「書けるけど試験で攻略できない」帰国子女の英日バランス苦労期
帰国子女として海外で流暢に英語を使ってきたお子様でも、高校受験となると英語・国語という“日本独特の入試フォーマット”に戸惑う方が多いのではないでしょうか。

「英検はできたのに、記述問題になると穴が見える」

「英語で考えてしまって日本語の論理の流れがぎこちない」
このような声は少なくありません。特に英語は得意と誤解されがちですが、入試では文法、語彙、論理構成など“日本型”の記述力が求められます。
さらに、国語では「英語で考えてしまうクセ」が災いし、漢字や文脈把握、長文読解に苦戦するケースも散見されます。自ずと偏差値と得点がずれ、二次試験や面接でも自己PRが曖昧になり、「本来の力を試験で発揮できない」歯がゆさを感じる帰国子女が増えています。志望校への期待と不安の間で、お子様も保護者様も「どう準備すべきか見えなくなっている」状況に陥りがちです。
「点数は出ているのに、模試で逃げ腰になっていた息子」先輩家庭の本音
ニュージーランド在住中のSくんのご家庭も同様でした。英会話力には自信があり、英検準一級も取得。しかし、模試の国語・英語の長文で、「書く」「読む」という日本の問われ方に対応できず、スコアが伸び悩んでいました。保護者さまは「現地校も忙しく、準備する時間がないまま帰国。自分たちだけでカバーする方法がわからず、どうすすめればいいか本当に悩みました」と語っています。
都立国際高校を受験したK.Eさんも、シャイで面接に自信がなく、夜遅くまで講師に頼っていたといいます。「先生がいなかったら合格できなかった」と涙ながらに語り、面接練習で話し方や自己表現を磨いたことで「自分らしさを入試で出せるようになった」と喜びを語っています。
こうした事態は「うちの子だけ?」と心配になるものですが、多くの帰国子女が同様に苦しみ、模試や本番で「思うような結果が出ない自分」に直面しています。保護者様として、「これで大丈夫か」と胸が痛む瞬間を抱えていることでしょう。
英語+国語で差がつく、帰国子女高校受験6つの戦略
帰国子女の高校受験対策では、英語と国語の“両輪攻略”が不可欠です。ここでは、最新の言語教育研究や入試データに基づく6つの戦略をご提案します。1〜4は英語対策、5と6は国語・論述力の強化に焦点を当てています。
英語対策①:記述英作文の形式に慣れる訓練
ETS公式ガイドでは「英語力だけでなく、表現の明確性が合格に直結する」と指摘されており、テーマに対して論理的に構成する力が求められます。帰国子女は「話せるけれど書けない」ことが多いので、Task 1〜2レベルの模擬記述演習を繰り返し、論点整理→結論→根拠展開→締めの構成フレームを意識するトレーニングが重要です。
英語対策②:語彙と文法は「入試頻出」に特化
調査によると、高校受験英語長文では中学卒業レベルから高校入試水準の語彙・文法が半分以上を占めます。海外校では出てこない表現(「仮定法」「受動態の多段構造」など)をピンポイントで補強することで、長文の正答率がグッと上がります。例えば「…were to」「…have been」など、使い勝手の良い中・検対応語句を短期で定着させます。
英語対策③:和文英訳×英作文の二重チェック法
日英/英日で穴を洗い出す独自照合法です。和文英訳で“文法・語順”、英作文で“発信力と構造化”の2段階セットにすることで、帰国子女が英語を論理的に使いこなす訓練になります。これにより、「英語はできると思っていたら書けなかった…」というミスマッチを解消します。
英語対策④:面接と自己PRは“英語+日本語ミックス”で自然に
ICUや都立国際高校などでは英語・日本語の混合運用が一部試験選抜に見られます。実際、講師陣は英語ネイティブレベルでありながら日本語との切り替えをサポートできる体制です。面接練習では「いつどの言語で答えるか」を意識させ、自然なバイリンガル・コミュニケーション力を養成します。
国語対策⑤:論理思考型の長文読解訓練
国語長文は「因果関係」「対比」「筆者意図」に注目する力が重要です。読解センターでは「長文における主旨把握ミスが8割以上の失点原因」とされており、海外校で鍛えられた“自由連想読み”から「問題主導×論理構成を意識した読む方法」への切り替えが必要です。帰国子女には特に意識的な補正が望まれます。
国語対策⑥:小論文/記述問題は「ディスカッション→書く→推敲」のフローで完成度を高める
立命館宇治高校合格のK.Eさんは、講師との繰り返しのディスカッションと書き直しを通じて、「自分の視点に説得力を持たせる」文章力を育みました。この方法は「話してから書く」というステップで、自己の論理を深掘りでき、入試本番での文章展開に安定感が出ます。
以上の6つの戦略は、入試研究データやTCK Workshopの実績から導き出され、体系的に学ぶことで「英語+国語」の二重苦を克服し、自信を持って本番に臨めます。
柔軟対応&志望校合格率アップ!TCK Workshopの個別指導
TCK Workshopでは、上記6戦略をベースに、帰国子女それぞれの学習状況・渡航歴・志望校に特化した個別カリキュラムを作成しております。特に英語・国語のバランスが取れた指導で、英検準一級・TOEFL対策が可能なネイティブ講師陣による添削&面接練習が強みです。Sさま(ニュージーランド滞在)は、国語・数学はもちろん、英検準一級やTOEFLを同時対策し、出願書類や面接準備まで“一括対応”で進めることができ、本命のICU高校に合格されました。
また、K.Eさん(ベトナム滞在)は、夜遅くでも面接練習やエッセイ添削に対応することで「自分らしく受験できた」と感謝の声を残しています。こうした成果は、TCK Workshopが志望校と個別対応に強みを持っており、講師のきめ細かいサポート体制と、帰国子女経験者ならではの理解があるからこそ実現可能です。
指導方法としては、初回の無料相談でお子様の言語履歴と志望シナリオを伺い、AI+プロ講師によるカリキュラムを最短翌週には提供。教材はその都度、模擬試験・過去問・英検・TOEFL公式ガイドなどから最適なものを選び、知識と実践力を融合させます。面接対策では、「日本語と英語を自然に切り替える」訓練を意識し、言語間ギャップを感じず、志望校に合った表現力と態度を身につけることができます。
このような方に特におすすめです
- 帰国直後で日本の文法・漢字・文章構造に不慣れな帰国子女
- 英語圏で長く生活し、日本語の記述入試に不安があるお子様
- 英検やスピーキング力は高いのに、模試で国語と英語の得点バランスが取れず偏差値が出にくい方
- 自己PRカードや面接で英語も日本語も使う学校を志望し、両言語の使い分けに自信のない方
- 現地校中心で英語は得意だが、日本語の記事読解や漢字が苦手な方
- 「英語力」だけでなく「書く力」「話す力」「日本語の論理」すべてを底上げしたい方
特に本記事とTCK Workshopのサポートが効果的なのは上記のような方々でその他の受験や語学資格のサポートも行なっているのでお気軽にお問い合わせください。
今すぐ始める3つのステップで合格への第一歩を
志望校合格へ向けて、このまま「英語は得意」「国語が心配」が続くままでは、本来発揮できるはずの力が埋もれてしまうかもしれません。まずは下記3つのステップから、安心の一歩を踏み出しませんか?
- 無料教育相談
お子様の英語歴・日本語力・滞在歴・志望校情報などをご共有いただければ、TCK Workshopのプロ講師が最適な学習プランをご提案します。相談はオンラインで実施でき、土日対応も可能です。英語が堪能でも入試形式に対応できるか、不安な点をすべてお聞かせください。
- 体験授業(30–120分)
実際の授業を体験していただくことで、講師との相性や指導方針、言語切替の質を実感していただけます。面接練習、記述対策、語彙補強など、特に必要なコンテンツに合わせた内容で行うため、「これなら続けられる」と納得して始められます。
- 特別講座「ICU自己PR&面接対策パック」
TCK Workshopでは、帰国子女高校入試に特化した「ICU自己PR&面接対策パック」が実在します。こちらはICU高受験生に向け、英語・日本語混在の自己PRカード・面接対応を集中的に練習する講座です。実際の出題傾向や英語日本語の切り替えを考慮した模擬練習がセットになっており、受講生からは「安心して本番に臨めた」「自分の言葉で話せた」という声が寄せられています。TCK Workshop公式サイトの「特別講座一覧」からお申込み可能です。
ご不明点や気になる点がございましたら、お気軽に無料相談をご利用ください。「英語はできる、でも日本語では…」というお悩みも、TCK Workshopなら着実に解消し、合格への最短ルートを一緒に歩んでいけます。まずはお気軽にご相談をお待ちしております。