SATはアメリカの大学進学を目指すうえで乗り越えなくてはいけない大きなステップです。

とはいえ、日本語で書かれたSAT情報は少なく、戸惑う方も多いかもしれません。

そこで、今回はSATに関する情報をリサーチし始めたばかりの方に向け、SATの概要と初受験までにやるべきことをまとめました。

SAT試験とは?

SATとは、ほぼすべてのアメリカの大学に出願するときにスコアの提出を求められる統一試験です。共通のものさしで多数の出願者の学力を測るという意味では、日本のセンター試験と性質が似ているかもしれません。

しかし、日本のセンター試験に比べ、SATの方が科目数・試験時間が少なく、複数回受験も可能です。

試験形式

SATは1600点満点の試験です。

英語と数学がそれぞれ800点ずつで、各科目2セクションに分けて出題されます。

英語

  • Reading
  • Writing and Language

に分かれています。

Readingは65分間の長文読解試験で、5つのパッセージが出題されます。

Writing and Languageは35分の語彙や文法に関する試験です。

数学

  • 計算機の使用が可能な25分のセクション
  • 計算機が使用不可な55分のセクション

に分かれています。

任意で、50分間のEssay(小論文)の試験も受験可能です。

年々、Essayスコアの注目度は下がっています。最近では、ほとんどのトップ大学も、Essayの受験を義務付けていません。

受験したい大学の募集要項をきちんとチェックしてエッセイを受験するか検討しましょう。

科目Section試験時間
EnglishReading65分
Writing and Language35分
Math計算機の使用可能25分
計算機の使用不可55分
それぞれ800点満点、合計1600点満点となる。Essayは選択式。

SATの申込

SATの試験形式の概要を把握したところで、次は申込について確認していきましょう。

アカウントと申込ページ

SATはCollege Boardという非営利団体によって管理運営されています。

受験予約はCollege Boardの公式ウェブサイトからできます。

College Boardでまだアカウントを作っていなければ、画面右上の「Sign In」をクリックし、アカウントを作成してください。

そして、ページの中段右にある 「Register for the SAT」から申込ページに進み、試験の予約をしてください。

試験実施月

SATは複数回受験が可能ですが、1年で限られた回数しか実施されていません

また、アメリカ国外の会場では、更にその回数が少ないです。

高校最終学年の11月から1月初旬に大学に出願することが多いと思いますので、その日までにスコアを提出できるような日程を組みましょう。

出願スケジュールは学校ごとに変わりますので、最新情報を確認してください。

Reasoning Test5月・8月・10月・12月・3月
Subject Test5月・6月・10月・11月・12月
Subject Testは2021年から廃止

また、SATは非常に時間制限の厳しい試験で、SAT初受験で目標スコアに到達することはまれなので、早めの対策を心がけましょう。

弊社ではSATに詳しい講師とともに、厳しい時間制限のなか効率的に問題を解くスキルを学ぶことができます!

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試験結果

SATは受験から2週間くらいで結果が出ます

そこから出願する大学に公式スコアを送付してもらうよう依頼し、実際に大学にスコアが届くまでさらに時間がかかります。

多くの場合、出願締め切り日の2ヶ月前ぐらいまでに受験すれば、安全にスコアを提出できます。

スコア提出期限に間に合うように、出願予定の大学の情報を確認し、計画的にSAT受験を進めてください。

SATスコアのまとめ
  • 受験後2週間で結果が公開
  • 大学出願のために公式スコアの送付を依頼
  • 出願締め切り2ヶ月前を目処に受験を完了

Question-and-Answer Service

受験日を選ぶ際に、一部の試験日では「Question-and-Answer Service」という有料オプションが選べます。

このサービスを使うと、当日解いた試験問題と試験結果を一緒に返却してくれます。

SATでは試験後に試験問題を持ち出すことは禁止となっています。

復習のためのよい教材になるので、オプションがあればサインアップしておきましょう!

アメリカ・カナダで受験する場合は10月、3月、5月の試験日に、日本で受験する場合は5月の試験日でこのサービスが使えます。

SAT Practice Test

Practice Testとは文字通り、模擬試験のことです。

事前に模擬試験で練習することには以下のような利点があります。

制限時間の慣れ

前述の通り、SATは非常に時間制限の厳しい試験です。

数学は基本的な問題も多いですが、それでもゆっくり解いていては目標スコアを達成するのは現実的ではありません。

なので、模擬試験を通して試験の時間感覚を獲得することは必須です。

このとき、注意するべきことは

模擬試験で練習するときは1回分の試験を全て解くこと

です。

時間制限のプレッシャーのなか、最後まで解き切る集中力を養うために、途中で休憩を入れず最後まで一気に取り組みましょう。

それが難しければセクションの途中で終えることは避けてください

受験生の中にはSATが始まる朝の時間帯に合わせて模擬試験に臨む生徒もいます。

このように少しでも本番に近い形で解く工夫をしてみてください。

SATは英語・数学のそれぞれに決まったセクション数があるので、それぞれのセクションにどれくらいの時間を使うかを先に決めておくことも大切です。

練習の際は、決まった時間内に解きれない場合でも、そこでペンを止め次のセクションに進んでくださいこれも本番の練習の一環になります。

自分の弱点の確認

また、模擬試験の結果を分析することで自分の弱点を確認できます。

SATは同じような問題が何度も繰り返し出題されるので、どのような問題で失点しやすいかを確認することも効果的です。

SATの教材にはいろいろあるので、自分のレベル・用途にあった教材を選んで模擬試験に臨みましょう。

Practice testにはCollege Board公式のものを使うことがあると思いおますが、実はというと、この公式Practice testは本番のレベルより少し易しくなっていることが多いです。

ですので、このPractice testでしっかり得点できるようになったからといって、そのまま本番を迎えないように注意してください。

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公式 Practice test

結果の振り返り

模擬試験を受けたら、記憶が鮮明なうちに、うまく解けたセクションも時間内に終えられなかったセクションもしっかり復習しましょう。

このときにそれぞれのセクションの時間配分が適切かどうかも確認してください。

もちろん、間違えた問題は「なぜ間違えたのか」を洗い出しましょう。

教材によっては解説が分かりにくいものもありますが、そこであきらめずに解説が言おうとしていることを理解できるまで読み込んでみましょう。

SAT Practice Testの活用方法
  • 一度で本試験1回分を解き、試験の時間感覚を身につける
  • どのような問題で失点しやすいか把握する
  • 復習はそれぞれの問題だけでなく、時間配分も見直す

時間制限の感覚を身に付け、出題傾向をつかむことができれば、SATのスコアを飛躍的に伸ばすことが可能です。

しかし、自分の弱点は気づきにくかったり、弱点に気づけてもどのように対策すればよいかわからないことも多いと思います。

弊社ではSATに精通した講師が弱点を的確に見つけ、それに合わせた指導をすることが可能です!

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SATの持ち物

試験日当日に困らないように、試験対策だけでなくその他の準備もしっかりしておきましょう。

まずはSATの持ち物を確認しておきましょう。

試験会場では、筆記用具などが用意されていることがありますが、受験票と顔写真付きの身分証明書がないとSATの受験はできません。

また、受験票は試験中も机の上に提示していないといけないので印刷しておきましょう。

筆記用具は、公式には消しゴム付きの鉛筆のみ使用が認められています。

これにあまりこだわらない試験監督者もいますが、マークシート式の試験なのでシャープペンシルなどを使うとむしろ時間がかかって効率が悪いです。

当然、鉛筆以外の使用を認めない試験監督者も多くいるので、消しゴムつきの鉛筆をしっかり用意しておくことをおすすめします。

また、数学の試験は計算機がないと受験ができません。

受験会場で借りることはできないので、公式の基準に準拠した計算機(充電済み)を用意しましょう。

SATで便利なもの

必要なものに加え、腕時計を持っていると便利です。

受験会場に時計はありますが、遠くて見にくい可能性があります。

特に、ストップウォッチ機能付きのデジタル表示の腕時計は直感的に残り時間が分かりオススメです。

ただし、腕時計を持ち込む際は操作音がでない設定にしましょう。試験中に音を出すとカンニングとみなされ失格となってしまいます。

また、試験の休憩時間に食べられる栄養補給用のスナックや飲み物を持っておくとよいです。

当日の試験前

落ち着いて試験に臨むために、当日朝の試験開始までの流れを把握しておくことが重要です。

試験会場までの交通手段、かかる時間などをしっかり把握しておき、時間に余裕を持って騎乗に到着し、落ち着いた心理状態で試験を開始できるようにしておきましょう。

また、前日の深夜の勉強は効果が薄いだけでなく、当日のコンディションに悪影響を与えます。

前日からできる一番の準備は十分な睡眠時間をとることです。

さらに、意外に盲点ですが、トイレが混雑する可能性があるので、トイレの場所を確認したり、早めにトイレを済ませたりすることをオススメします。

やるべきことをやりきったら、最後はリラックス!

上記の項目をすべて実行したら、肩の力を抜いてリラックスしましょう。

当日は今まで学んできたことをフルに発揮することが重要で、いつも通りに問題を解くことが求められます。

また、実際には、ほとんどのアメリカの大学は、Superscoreという、英・数、それぞれのセクションの自己ベストの点を合算したスコアの提出を求めます。

なので、一度に両方の科目で満足行く結果が出なくても、2度目、3度目の受験でSuperscoreを目標に近づけていけばいいのです。

特に英語が母語ではない場合、初めてのSATは思ったような結果が出ないことがほとんどです。

ですから、どんな結果が返ってきても、まだスコアアップの余地があると前向きに考えましょう

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SAT Mathのスコア700オーバーをするためのノウハウを、個別指導ではなくビデオ講座で学習できる「SAT Math 全25回ビデオ講座」もございます。

毎回、SAT指導歴十数年に及ぶベテラン講師が厳選した10問テストに取り組み、解説ビデオを見ていただきます。本番さながらの模擬試験も3回分と解説もついてきますので、本番を想定した対策が可能です。個別指導ではありません

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