指導を通して感じた想いやお役立ち情報を皆様にお届け致します。
バイリンガル教育を実践しようとマレーシアへ移住した2児の母です。マレーシアで英国式インターナショナルスクールへ子供を通わせながら、バイリンガル教育に関連する記事をお届けしています。
渋谷教育学園渋谷中学高等学校(渋渋)は、東京都渋谷区にある共学の中高一貫校です。幕張にある渋谷教育学園幕張中学校・高等学校とは姉妹校にあたります。
「渋渋」の愛称で呼ばれ、渋谷という立地を活かし、自由で「自調自考」の理念のもと国際社会で活躍する人材の育成を目指す学校です。帰国子女入試での人気の高い学校の一つです。優秀な進学実績を残しており、海外の名門大学へ進学する学生も輩出しています。
では渋谷中学高等学校をご紹介します。
学校名 | 渋谷教育学園渋谷中学高等学校 |
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住所 | 東京都渋谷区渋谷1-21-18 |
TEL | 03-3400-6363 |
HP | https://www.shibushibu.jp/ |
対象 | 中学1年生〜高校3年生 |
アクセス | 各路線 渋谷駅より徒歩7分 |
帰国生受験では、海外在住期間が2年以上、帰国後2年以内であることが条件です。海外在住時に就学していた学校の種類は問われません。ですので、現地校・インター・日本人学校のいずれの学校からでも受験が可能です。条件に満たない場合には、ぜひ学校へ直接ご相談ください。
試験科目は、英語力を活かす方法と、英語なしでの受験の2種類から選べます。入学後に英語の取り出し授業を希望する場合は、英語型での受験が必要です!
基本条件 | 3月小学校卒業見込みの者 試験日までに海外在住歴2年以上、帰国後2年以内の者 ※この資格に近い状況の方は応相談 |
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募集定員 | 第1学年(中学1年生)男女 計12名 |
出願期間 | 1月上旬〜1月下旬 |
入試日時 | 1月下旬 |
入試方式 | ・英語型 英語・国語・算数(各100点)・英語面接(グループ) ・作文型(英語なし)作文(20点) 国語・算数(各100点)・面接(グループ) ※どちらの試験方法とも、国語・算数は共通の問題 |
帰国生 | 英語型 | 作文型 | 合計 | ||
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男子 | 女子 | 男子 | 女子 | ||
出願者数 | 40 | 93 | 68 | 52 | 253 |
受験者数 | 37 | 84 | 63 | 51 | 235 |
合格者数 | 7 | 20 | 21 | 17 | 65 |
渋谷中学高等学校は、「自調自考」の力を伸ばすを根幹に、国際人としての資質を養い、高い倫理観を育てるの教育目標を掲げています。
「自調自考」とは、「自らの手で調べて、自らの頭で考える」ことです。
渋渋の教育の特徴は、年間の学習内容と計画が記されたシラバスを活用した教育、中高6年間を2学年ごとのブロックに分けたカリキュラム、高校1〜2年生の「自調自考論文」など。
都会的で明るく活発で、多くの帰国生たちをはじめとするユニークな個性あふれる生徒たちが集まる学校です。帰国生英語クラスでは北米の学校の学習様式を取り入れ、日英のバイリンガルとしてアカデミックな学習をしていくことができます。
渋渋が力を入れている英語教育は、文部科学省のスーパーイングリッシュランゲージハイスクール(SELHi)に指定されています。
国内外の大学への進学実績も素晴らしく、海外大学への進学にも力を入れています。学校で主催する「海外大学進学説明会」では、海外大学へ進んだ卒業生の先輩の話を聞くことができます。渋渋では、帰国生と一般生が互いにいい影響を与え合う学生生活がおくれます。
渋渋での学習の大きな特徴の一つはシラバスがあることです。
シラバスとは、各科目の学習内容と解説が中学1年から高校3年までまとめらた冊子です。このシラバスの通りに授業が進められるため、生徒はその学年に応じた年間授業計画を予め理解した上で、学習に取り組めます。
今学習していることがどのような意味を持ち、どのような順序で発展していくのか、を把握しながら学んでいくことは大変重要です。教えられるから学ぶのではなく、学生自身が将来の自分のために考えて学んでいく姿勢でいられるように工夫されています。
自調自考の基本を中1から実践し、高1〜2年の2年間をかけて論文の執筆に取り組みます。研究のテーマ決め、情報や資料の収集、論理的に自分の意見をまとめるなど、論文執筆の基礎を高校生のうちに体得できる、貴重なプログラムです。
初めての論文執筆にあたり、細かなサポートを受けることができます。アドバイザーの先生を選んで面談をし、ライティングセンターを活用して先輩の大学生から論文の書き方を教えてもらえます。また、ゼミでの2回の中間発表を経て、ゼミ仲間との発表や意見交換などから、論文を書き上げていきます。最終的には優秀論文発表会が行われます。
帰国生を対象とした英語取り出し授業は、週に6〜7時間、ネイティブの先生によって行われます。Critical Thinking能力を高めるための授業の工夫がされています。学期ごとにテーマを決めタームペーパーを書き上げたり、様々なジャンルの英文を読みクラスで討論をしたりします。
授業はネイティブの先生が中心となり、北米の学校のスタイルで進められます。帰国生が経験してきた様な、海外の学校での学び方を継続し、さらにアカデミックな英語を用いて英語での思考を鍛えていくことができる授業です。語学だけでなく、世界史や世界情勢、文化論なども学習しバランスの良い国際感覚を養います。
必要に応じて、国語と数学は取り出し授業を受けることができます。のちに一般クラスへと移り、同じ授業を受けます。
渋渋では、中3〜高2の希望者は第二外国語と弦楽器講座との講座を受講することができます。インターナショナルスクールの様に学内で習えるのは嬉しいですね。
第二言語講座は全てネイティブの講師によって行われ、中国語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・韓国語から選ぶことができます。
弦楽器講座は楽器経験に応じて、弦楽アンサンブル・経験者クラス・初心者クラスに別れて受講します。楽器は、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスから選択し、それぞれの講師が指導します。
学内のイベントで演奏を披露する機会があります。(週2回の活動)
毎年10月には校外研修があり、鎌倉、信州、奈良、広島などを訪れます。高2の修学旅行では、中華人民共和国もしくは九州へ行きます。
海外研修では、希望者を対象にいくつもの研修が用意されています。中学のオーストラリア研修、高校のアメリカ、イギリス、シンガポール、ベトナムへの研修の機会があります。
異文化理解や語学研修など、現地の若者との交流し様々な経験をします。高校での海外研修は、渋谷教育学園幕張中学・高校との合同プログラムのため、渋渋と渋幕の交流の機会でもあります!
お昼はお弁当の持参が基本ですが、校内売店にてお弁当やパンの販売を利用することができます。通学はJR・メトロ・東急東横線など各線の渋谷駅から徒歩7分です。最寄りの出口はB1出入口です。学校は渋谷駅近くですが、明治通りから1本通りを隔てた落ち着いたエリアに位置しています。
渋渋では英語が得意という利点を生かし、国内の難関大学、医学部への進学を目指す学生が多くいます。毎年10名以上の東大合格者を輩出し、多くの学生が難関国公立・私立大学へ進学していきます。また医学部へは毎年20〜30名程度が進学をしています。
渋渋の特徴の一つである海外へ大学合格者は、2019年度は50名以上にのぼります。最も多いのはアメリカの大学やカレッジで、カナダやオーストラリアの大学へ進む学生も数名います。渋渋の海外大学合格者数は第1位、広尾学園、第2位、沖縄尚学につづき全国第3位と言われています。(2018年度実績)
進路担当の中には、海外大学への進学をサポートする担当教諭が2名常駐しています。さらに、専門のガイダンスカウンセラーの資格保有者が非常勤としてアドバイスしてくれ、強力なバックアップが受けられます。
帰国生入試では、英語型と作文型(英語なし)を選択することができます。英語圏以外からの帰国生もウェルカムするために作文型の試験が用意されています。
英語型で合格する学生の多くは、英検準1級以上を持っているようです。英語試験では、リスニング、リーディング、Word formation、ライティング、ボキャブラリーとバランスよく出題されるため、60分の試験時間内に解答していくトレーニングをしておく必要がありますね。ライティングでは、自分の考えをしっかりと表現することが大切になります。自分はどう考えるのか、その理由は何かを具体的に記せると良いでしょう。
英語面接はグループで行われ、面接官からの質問に答えるのではなく、グループに与えられた課題を協力して解決するというワークが与えられます。自分の意見を表現したり、面接官の先生に質問をしたりと、英語での思考力を試されます。国語・数学も試験科目ですが、合否には特に英語の点数と面接が重要です!
渋谷教育学園渋谷中学高等学校(渋渋)のポイントをおさらいすると、
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