はじめに

洗足学園中学校の算数対策、どのようにすれば良いかお悩みではないですか?

洗足学園中学校の2019年の算数の問題は構成はこのようになっています。

大問1大問2大問3大問4大問5
計算問題 3問小問集合 8問仕事算
小問3題
体積
小問3題
規則性と数の性質
小問3題

洗足学園中学校の算数の構成は直近では大きな変化はなく、今後も大きく変化することはないと考えられます。大問1と大問2の計算問題、小問集合で55点分の配点があるので、まずはここを完璧に得点しきれるように、受験算数の基礎学習をしていきましょう。

それでは、今回は2019年の過去問の中から、売買算の問題を見ていきましょう。

帰国生入試 2019年 算数問題一部解説

勝負の鍵は第2問小問集合の攻略!

洗足学園では、第2問で8題の小問集合が出題されます。例えば2019年の第2問は

  1. 数の性質
  2. 比の利用
  3. 差集め算
  4. 線分図と比の利用
  5. 通過算
  6. 売買算
  7. 規則性
  8. 組み合わせ

上記のようになっていました。

それぞれ問題パターンの名称をみて、どんなタイプの問題がパッと想像できるでしょうか?中学入試の算数はこうした問題パターンの整理から始めるのが得策です。

問題パターンの整理ができるようになると、自分の得意不得意が明確になってくるので、そのあとは自分の苦手な部分に絞って対策をして、苦手分野を減らしていくことで、算数の得点力は改善していくのです。

特に洗足学園の問題では比を利用する問題が多いのが、見て取れると思います。比が苦手だ、、という場合はきちんと対策しておくことが必要ですね。

差集め算(過不足算)の攻略法

中学受験の算数の文章題で和や差を利用する特殊算はたくさんありますが、その中でも差集め算(過不足算)は多くの生徒さんが苦手にする分野です。

しかも、設定を変更しやすいため、様々なタイプの問題を作成することができ、受験生泣かせの単元と言えるでしょう。

差集め算の攻略は「そろえる」ことを意識して取り組めばOKです。問題のパターンとしては

  1. 「配る人数」を揃える
  2. 「配る個数」を揃える
  3. 「配り方」を揃える

大きくこの3つしかありません。問題集の差集め算のページを開いてもらって、それぞれの問題がどのパターンに分類されるかぜひ分析してみてください。

問題を解くときに手を動かそう!

本動画でも私は、下手な絵を書きながら、解説しました。私は算数や数学の問題を解くときに、とにかく何か手を動かします。

式を書いてみたり、図形問題は図形を書いてみたり、あるいは問題を表す表やグラフ、今回のようなイラストを書いてみたり、、

難しい問題に出会ったときに、「固まってしまう」ことだけは避けて、とにかく手を動かして何かを書いてみましょう。

手を動かして、書く中でヒントが得られることもあります。

算数が良くできる子とそうでない子の違いはいくつかありますが

  • 計算式が読みやすいかどうか
  • グラフや図など視覚化して問題が解けているかどうか

などは特に顕著な部分かと思います。

お子様のノートを見て、式がちょろちょろっと気持ち程度にしか書かれていない、答えしか書かれていない、などの状態であれば黄色信号です。

日々の学習ではプロセスを学ぶことが重要です。プロセスを学ぼうと思えば必然とノートはびっちり式や図で埋めつくされていくはずです。

ぜひ普段から、良い学習ができているか再度振り返っていただければと思います。