はじめに

「TOEFLは聞いたことがあるけど、色々な種類があってどれを受ければ良いかわからない」と思ったことはありませんか?

今回はTOEFL JuniorをTOEFL iBTと比べながら紹介したいと思います!

  • TOEFLとは
  • TOEFL Juniorとは
  • iBTとJuniorの違い
  • どちらを受けるべきか

を紹介していきます!

TOEFLとは

TOEFL (Test of English as a Foreign Language)とは、英語を母語としない人を対象とした、英語能力測定試験です。

TOEFLには、

  • TOEFL Primary
  • TOEFL Junior Standard
  • TOEFL ITP
  • TOEFL iBT

があります。これら総合として「TOEFLファミリー」と呼ばれます。上から順に、難易度は難しくなっていきます。TOEFL iBTが一番難しいとすれば、TOEFL Juniorは中級段階のテストということがわかりますね。

まとめると、

小学生向けTOEFL Primary
中高生向けTOEFL Junior
大学レベルTOEFL ITP, TOEFL iBT

となります。

TOEFL Juniorとは

TOEFL Juniorとは、中高生向け、11歳以上を対象としたテストであり、2種類あります。一つ目はTOEFL Junior Standard Test、そしてもう一つはTOEFL Junior Speaking Testです。それぞれのテスト内容を見てみましょう。

TOEFL Junior Standard Test テスト内容

リスニング42問 40分
文法・語彙42問 25分
リーディング42問 50分

各セクションに42問が出題され、合計で126問、時間は115分、約2時間弱のテストですね。中高生対象のテストなため、海外の中学・高校の授業や会話などを題材にしており、世界中のカリキュラムをもとに設計されたテストです。

TOEFL Junior Speaking Test テスト内容

スピーキング4問 18分

スピーキングテストは0-16のスコアで評価されます。内容は、

  • 音読
  • 絵の説明
  • 学校での活動について聞く・話す
  • 学校の授業について聞く・話す

というものです。個人受験の受験料は6600円となります。

このテストはスピーキングのみなので、今回はTOEFLJunior Standard Testを中心に紹介したいと思います。

iBTと比較すると..

次に、TOEFL Junior Standard TestとTOEFL iBTを比べてみましょう。

TOEFL Junior StandardTOEFL iBT
試験内容・Listening Comprehension 40分
・Language Form and Meaning 25分
・Reading Comprehension 50分
・Reading 54-72分
・Listening 41-57分
・Speaking 17分
・Writing 50分
満点スコア各セクション200-300、合計して900点満点各セクション0-30、合計して120点満点
合計試験時間1時間55分3時間
試験形態ペーパーコンピュータ上
試験頻度年2回年40回以上
受験料4500円26686円 (245ドル)
*日本で受ける場合

いかがですか? 2つには違いが多いですよね。

まず初めに、試験の内容を見てみると、iBTの方がライティングやスピーキングを含んでおり、より総合的な英語力が問われます。そのため、テスト時間もより長くなっており、受験料も5倍以上となっていますね。

また、気をつけなければいけないのは、TOEFL Juniorは年に2回しか行われないということです。受験地として札幌・東京・横浜・名古屋・大阪・福岡があがっているので、受験すると決めたら速やかに予約を取りましょう。

どっち受けるべき?

では、どちらを受けるべきでしょうか。まず一番大事なのは、テストを何のために受験するかです。

もし大学受験や高校受験で使うのであれば、その学校の募集要項を確認するのが一番大事です。TOEFL iBTは、TOEFLファミリーの一番上級のレベルのものであるため、帰国生枠の大学受験に役立ちます。もちろんTOEFL Juniorも受験として使われることがあるので、特に高校受験などを考えている方は、募集要項をチェックしてみましょう。

受験のためではなく、自分の英語力を知りたいという方はTOEFL Juniorの方をおすすめします。4500円で受けることができ、英語がどれほどできるかの目安になるでしょう。

また、iBTより内容は易しくなっているため、高度なiBTを受けるのを迷っている方はまず Junior Standardを受けることをおすすめします!「TOEFL Junior® Standard からTOEFL iBT®へ橋渡しとなるテスト」となっているので、初めての方はJuniorを受験してからiBTを受験すると良いと思います!

まとめ

TOEFL JuniorとiBTの比較、いかがでしたか?

自分のニーズに合わせて受験してみてください。

どちらを受けるにせよ、受験に使う場合は受験対策が必要です。満点に近い点数を目指して、志望校の合格しましょう!

何回も受けるのではなく、1回、2回で点数を高くするには、プロからのコツや指導がとても大事になってきます。