世界中で多くの生徒が受験するSATには、難易度、形式などにおいてさまざまな対策本があります。そのすべてを試すのは不可能なので、ここでは筆者が個人的に役に立ったと思う教材を、目安となる目標スコアごとにまとめて、解説したいと思います。SATの教材には、大きく分けて
- 模擬試験集
- 解説書
の2種類があります。
模擬試験集は、多くの場合、4~8セットほどの本試験と同様の形態の模擬試験を解説とともにまとめています。中には、1つのセクションのみの模擬試験集もあります。
解説書は、それぞれのセクション(リーディング、ライティング、数学など)を、体系化してさらに細かい単元に分け、いかに問題をパターン化して理解し、攻略すべきかをまとめています。

1200点を目指す生徒におすすめの教材・参考書
1200点の壁を超えるには、まず出題される学習範囲の基本を押さえることがカギとなります。下記の教材は、そんな基礎を押さえる上で役に立ちます。
模擬試験集
数ある模擬試験集の中でも、大手出版社から出ていて、なおかつある程度解説の質も保証されているものとなると、選択肢は限られてきます。そんな中でも、Princeton Reviewの模擬試験集は、かなり難易度が低いうちの一つです。
- Princeton Review SAT
- Princeton Reviewの模擬試験集は、かなり難易度が低い。8~10試験分のセットとなっているので、他の出版社と比べお買い得。

解説書
SAT Englishにおいて、筆者はいくつかの解説書を試しましたが、最も役に立ったと思えるものは、Erica L. Meltzerの解説シリーズでした。
- Meltzer SAT Reading
- Reading編:簡潔でわかりやすく、有益な攻略法が載っている。SATという試験を基礎からしっかりと学びたい生徒にとってはもってこいの解説書。

- Meltzer SAT Grammar
- Grammar編:簡潔でわかりやすく、有益な攻略法が載っている。SATという試験を基礎からしっかりと学びたい生徒にとってはもってこいの解説書。

Meltzerの解説は、簡潔でわかりやすく、有益な攻略法に富んでいました。SATという試験の構造を基礎からしっかりと学びたい生徒にとってはもってこいの解説書です。 また、解説は問題の分野ごとに書かれているので、もしハイスコアを狙う生徒でも、ピンポイントでいくつかの単元だけの解説が欲しいという場合に使える万能な一冊です。
すべて英語で書かれているので、英語で解説が読めるなら、という制約は付きますが、基礎を押さえるにはおすすめです。
しかし、Mathについての攻略は載っていないので、Mathは他の教材で補完する必要があります。
1400点を目指す生徒におすすめの教材・参考書
模擬試験集
様々な模擬試験集を試しましたが、個人的にMcGraw-Hillの模擬試験集は、他に比べて難易度も実際の試験にかなり近く、また問題・解説共に全体的に質が高いと感じました。
- McGraw-Hill Education SAT
- 模擬試験問題集:他に比べて難易度も実際の試験にかなり近く、また問題・解説共に全体的に質が高い。

個人的に、特にこの模擬試験集の解説にある、問題のカテゴリ分けが自分の苦手の傾向を知る良いきっかけとなったのを覚えています。
また、Kaplanの模擬試験集も、市販されている中では、かなりメジャーです。難易度的には、McGraw-Hillとほぼ同等かそれ以下、といったところでしょうか。出題、解説等、特に難はないです。もし他の模擬試験集を解ききってしまった場合は、プラスの練習に活用できるでしょう。
- Kaplan Test Prep
- 模擬試験問題集:難易度的には、McGraw-Hillとほぼ同等かそれ以下。もし他の模擬試験集をとききってしまった場合は、練習には良い。

満点を目指す生徒におすすめの教材・参考書
1400点以上を取るには、ここまでで押さえた基礎をもとに、知識に抜けが無いよう、さらに対策を強化しなくてはなりません。それゆえ、使うべき教材もさらにレベルが高くなります。
模擬試験集
市販されている模擬試験集の中で、一般的に一番難易度が高いと言われているのがBarron’sです。中には、実際の試験以上に難しいパッセージや、出題が多くあるので、高得点を狙っている生徒に特におすすめです。
- Barron’s SAT Prep Tests
- 模擬試験問題集:実際の試験以上に難しいパッセージや、出題が多くあるので、高得点を狙っている生徒に特におすすめ。

また、ここまでの模擬試験集と違い、ies Prep という出版社の問題集は、集中演習型の単一タイプやカテゴリの問題のみに絞っています。 特にハイレベルな問題を集めたそれぞれの問題タイプに特化した問題集です。
もしもさらなるハイスコアを目指すべく、「苦手」を一つ一つ無くすような対策をしたいのであれば、この出版社が出す問題集をおすすめします。
- ies Prep 出版の問題集
- 単元別問題集:集中演習型の、単一タイプやカテゴリの問題飲みに絞った問題集。「苦手」を一つ一つ無くすにはぴったり。

どんな生徒にでもおすすめしたい教材・参考書
College BoardというSAT試験の運営を監督する団体が出版しているCollege Board’s Official Guideは全員におすすめできます。これ以外のすべての模擬試験集は、このオリジナルに似せて作られています。そのため、他社が出している問題集から先に対策をし、自分の実力を正確にを測るためにこれを使うことをおすすめします。
- College Board’s Official Guide
- 公式が出版している模擬試験問題集:自分の実力を正確にを測るためにこれを使うことをおすすめ。

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SAT Mathにおいて、700以上を狙うために必要なのは、トピック毎の理解と計算力と時間配分テクニックです。毎回の授業で全分野からピックアップした10問を解法とテクニックを徹底解説します!
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SAT Mathのスコア700オーバーをするためのノウハウを、個別指導ではなくビデオ講座で学習できる「SAT Math 全25回ビデオ講座」もございます。
毎回、SAT指導歴十数年に及ぶベテラン講師が厳選した10問テストに取り組み、解説ビデオを見ていただきます。本番さながらの模擬試験も3回分と解説もついてきますので、本番を想定した対策が可能です。個別指導ではありません
