IBのウソ・ホントシリーズ続編をお届けします!前回は、海外でのIB学習を考えている皆さん向けに
- 英語力が点数を大きく左右する?!
- IBは個人戦ってほんと…?
- 学業と課外活動の両立は不可能?!
をご紹介しました。
今回も「そのIBのうわさ、ほんとなの?」に、IB経験者が切り込んではっきり答えていきたいとおもいます!
◎:とても大事です!
科目によって得点が取りやすい or 取りにくいの差があります。IB履修にあたっては、その科目で何を学ぶのか、どんなテスト形式なのかをきちんと調べておくことがオススメです!
例えば、理系が得意だからといってChemistry HL, Physics HLとFurther Mathematicsを選択したり、英語が苦手だからといってEnglish HLを選択しなかったり…など、単純な思い込みや想像に基づいた科目選択を行うと、後々、それに苦しめられることになりかねません。シラバスを読んだり学校の先生と相談したりして戦略的に科目を選択しましょう。
×:全然違います。
IBの最終スコアには、2年間の学習成績の一部も含まれます。IBは2年間の連続したカリキュラムで、最終試験の他にInternal Assessment (通常IA)や、Oral Presentationなど、さまざまな観点から最終スコアが算定されます。つまり、G12の最終試験さえ頑張ればいい!というわけではありません。学校で課されるエッセイやプレゼンテーションも採点対象になることがありますので、2年間のコツコツとした努力が高得点への近道となります。
△:日本の入試でも利用できます。
IBを取得すると、日本国内の難関大学への進学の道も開けます。これまで日本国内ではIBの知名度が低く、「海外大学進学を考えている人」向けだと言われてきました。
ところが、現行のさまざまな大学の入試制度を調べると、IBを取得することで、高校卒業資格として認められ、帰国子女受験やAO試験、中にはIB生限定のIB入試を受けることもできます。IBの国内での評判が上がったことで、年々IB生が受験できる学校は増え続けています。
まとめ
いかがでしょうか?
- 履修科目の選択はとても重要な要素!履修前にじっくり考えよう!
- IBは2年間の努力を評価します!最終試験のみならずIAなどにも全力で取り組もう!
- IBは日本の大学の出願にも活かせる資格!
前回もお伝えした通り、IBは近年日本で知名度が上がってきているとはいえ、まだまだ知られていない学習カリキュラムです。だからこそ、うわさに惑わされずに、一次情報や経験者の声に耳を傾け、IBをあきらめることなく挑戦できる環境を自分で整えていくことが重要です。