はじめに
目白研心中学校・高等学校は、1923年創立の伝統ある学校です。独自の英語教育を始め、多彩な海外研修や留学プログラム、国際交流活動が行われており、一般生や帰国生に海外からの留学生も加わり、共に学び、「自己肯定力」「コミュニケーション力」「問題発見解決能力」を身につけ、グローバルに活躍する人を育てます。
新宿区の閑静な場所にあり、じっくり勉強と部活動に取り組むことができる環境や、放課後の時間を利用した勉強のサポート体制(学習支援センター)が整っています。
高校は3コースに分かれ、
- 一般入試で難関大学進学を目指す特進コース
- 多様な進路選択が可能な総合コース
- 海外大学進学を視野に入れて英語での対話力を身につけるSEC(Super English Course)
があります。生徒に人気の学習支援センターでは、基礎力定着プログラム、ステップアッププログラム、クラブ活動日の多い生徒対象の優先時間帯、受験対策プログラムなどがあります。近年、大学合格実績は大きく躍進しています。
学習支援センターでは、自分のペースで学習を進めることができますので、一生懸命勉強したい人は利用可能で、参加は自由です。また、元帰国生の教員が親身になって相談に乗ってくれるのは、目白研心の強みだと思います。
帰国生だからといって強制されるものはありませんので、普通の学校生活を送りたい人には適切なサポートを受けられます。学習意欲が高く、もっと勉強したいという生徒は、帰国生であってもなくても、学習支援センターでの補習講座をすすめています。
校舎・学内の様子
帰国生向けの動画
帰国生への学習指導(日本語の指導、取り出しや補習など)
中学の英語の授業は英語力のある生徒に対して、取り出し授業を行っています。せっかく日本の学校に戻ってきますので、できるだけ、日本の文化を知ってほしいこともあり、基本的には一般生と一緒です。
中学3年生からはコース別の授業になります。高校ではクラスが細分化されているため、クラス毎の授業になります。高校のSEC(Super English Course)ではTOEFL講座、Newspaper Englishの授業を受けられます。
また、総合コースの中に英語難関クラスがあるのも本校の魅力です。帰国後の学習に不安な人には校内に学習支援センターがあるので、授業外で利用できます。また、日本語に対して不安を抱いている生徒にはフォローアップがあります。
帰国生に対して配慮はしますが、帰国生だからという理由で、強制的な補習授業は必要ないと考えています。学習意欲が高く、もっと勉強したいという生徒は、帰国生であってもなくても、学習支援センターでの補習講座をすすめています。
国内・海外大学合格実績について
同じ偏差帯の学校と比べて大学合格実績がかなり伸びています。成績上位者も、もちろん入学していますが、学力中位層~上位層の生徒もしっかり、伸ばしている学校です。
2018~19年度 | 2020~21年度 |
海外大学 12名 GMARCH 59名 日東駒専 90名 | 海外大学 13名 GMARCH 88名 日東駒専 191名 |
また、英語の目白としてSEC(Super English Course)も含めて、海外大学に多数(内、ブリティッシュコロンビア大学に3名)の合格者が出ています。ブリティッシュコロンビア大学に合格した3名のうち、1人は総合コースから出ています。
- ブリティッシュコロンビア大学
- レイクランド大学ジャパン・キャンパス
- テンプル大学ジャパンキャンパス
- バーミンガム大学
- マンチェスター大学
- ブラッドフォード大学
- 慶熙大学校
- Centre College
- Depauw University
- Juniata College
- Southwestern University
- リーズ大学
- フレイザー・インターナショナル大学
- モントレーペニンシュラ大学
- グリオン大学
- レ・ロッシュ大学
- 梨花女子大学
- 延世大学校
- Lawrence University
- Goucher College
- Rhodes College
英語に特化したコースでもなく、特進コースでもなく、総合コースから海外大学の合格者が何人も出ているのが、あまり他校にはない実績だと思います。
留学制度や海外大学進学支援体制
本校ではカナダ・イギリスなど14校以上と姉妹提携校を結んでいます。これまで本校から派遣された留学生は300人余り。海外の姉妹提携校からは220人余りの留学生を受け入れています。
また、本校では留学生のホームステイ先となるご家庭も募集しており、これは自宅でできる身近な国際交流として好評を得ています。そして、校内には国際交流を専門に行う部門としてグローバル教育部があるほか、保護者による国際交流委員会があり、留学に関する情報交換や各種支援活動、国際交流のPR活動などを活発に行っています。※2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、留学プログラムを実施できませんでした。
帰国生入試について
目白研心中学校高等学校の帰国生入試は様々な試験が用意されていて、英語圏のインターナショナルスクールに通っていたお子様向けには英語のみの試験があります。
中学 国内帰国生入試(2022年度)
名称 | 試験科目 | 対象 |
A試験 | 英語 100点:英検準2級相当 面接(保護者同伴) | 英語圏の現地校に通学されていた方 英語圏のインター校に通学されていた方 |
B試験 | 国語 100点 算数 100点 面接(保護者同伴) | 日本人学校に通学されていた方 |
C試験 | 英語 100点 英検3級以上を得点換算するため、筆記試験はなし 国語 100点 算数 100点 面接(保護者同伴) | – |
高校 国内帰国生入試(2022年度)
名称 | 試験科目 | 対象 |
A試験 | 英語 100点:英検2級相当 面接(保護者同伴) | 英語圏の現地校に通学されていた方 英語圏のインター校に通学されていた方 |
B試験 | 英語・国語 各100点 または 英語・数学 各100点 ※英語は英検準2級相当 面接(保護者同伴) | 日本人学校に通学されていた方 |
A試験の英語について
四技能「Speaking」以外の「Listening」「Reading」「Writing」の三技能を問う問題となります。ネイティブ向けの英文記事やエッセイを読み、日本語で要約する問題や、テーマに沿って英作文を書く問題を出題。出題傾向は、グローバルな展開をしている検定試験(IELTS、TEAPなど)を参考。
B試験の英語について
本校の一般入試の問題レベルで、試験の内容はオーソドックスな海外生に配慮した問題となっています。
海外オンライン帰国生入試(2022年度)
2020年度より海外にいる受験生用の「海外オンライン帰国生入試」を実施しています。詳細は8月頃に発表いたしますが、試験内容は『書類選考+自己アピール』で筆記試験は課しません。
出願資格
- 2023年3月に小学校あるいは中学校を卒業見込み、またはそれに準ずる学齢の男女。
- 原則として海外在留一年以上で、現在海外にいる者(国内は不可)
- 保護者とともに帰国し、保護者のもとから通学できる者。
- 高校SEC希望者は、英検準2級以上を取得していること。
- 中学は英検4級以上、高校は3級以上を所持していること。その他の資格に関しては応相談。
この2年間の海外オンライン帰国生入試では中学で2名、高校で9名が入学しています。
帰国生や保護者へのメッセージ
入学後に一番喜んでもらえることとしては、普通の高校生活が送れるという点です。他には、新宿区の閑静な場所に位置した学校でじっくり勉強と部活動に取り組むことができる環境や、放課後の時間を利用した勉強のサポート体制(学習支援センター)が好評です。
また、中学3年からグローバル人材の育成を目指す「Super English Course(SEC)」を選択することができます。SECはTOFEL iBT 80点の英語力を目指すコースで、今まで培った国際感覚を伸ばす最適な環境です。こちらのコースは高校入学からでも選ぶことができます。
目白研心中学校・高等学校への入学・編入に関するご質問、受験対策などTCKまでお気軽にご相談ください。