はじめに

「英語の佼成」「グローバルの佼成」と呼ばれるほど英語教育や国際理解教育に定評のある本校。

世田谷区の閑静な住宅地で落ち着いて勉学に励み、英語4技能をバランスよく伸ばし、異文化を理解しつつ課題を解決する力を養います。留学システムをはじめ、多彩なブログラムを体験する中で、国際平和に貢献できる人材の育成を目指します。

SGH(スーパーグローバルハイスクール)とは、グローバル・リーダー育成に資する教育を重点的に行う高校を文部科学省が公的に認定する制度です。平成26年、応募246校の中から本校を含む56校が第一期校として選抜されました。

ハイレベルな中学の英語イマージョン

中学の「英語」は週10時間、3~4レベルに分けた習熟度別クラスで展開します。また、「音楽」と「美術」はネイティブ教員による英語イマージョンで行うほか、英検取得のために全校で取り組む「英検まつり」、ニュージーランドの中期留学(3カ月)、英語のエンパワーメントプログラムなどを実施。

結果、中学卒業時は英検3級以上取得率が100%、準2級以上は81%で高校に進学するほど実績を挙げ、全国の私立中学校ナンバーワンの賞も獲得しています。

研究発表会では国内大会で優勝、国際大会で準優勝

2017年度に課題研究の成果発表で最優秀賞を受賞し、2018年度の国際大会でも社会課題部門で準優勝を収めた高校では、さらに高いレベルで英語力と国際性を身に付けます。

高校の「英語」は分割少人数授業。ノーベル賞受賞者や大学教授など各界の一人者による特別授業、海外からの大学院生との英語での討論や数多くのスピーチやプレゼンの機会などによって、英語を使って問題を解決する能力も磨きます。

海外での学びは、ニュージーランドでの1年間の長期留学(留学クラス)、タイでのフィールドワークや約6週間のロンドン大学研修(スーパーグローバルクラス)、スリランカでの青少年交流・約40日間のイギリス短期留学(特進・進学クラス)など多彩です。

なぜ英検の取り組みが重要なのか 

  • 英語は「4技能」で評価される時代。中3での英検準2級取得率は81%。 
  • 入試や定期試験とは異なり、級やスコアを上げていく到達度型試験のためモチベーショ ンが上がりやすい。 
  • 大学入試でも多くの選抜方式で利用可能。 
  • 国際コースでは「IELTS」も併用しており、自分の適性や志望校に応じて柔軟に使い分けられる。 
  • 中学1年生から継続して取り組める。

本校では「英検まつり」と称して、受検期には学校全体で英検対策のための時間を取ります。 朝学習の時間に「mikan」というアプリを使った単語学習を行い、クラス毎に英単語の暗記を競争しながら覚えていくのです。1人ではなかなか身につかない単語も、「団体戦」で乗り切るのが佼成女子流です。

本校ではネイティブの教員が7名在籍しており、日常生活から4技能が学べる環境。ネイティブによる2次面接対策も万全です。 

中学の英語授業
中学の英語授業

講習室と呼ばれる校内予備校では、外部から大学受験のプロ講師を招いて講義が行われます。スコア分析から綿密な指導をしたり、合宿や特別講習をして合格に導きます。中学で行われる英語のスピーチコンテストはSpeaking、Listeningの最高の学習機会!中学では学年関係なく受験級別授業を展開。また英検対策期間には中高とも級別のスポット講習を放課後に開講しています。

国際人としての視野と人間力育成 

2005年に留学クラス(SA)を設けて以来、国際教育、英語教育に力を注ぐ佼成学園女子中学・高等学校。第1期スーパーグローバルハイスクール指定を受け、留学クラスで得たノウハウを活かしてスーパーグローバルクラス(SG)を2015年に創設しました。

ハイレベルな国際知識と教養の習得を目的とした留学クラス(SA)・スーパーグローバルクラス(SG)は、今や「グローバルの佼成」を代表する存在となっています。

国際社会や異文化に興味を抱いて入学する子が非常に多いです。

SG6期生
高2 宮澤史依さん

「小学生のとき、母とフィリピンの紛争地域の子供たちと交流するプログラムに応募したのですが、現地の治安の悪化で実現しませんでした。でもそれがきっかけで国際問題に関心を持つようになり、SGクラスを選びました。」

SA・SGでの海外研修

昨年度は、コロナ禍の前に出発していたSAの留学は実施できたものの、SGのタイ・フィールドワークやロンドン大学研修は現地での実施ができず、同校の国内大学や海外校との密な関係を生かし、これらをオンライン研修に切り替て学びを止めない工夫をしてきました。

SA:高1〜高3ニュージーランドに長期留学(1年間)
SG:高2タイでのフィールドワーク(約2週間)
SG:高3ロンドン大学で英語論文の研修(約6週間)
どちらの場合も、生徒個々に研究テーマを持つ探究学習を兼ねています
西村準吉
教頭

「即座にそうした対応ができたのは、これまでの高大連携の取り組みや、海外校との密な関係があったからです。」

SA・SGの生徒による国際的な社会課題をテーマとした研究は、「SGH全国高校生フォーラム」など、外部の研究発表会で高く評価されています。これを受けて同校では、2020年度より少人数ゼミナールを開設し、従来の探究学習により厚みを持たせる取り組みを全校で展開しています。自ら関心を持った社会課題について調査研究する体験は、その生徒の進路や将来にも影響を与えています。高い英語力に加え、6年間で世界を見る目が養われます。

2019年度卒業生:平田紗也子さん(SG3期生)

「大学で異文化コミュニケーションを専攻していますが、SGクラスでの経験がその進路につながりました。将来は国際的な仕事に関わりたいです。」

帰国生が佼成学園女子を選ぶ理由

入試についてのポイント  

  • 中学入試は、英語1科型入試と、2科型入試(算数・国語)があります。 
  • 高校入試は、英語1科型入試と、2科型入試(数学・国語・英語から2科目選択)があります。

英語1科型入試 (配点100点 所要時間:20分)

試験内容
  • ネイティブ教員と日本人教員によるインタビュー形式
  • 当日に提示されたテーマについて、英語で質疑応答
  • 国際的な視点に立ち、社会的関心の高さを問うテーマ
レベル

中学:英検3級~準2級 二次面接レベル
高校:英検2級〜準1級 二次面接レベル

英文の音読と内容理解についてのポイント
  • ゆっくりはっきり発音できること
  • イントネーションや重要単語の強調ができること 
  • 分からなくても読もうという姿勢があること 
  • 1単語でなく、完結した文章で回答できること 
英語インタビューについてのポイント 
  • 自分なりの率直な意見を述べられること
  • 理由や説明を加えるなど、論理的に意見を述べられること
  • インタビュアーの質問への対応力があること
  • 内容の正誤だけでなく、伝えようという姿勢があること 
  • 沈黙を避け、わからない時はその意思を示すこと
佼成学園女子HP
中学帰国生入試
佼成学園女子HP
高校帰国生入試

帰国生向けの授業について

長期にわたる海外生活によって、日本語力が衰えている生徒に対して、本校の卒業生にチューターとして、放課後を利用して日本語(国語)のサポート授業を実施していますまた、社会においても理解不足があるため、きめ細かな指導が行われております。チューターは、各科目の指導経験のある卒業生です。

年代も帰国生と近いので、日本での流行や話題など様々な分野でヒヤリングが行われております。

合格実績

卒業生の進路は、国公立・私立大と様々ですが、理系大学への進学者が増えております。また海外大学への進学者も輩出しています。佼成女子での学びと英語を武器に、それぞれの興味の分野への多彩な進路への可能性が広がります。

2022年は、国公立6名、早慶上智28名、中央大や法政大などGMARCH37名、三大女子大8名、海外大5名などに続き、理系難関大や医療看護系へは28名の合格者を輩出しています。(国際コース・特進コース卒業生68名)

佼成学園女子HP
合格実績

さいごに

英語学習だけでなく、グローバル教育、多様な海外経験の機会など、充実した学生生活を送っている生徒さんの表情がとても印象的ですね。

佼成学園女子への入学をご検討、ご相談はぜひTCKまでお気軽にお問合せください。中学・高校の帰国生入試ともに、2科型と英語型入試の2種類の方法がありますが、どのように対策をすればいいの?といったご相談など、随時受け付けしております!