2020年度は東京大学へ74名、医学部へ118名、また海外大学へも多数の合格者を輩出した国内有数の進学校として知られる渋谷教育学園幕張中学校・高校ですが、その帰国子女受験は国内でもトップクラスの難易度と言われています。帰国子女受験をお考えになるご家庭にとって、一度は視野に入れられる学校ではないでしょうか。

  • 最難関の渋幕だけど、本当に英語教育に力をいれているの?
  • 英語だけの試験で入って、他の科目の勉強のサポートはきちんとしてくれるの?
  • 帰国生として入学したら、ほとんど海外大学に進学するの?

などの不安や疑問があると思いますが、今回の記事では、「渋幕の英語教育」というところについて、帰国子女として渋谷幕張で6年間を過ごした私が、詳しくお答えしていきます!

別の記事では

  • 「英語だけの試験で入って、他の科目の勉強のサポートはきちんとしてくれるの?」
  • 「帰国生として入学したら、ほとんど海外大学に進学するの?」

という疑問にお答えしておりますので、是非そちらもご覧ください!

渋幕で英語力の維持は可能か?

帰国子女受験をする際に、学校選びの中で親御さまが大変気にされることとして

「日本の学校できちん英語力を維持・向上できるの・・・?」

という点が挙げられると思います。

では、最難関の渋谷幕張でも英語力の維持は可能なのか?

答えは「維持はもちろん、自分の頑張り次第で確実に実力を伸ばすことも可能」です。(「自分の頑張り次第」というところはどこも同じですが…)

具体的に「なぜ英語を維持・向上させることが可能なのか?」が気になる点だと思います。今回は

  1. 英語の授業について
  2. 課外活動について

の2つに分けて、詳しくお話ししていきます。

とはいえ、帰国後はどうしても日本人の学生に囲まれ日本語で会話する機会が増え、海外滞在時に比べるとどうしても英語力を維持するのが難しいことは事実です。「自分一人ではしっかり英語力維持のための努力をする自信がない……」「そもそも渋幕の高レベルな授業にキャッチアップできるのか?」など、不安なことも多いのではないかと思います。

弊社TCK Workshopでは、指導経験豊富な講師陣が、皆様の英語力維持からTOEFLやIELTSなどの試験対策までしっかりとサポートさせていただきます!「今の英語力でオールイングリッシュの授業についていけるかな……?」など、無料学習相談にて一人ひとりのお悩みを解消します。是非お気軽にお問い合わせください。

英語の授業こそ渋幕の真髄!オールイングリッシュで海外の大学生レベルの授業

渋幕では帰国英語の授業が毎日(週6回)取り出しで行われ、ReadingかWritingのいずれかの授業が入ります。先生はもちろんネイティブで、オールイングリッシュの授業が中1から高3まで続きます。

授業のレベルも驚くほど高いです。扱う教材はシェイクスピアからカズオ・イシグロなど、クラシック文学や劇、ポエムなど多岐にわたり、ジャンルも戦争やフィクションなど様々です。

また、帰国英語の授業で特筆すべき点が、一般の授業では考えられないほど「常にグループで作業・議論すること」です。

難しい教材をグループで議論しながら、徐々に解き明かしていく授業は英語力の向上に繋がるのはもちろんのこと、何よりも楽しいです。

ボキャブラリー、読解、エッセー、ディスカッション、プレゼンなど、「日常会話の英語の運用能力」ではなく「様々な場面で使える英語の運用能力」が求められます。ReadingもWritingも、インプット・アウトプットを共に行う授業です。

特に捕鯨に関する授業では、捕鯨に賛成派と反対派の活動家の方々をお呼びし、直で意見を聞く機会があり、興味深かったです。

また、どちらの授業でもエッセイは特に力を入れて指導されるため、かなり実力は伸びます。PlagiarismやMLA formatなど、大学でのレポート・論文制作のためのルールを中1から厳しく指導されるのも渋幕の帰国英語の特徴でしょう。

渋幕の「課外活動の選択肢の多さ」こそ自分の英語力を向上させるチャンス!

この記事の初めに、渋幕では「自分の頑張り次第で確実に英語力を伸ばすことが可能」と書きました。課外活動こそが「自分の頑張り次第」なのです。

渋幕の教育目標は「自調自考」です。

「自調自考」とは、自ら調べ、考えること。与えられた知識を覚えるだけではなく、何事にも、あきらめることなく積極的に取り組む姿勢を意味します。

課外活動に関しては、学校側から「こういう活動ができるよ」という情報や、その活動に参加する機会自体を与えてはくれますが、そこに一切の強制力はありません。あくまで「自分次第」です

もちろん、中には海外大学や推薦入試のために課外活動をやる人もいますが、自分は海外の大学を見てみたり、自分の英語力はどれだけ通用するのか、をはかる指標にしていました。英語のディベートやプレゼン力は課外活動を通じて力をつけていきました。

ちなみに私が参加したもので印象深いのは

  • World Scholars Cup(世界的なディベート大会)
  • 次世代リーダープログラム
  • Water is Life

などです。

学校選びでの悩みの種である「英語力の維持・向上」について、どんな帰国子女受け入れ校であったとしても、おそらく可能です。渋幕は「自ら積極的に行動する」ことができれば、

  1. 英語の授業の質
  2. 課外活動の選択肢の多さ

という点は他のどんな学校よりも優れているので、英語力を維持・向上しやすい環境が整っているといえるでしょう。

弊社TCK Workshopでは、帰国子女中学受験対策や英検対策も行っております。渋幕合格のため、一体どんな勉強をしたら良いのか、指導経験の豊富な講師との無料学習相談も行っておりますので、是非一度ご活用ください!