学                  他、多数。

鎌倉女子大学への進学サポートはもちろん、70大学以上の推薦枠(神奈川大学、法政大学など)があり、一人一人の受験合格目標に合わせた学習支援の体制が整っています。

他の帰国子女受け入れ校と比べると難関私立大学や海外大学進学率は低いほうですが、上記でも紹介した「国際教養コース」では5年間で高校教育を修了させるため、一年かけて大学受験対策に取り組むことができます。

国際教養コース自体が2020年に設置されたばかりなので、これからの難関国内外大学への進学率が伸びていくと考えられますね。

鎌倉女子大学中等部の入学試験

帰国生入試(国際教養コース)12月と2月に受験可能です。

帰国生の受験資格や試験科目、必要な学力レベルについてお話します。

受験資格・鎌倉女子大学中等部の「建学の精神」に理解のある者。
・海外滞在1年以上、帰国後3年以内
試験科目・自己PR作文(50分)
・面接 (15分)

ここで注意しておくべきなのは、「一般試験では英検取得者の加点がある」という点です。

一般受験すべての英検取得者に対して、

  1. 準2級以上取得者:加点70点 
  2. 3級取得者:加点50点 
  3. 4級取得者:加点30点

の措置があります。

国際教養コースを一般受験する多くのお子さんが加点70点を狙うことを想定すると、帰国生入試を受験する場合には最低でも準2級以上の英語力が必要になってくるでしょう。

鎌倉女子大学中等部のまとめ

鎌倉女子大学中等部はいかがでしたか?

2020年の二つのコース新設など、教育改革を進めている鎌倉女子大学中等部では、今まで以上に高いレベルの英語力・学力を育成していくと考えられます。

その一新した英語教育・国際教育を目指すためにも、同校では今までより一層高い学力・英語力が求められることとなります。

特に学科試験や英検加点措置がない帰国生入試を受験するお子さんは、最低でも英検準2級以上取得の英語力を身に着けることがキーポイントになります。