帰国生入試において、近年圧倒的な注目を集めているのがサレジアン国際学園赤羽中学校です。特に「インターナショナルコース・アドバンスグループ」は、海外現地校やインターナショナルスクールで培った英語力を維持し、さらに発展させたいご家庭にとって理想的な環境と言えるでしょう。2026年度入試に向けては、英語筆記試験の免除制度や、算数と英語が融合した独自のエッセイ形式など、受験生が押さえておくべき重要な変更点と特徴があります。本記事では、最新の受験報告会に基づいた入試分析と、合格を勝ち取るための具体的な学習ステップを詳しく解説します。

古久保先生
学習相談員

講師:古久保 麻友

TCK Workshopのトッププロ講師。小学生時代にイギリスの現地校、中高はドイツのインターナショナルスクール(IB校)に通い、ICU大学(9月入学)へ進学。小中高受験や編入、英語資格、IBなど幅広い進路相談に対応。英語資格対策や中学受験・編入指導を得意とし、サレジアン世田谷・赤羽、ICU高校、学芸大国際などの合格実績あり。日本語作文、志望理由書、面接対策、IB DP(Japanese/English)指導も可能。

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    TCK Workshopの無料学習相談では、サレジアン国際学園赤羽の独自形式の試験に対応したオーダーメイドの対策プランをご提案します。お子様の現在の英語力や算数力に合わせ、合格までの最短ルートをプロの講師が一緒に作成いたします。

    サレジアン国際学園赤羽の教育環境とコースの特徴

    サレジアン赤羽の魅力は、単なる英語教育にとどまらず、世界基準のカリキュラムを日本国内で受けられる点にあります。まずは、受験生が多く集まるインターナショナルコースの概要を確認しましょう。

    古久保先生

    海外大学進学を見据えたWACE(西オーストラリア州高校卒業資格)の取得が目指せる点は、他の学校にはない大きな強みです。日本の教育と海外のカリキュラムを並行して学ぶのは忙しい面もありますが、達成した時のメリットは計り知れません。

    コース概要と比較表

    サレジアン赤羽には複数のコースがありますが、帰国生入試で主に対象となるアドバンスグループを中心に、その特徴をまとめました。

    項目インターナショナルコース(アドバンス)特徴とメリット
    使用言語国語以外の主要科目を英語で指導現地校に近い環境で学習を継続できる
    取得資格日本の卒業資格 + WACE海外大学進学の強力な武器になる
    英語レベル英検準1級〜1級程度を想定高い英語保持能力が求められる
    教育手法PBL(課題解決型学習)自ら考え、発信する力が養われる

    このデュアルディプロマプログラム(WACE)は、西オーストラリア州の高校卒業資格であり、英語での高度な学習を修了した証明になります。日本国外の大学進学を視野に入れている方や、将来の選択肢を広げたい方にとって、これ以上ない環境が整っています。

    2026年度入試の英語筆記試験と英検優遇制度の変更点

    2026年度入試では、英検の所持級による優遇措置が大きく変わりました。これにより、受験戦略の立て方が以前とは全く異なります。

    英検による筆記試験免除の仕組み

    以前は級によって加点される方式でしたが、最新の入試制度では「英検準1級以上」を保持していることが大きな分かれ目となります。

    保持している英検の級2026年度入試の優遇措置対策の方向性
    英検準1級以上英語筆記試験が「免除」となるエッセイと面接対策に完全特化できる
    英検2級筆記試験に10点加点筆記試験で高得点を取りつつ、エッセイを強化
    級なし優遇なし筆記・エッセイともに万全の準備が必要

    筆記試験の免除は、心理的にも時間的にも非常に大きなアドバンテージです。準1級を保持していれば、筆記対策の時間をすべてエッセイや面接の練習に充てることができるため、合格率が飛躍的に高まります。

    英語筆記試験の内容とレベル

    準1級を保持していない場合に受験する筆記試験は、英検2級から準1級レベルの内容で構成されています。試験セクションは大きく分けて、文法知識、長文読解、記述問題の3種類です。2026年度の傾向としては、以前よりも標準的で対策が立てやすい形式になりました。しかし、合格ラインが底上げされている現状を考えると、ミスが許されない試験であると言えるでしょう。

    合格の鍵を握る「算数・英語融合型エッセイ」の攻略法

    サレジアン赤羽の入試で最も特徴的であり、多くの受験生が苦戦するのがこのエッセイ試験です。一般的な「自分の意見を述べる英作文」とは全く異なり、数学的な思考力と論理的な説明力が同時に求められます。

    古久保先生

    計算ができるだけ、英語が話せるだけでは合格点は取れません。導き出した数字にどのような意味があるのかを、採点者に納得させる「言葉」で説明する練習が必要です。算数用語を英語で使いこなすことが、最初の高い壁になります。

    思考のプロセスを可視化する独自形式

    この試験では、算数、理科、社会に関連する具体的な社会課題やプロジェクトがテーマとして出題されます。回答用紙は左右に分かれており、左側の枠内に計算過程や図、思考のプロセスを書き込み、右側の広いスペースにその根拠や解決策を英語で論述していく形式です。

    具体的な出題イメージ:ソーラーパネル設置プロジェクト

    例えば、過去には以下のようなシナリオを想定した問題が出題されています。

    出題の要素内容の例
    与えられるデータ屋根の形状(台形・長方形)、パネルの価格、工事費用、自治体の予算
    算数的な課題面積を算出し、予算内で設置可能な最大枚数と総費用を計算する
    論理的な課題予算が不足する場合、どのような代替案(寄付、段階的導入など)があるか提案する
    評価のポイント正確な計算、論理的な構成、独創的なアイデア、適切な英語表現

    このように、単なる知識の暗記ではなく、与えられた条件下で最適解を導き出す能力が試されます。計算が合っていることは前提として、その結果をどう解釈し、英語でどう表現するかが勝負の分かれ目となります。

    必須となる「算数・数学の英語表現」

    このエッセイを攻略するためには、算数特有の用語を英語でインプットし、スムーズにアウトプットできる状態にしておく必要があります。

    日本語英語表現文中での使用例
    面積AreaThe total area of the roof is…
    予算BudgetConsidering the town’s budget…
    合計額Total amountThe total amount including labor costs is…
    不足・赤字Deficit / ShortageTo cover the deficit of the funds…
    代替案Alternative / OptionOne possible alternative is to…

    これらの単語を単独で覚えるのではなく、「Because the total cost exceeds the budget, we should consider…(総費用が予算を超えるため、私たちは〜を検討すべきです)」といった、論理をつなぐフレーズとして習得することが重要です。

    アウトプット重視の対策ステップ

    対策としては、まず算数的な問題を英語で解くことに慣れることから始めましょう。1度解いた問題を、今度は「なぜその式を立てたのか」を英語で実況中継するように説明する練習が効果的です。その後、時間を計りながら実際のサンプル問題に取り組み、第三者(プロの講師)による添削を受けることで、記述の精度を高めていきます。

    【関連記事】帰国生の算数準備についてはこちらもご覧ください。

    日本語と英語で実施される面接への備え

    サレジアン赤羽の面接は、日本語と英語の両方の言語で行われます。これは、どちらの言語においても自分の考えをしっかりと伝えられる「バイリンガルとしての資質」を見るためです。

    面接での頻出質問と準備ポイント

    面接では、これまでの海外経験を単に羅列するのではなく、そこから何を感じ、どう成長したかを具体的に話すことが求められます。

    質問のカテゴリー具体的な質問例準備のヒント
    自己分析・経験海外で最も苦労したことと、その乗り越え方具体的なエピソードを用意する
    志望動機なぜサレジアン赤羽のアドバンスグループなのかWACEやPBL教育への理解を示す
    思考力・価値観「あなたにとって学校の役割とは何ですか?」自分の言葉で深い哲学を持つ
    言語能力(英語)将来の夢や、興味のある社会問題について英語で論理的に説明できるようにする
    古久保先生

    面接官は、お子さんの素直な言葉を聞きたいと考えています。用意した答えを丸暗記するのではなく、どんな質問に対しても「自分はどう思うか」という芯を持って答えられるように、日頃から親子で対話を楽しんでください。

    TCK Workshopがサレジアン赤羽入試に強い理由

    サレジアン国際学園赤羽の入試は、他の学校にはない非常にユニークな形式です。そのため、一般的な集団塾のカリキュラムだけでは、個々の弱点をカバーしきれないことが多々あります。TCK Workshopでは、この学校の特性を熟知したプロ講師が、完全個別指導で合格をサポートします。

    完全オーダーメイドの添削と指導

    最大の特徴である英語エッセイは、一人ひとりの思考の癖や英語のレベルに合わせて、丁寧に添削指導を行います。計算プロセスで見落としがちなポイントや、より説得力のある英語の言い回しを、1対1でじっくりと指導します。開校当初からの過去問やサンプル問題を分析し尽くしているため、本番に近い環境での演習が可能です。

    8割を超える高い合格実績

    サレジアン系列校への合格実績は8割を超えており、多くの受験生を合格へと導いてきました。バイリンガルのベテラン講師陣が、お子様の海外でのバックグラウンドを理解した上で、日本の入試で求められる記述力やマナーをバランスよく指導します。

    特別講座とオンライン模試の活用

    春期講習や直前講習では、サレジアン赤羽に特化した集中講座を開講しています。実際の試験と同じ時間配分で模試を行い、その場ですぐにフィードバックを行うことで、本番での緊張感に慣れ、実力を出し切る準備を整えます。

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    ビデオ講座、模試、夏期講習etc

    まとめ

    サレジアン国際学園赤羽の2026年度入試を成功させるためのポイントは以下の5点です。

    • 英検準1級を早期に取得し、英語筆記試験の免除を勝ち取ることが合格への最大の近道となる。
    • 英語エッセイは「算数力」と「論理的説明力」の融合。算数用語を英語で使いこなす特訓が不可欠。
    • 計算のプロセスを言葉にする練習を積み、読み手を納得させるロジックを組み立てる。
    • 面接は日本語・英語の両方で準備し、自分自身の経験や価値観を深掘りしておく。
    • 特殊な試験形式だからこそ、専門的な添削とフィードバックを受けられる個別対策が非常に有効。

    お子様がこれまでに積み上げてきた英語力を最大限に活かし、自信を持ってサレジアン赤羽の門を叩けるよう、まずはTCK Workshopの無料学習相談で現状を整理してみませんか。世界中のどこからでも、プロの講師がお子様に最適な合格戦略をアドバイスいたします。

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