はじめにー東京都市大等々力中学について

中学1年から高校3年140名ほど帰国生が在籍している東京都市大学等々力中学校・高等学校は、

帰国生が安心して英語力を伸ばしつつ、楽しい学校生活が送れるように様々な対策をしています。

7年前からは、帰国生入試英語1教科型入試を導入し、帰国生に対する英語の取り出し授業や、英語力に特化した特選GLクラスを設けるなど、都市大学等々力中学校(以後、等々力中学)は帰国子女にとって、魅力的な点が多いと思います。

今回は、等々力中学

  1. 帰国生への英語取り出し授業
  2. 英語力に特化した特選GLクラス
  3. 大学合格実績
  4. 帰国受験情報

についてまとめましたので、ぜひ読んでみてください。

等々力中学の帰国生へのサポート

帰国生が多い等々力中学では、充実した帰国生支援態勢を準備しています。

英語の取り出し授業などの帰国生サポートについて紹介します。

英語の取り出し授業

英語力が高い生徒に対して英語の取り出し授業があります。

日本人教員から土台となる文法を学びながら、ネイティブ教員の授業を中心として、多くの帰国生が取り出し授業を受けています。

帰国後、帰国生の生徒がとても心配するのは英語を維持、向上できるかだと思います。

このような取り出し授業があることで、日本にいながら、高いレベルの英語を学び続けられるのはとても大事なことですよね。

イングリッシュサロン

放課後、生徒が日常的に行くことができる、イングリッシュサロンがあります。

ネイティブ教員留学生と英語で話すことができるので、英語を使う機会が減ってしまって英語の発音やコミュニケーション力が下がるのが心配な方は、ここに通うと効果的だと思います。

イングリッシュ講座

生徒が英語をに親しむことができるよう、等々力中学では、放課後、様々なイングリッシュ講座を開講しています。

4日間、1日6時間オールイングリッシュで過ごすプログラムなどもあります!

等々力中学の英語力に特化した特選GLクラス

等々力中学では、中学3年高校1年の2年間、希望制で、英語に強い特選GLクラスの参加が可能です。

  • 条件:中学2年終了時に最低英検3級を取得していること+他教科でも高い学習意欲がある生徒

TOEFL iBT 80, TOEIC 800, 英検準1級を目標とするクラスであり、すでに取得している生徒も入るため、より高いレベルを目指す方もいます。

英語環境

特選GLクラスの英語の授業内容としては、ディスカッション中心のネイティブ教員による指導と、文法は日本人教員が担当する指導のもと、英語の4技能を高める授業内容になっています。

海外で感覚的に英語を学んだ生徒も、しっかりと文法も身に付けることができます。

留学予定者20名英語力の高い生徒20名によるクラスとなり、ホームルームも連絡が英語であるなど、バイリンガルな環境になっています。

特別指導

特選GLクラスでは、一般生と違う特別指導があります。

海外の大学生留学生とディスカッションをする全員参加のEmpowerment Programは、英語力だけではなく、人生観や価値観などに多様に働きかけるプログラム内容です。

他には、オンライン英会話、自国文化の事前学習、留学後の古典数学のフォローアップ講座などもあります。

高校2年からはこのプログラムはなくなり、一般生と同じになりますが、進路としては、英語に強いICUや早慶上理に進学している生徒が多いです。

また、海外の大学でも役立つ力がつくため、海外大学にも興味のある方は、このクラスはとても魅力的だと思います。

他にも、模擬国連、留学生受け入れ豊富な海外研修があるため、詳しく説明している動画をぜひご覧ください。

等々力中学の大学合格実績

偏差値が57-59ある等々力中学大学合格実績をみてみましょう。

例年現役進学率が高い等々力中学では2019年は90%以上の現役進学率でした。2019年の卒業生は172名でした。

国公立大学39名
早慶上理ICU73名
GMARCH159名
医療系33名
海外大学11名

京都大学や一橋大学にも現役合格した生徒がおり、国公立大学も早慶上理も多かったです。

また、海外大学にも合格している生徒がいますね!

海外大学に合格する生徒が11名いるのは、他の中学に比べて高い数字だと思います。

具体的にどのような海外大学に合格しているかを見ると、カナダとアメリカの大学に合格しており、University of British Columbia (UBC)やUniversity of California San Diego (UCSD)といった知名度の高い大学もあります。

海外で大学生活を送りたい方や、考えていなかった方でも、この結果を見ると、将来の選択肢が広がったと思います!

等々力中学東大、東工大、一橋大学などの最難関国公立大学を目指すS特選コースや、難関国公立大学や早慶上理の合格を目指す特選コースがあります。

目指す大学によってコースを選択して学ベるのは効果的であるのが結果で分かりますね。

等々力中学の受験情報

最後に、等々力中学受験情報を確認しましょう。

等々力中学2014年から帰国生入試英語1教科入試が導入されました。各入試について紹介します。

帰国生入試

資格海外在住1年以上、帰国後3年以内(現在海外在住も可)
試験科目国語・英語から1教科選択(50分)、算数(50分)、日本語の作文(60分800字)、本人グループ面接(15分)

帰国生入試は英語圏に住んでいなかった生徒のために国語が選択できるようになっています。

実際に出願状況をみると、英語を選択した生徒は77名国語を選択した生徒は136名と、多くの学生が国語を選択しています。

言語以外に、算数そして日本語の作文が出題されるため、しっかりと対策する必要があります。

英語1教科入試

試験科目英語(60分)
補足英語レベル:英検2級から準1級程度

英語1教科入試は、帰国生入試の資格がない、帰国してから年数が過ぎた方、国内のインターナショナルスクールに通っていた方にとって設けられています。

英語の力を発揮したい方 はこちらの入試がオススメです!

英検2級から準1級程度の問題が出題されるため、高いレベルの入試となります。

2020年度出願の英検取得状況をみると、英検1級が8名、英検準1級43名、英検2級を取得しているのは64名と、とても高いレベルの英語力の生徒が受験しています。

英語力に自信を持っていても、対策をすることが必ず必要です。

帰国生入試英語1教科型入試の過去問があるので、ぜひ解いてみてください!

等々力中学のまとめ

等々力中学はいかがでしたか?

東京都市大学等々力中学校の英語力はとても高く、帰国生は英語力が落ちずに向上できるような環境になっていますね。

入試時点で高い英語力が問われるため、英語の対策が必要です。

また、英語以外にも帰国生入試では算数日本語の作文があるので、海外在住が長い方は、受験勉強をするのがとても大事になります。