英語能力を問う試験 TOEFLとは?

TOEFLとは、“Test of English as a Foreign Language”の略称で、大学をはじめとしたアカデミックな環境で英語を使用し、英語で内容を理解する能力を測定するためのテストです。英語圏の大学などに留学したいノンネイティヴが「英語での授業に問題なくついていけます」ということを学校側に提示するための試験ですので、テストでは、日常会話よりも高いレベルのアカデミックな語彙や表現が用いられていることが特徴です。

TOEFL の試験内容

TOEFLには、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4つのセクションがあります。下の表に詳細をまとめました!

セクション時間内容
Reading60-80分3つあるいは4つのパッセージを読み、解答をする
Listening60-90分講義、討論、そして会話を聞き、解答する
Speaking-20分音声で再生される6つの質問に対して、口頭で解答する
Writing-60分二つのエッセイを書く (integrated & independent)

TOEFLを受験する前に目標スコアを設定しよう

目指すべき点数は、志望校が求めているスコアによって異なります

TOEFLは、テストの難易度や、受験生のスコアを基準に点数が決まるので、たとえ90%の正答率であっても、27点/30点になるとは限りません。

最終スコアは、各セクションのスコアの合計です。一部の学校、特に大学院では、合計スコアだけでなく、各セクションのスコアも確認するので、注意してください!

例えば、申し込む学校で、合計スコアで90点、リーディングで25点以上を求めている場合には、合計スコアが100点であっても、リーディングが20点となってしまった場合、テストを再受験する必要があります。

さて、ではどのように目標点を決めていけばよいのでしょうか?

行きたい学校が決まっている場合には、募集要項などを参考に、学校側が求めている最低得点を以下のような表にまとめるのが効果的です。一見して目指すべきスコアが分かるようにしておくと、後で志望校を整理する時にも役立ちます。

志望校TOEFLは必要か?必要最低得点
Boston University必要90-100(優位)
Brown必要100
UCLA必要100+(優位)

行きたい学校がまだ決まっていないという場合には、以下の表を参考にしてください。一般的に良いと見なされる点数を、全体と各セクションごとにそれぞれ表にしました!

全体点数レベル概要
80未満大学が求める要件をみたすことが難しいレベル
80-90普通多くの大学が求める要件を満たすレベル。一部の難関大学受験には足りない場合も。大学院では、英語の能力よりも研究スキルに重視しているため、TOEFLの点数をクリアしているだけでは難しいという点に注意。
90-100良いほとんどの大学が求める要件を十分に満たすレベル
100-110とても良いアイビーリーグや他のトップ大学も受験可能なレベル
110-120すばらしいTOEFLの出願要件を問題なく満たしているレベル
セクションレベル点数範囲(scaled)
Reading高い
普通
低い
22〜30
15〜21
0〜14
Listening高い
普通
低い
22〜30
15〜21
0〜14
Speakingとても高い
高い
普通
低い
26〜30
18〜25
10〜17
0〜9
Writingとても高い
高い
普通
24〜30
17〜23
1〜16

「高い~とても高い」とされるスコアを獲得するには、TOEFLの試験の特徴や構成を理解し、しっかりとTOEFL iBT向けの対策を練ったうえで試験に臨むことが必要です。弊社TCK Workshopでは、指導経験豊富な講師陣が皆さまのTOEFL対策から志望校選びまでサポートさせていただきます!まずは無料学習相談から是非お気軽にお問い合わせください。現状の英語力やスコアから、一人ひとりに合った学習プランを提案いたします!

TOEFLスコアアップを目指す5つのコツ

それぞれのセクションで点数を上げるためにできることはいくつかありますが、ここでは、テストに備えて総合点数を上げるためのヒントを紹介します!

1. Reading:毎日の勉強習慣で語彙力を高めよう!

Readingセクションには、3〜5つの語彙問題があり、単語を知っていれば、簡単に点数を上げることができます。単純な語彙問題で点数を落としてしまうのは非常にもったいないので、ここは確実に取れるようしっかりと勉強しておきましょう

目安として、語彙の勉強は毎日1時間するように心がけましょう!語彙レベルを上げることができれば、語彙問題はもちろんのこと、Readingの長文読解の正答率UPも狙えます。覚えた単語をアウトプットできるようになればWritingにも役立ちますので、語彙の勉強は良いことづくめです!

ボキャブラリーの勉強は地味で退屈ではありますが、語彙力をあげないとスコアは上がりません。毎日きちんと時間を割いて練習していくように心掛けましょう。

また、ただ単に意味を暗記するのではなく、同義語や反意語も一緒に調べて暗記していくようにすると効率的です!

2. Reading:とにかく色々なトピックの文章を読もう

さまざまなトピックに関する記事を読んで、アカデミックな文体や言葉遣いに慣れましょう。これはリーディングだけでなくリスニングについても同様ですが、TOEFLのパッセージではアカデミックな言葉や表現が多く使用されています。様々なニュース論文エッセイ記事を読むようにして、アカデミックな英語表現に慣れておくのがおすすめです。

また、リーディングセクションには自然科学をテーマとするパッセージが頻出です!オンライン上にもこうした自然科学関連の記事はたくさんあります。以下のサイトなどを利用して、TOEFLに出てくるような文章表現に少しずつ慣れていきましょう!

Smithsonian Magazinehttps://www.smithsonianmag.com/ 
SmNational Geographichttps://www.nationalgeographic.com/ 
Time Magazinehttps://time.com/ 

3. Listening:ニュースやPodcastでリスニング力を鍛えよう

TOEFLは、アカデミックな環境で英語を使用することが前提となっているので、テレビ番組や映画などの英語でリスニング力を鍛えるのは得策ではありません

よりフォーマルな話題をあつかっているニュース番組や、大学の授業などを配信しているポッドキャストを聞くのがおすすめです。Youtubeなどでも視聴可能な『TED』や、アメリカのニュース専門放送局で、世界中のニュースを10分間で紹介する『CNN 10』、イギリスの放送局BBCが制作しているPodcast『6 Minute English』など、こちらもオンラインで聞けるものがたくさんあります!以下、URLをご紹介いたしますので、是非ご活用ください。

TED Youtubeチャンネルhttps://www.youtube.com/user/TEDtalksDirector?hl=ja 
CNN 10https://edition.cnn.com/cnn10 
6 minutes Englishhttps://www.bbc.co.uk/learningenglish/persian/features/6-minute-english 

4. Listening:簡潔なメモを残そう

TOEFLでは、リスニングのセクションだけでなく、スピーキングやライティングのセクションでも「音声を聞いて、それを元に設問に答える」という項目があります。こうしたリスニング問題に取り組むにあたっては、語彙だけでなく、「良いメモ」を取るということが重要になります

リーディングのパッセージは短時間しか見ることができず、音声も一度しか聞くことができません。その後の設問を解くにあたっては、音声が流れている間に、如何にしっかりとポイントを掴んで過不足のないメモを用意できるか、ということが重要になってきます。

テストでは時間が限られていますので、一字一句メモを取る必要はありませんし、完璧な文章にする必要もありません。単語やフレーズでメモを取り、記号をうまく使って分かりやすいメモを取りましょう。

例えば、
「講師は、地球温暖化のために南極の鳥の数が増えたと信じています。」
→「講義=地球温暖化 南極の鳥↑」
といったように、要点だけを書きとめておけば充分です。

慣れないうちは、メモを取ることに意識を取られ過ぎて肝心の音声を聞き逃してしまうこともあるでしょう。記憶力や書く速度などにも個人差があるでしょうし、最適なメモの文量も人それぞれです。市販の教材や、前述のPodcastなどを利用して、聞き逃すことなくメモを取る練習を積み、自分にとってベストなメモの取り方を身に着けておくことがとても大事です。

5. 試験本番とおなじ時間配分で練習問題を解こう!

高得点を取得するための最良の方法は、どんなテストなのかを理解し、本番と同じように練習問題を解くことです。練習すればするほど、得点が高くなると思いがちですが、そうではありません。

自分の苦手なセクションがどこなのか時間配分をどうするのかなどを理解し、計画した上で練習問題に取り組まなければ試験本番で練習した成果を発揮するこことはできません。自分が何にどのくらいの時間を費やせるのかを把握し、テストの流れを身に着けておくことで、試験本番で自分の実力を十二分に発揮しやすくなるでしょう。

まずは模擬試験とCDを含む公式のTOEFLテキストを購入し、事前の準備や勉強をせずに模擬試験を受けてみましょう。これで、自分の能力を測ってみてください。

模擬試験は本番の試験と同様に行うように心掛け、時間の制約に従い、音声を1回だけ聞いて、スピーキングでは自分の声を1回だけ録音します。約3〜4時間かかりますので、時間は十分に確保してください。

一人で行う場合は、次の点に注意することをオススメします。

セクション取り組み方
Reading各パッセージに20分を目安に解いていく
1パッセージ20分というのがTOEFL Readingの基準になります。まずはこれを目標に解くことで、自分のペースが遅いのか早いのか、テストでどの設問に最も長い時間を費やすべきかを知るのに役立ちます。
Listening各音声を一度だけ聞く
実際のテストで質問を聞くことができるのは1度だけです。1回の聞き取りで重要な情報を選択する習慣を身に付けましょう。
Speaking自分で一度だけ録音する
45秒または1分の長さの感覚を身につけましょう。後で録音した自分の音声を聞いてみて、実際の出来を確認し、反省点があれば次回に活かしましょう。
Writingエッセイの練習はPC上でタイピングする
TOEFL iBTはコンピューターで行われるため、英語でのタイピング練習をする必要があります。ブラインドタッチが出来れば試験で有利になりますので、余裕があれば練習しておくようにしましょう。

模擬試験を完了したら、必ず採点を行うようにしましょう。リーディングとリスニングは選択肢問題なので採点は簡単ですが、スピーキングとライティングの採点を自分で行うのは困難です。英語のネイティブスピーカーや、TOEFLに詳しい講師などに採点およびフィードバックを依頼するのが最も効率的な方法となりますが、どうしても難しいという場合には、自分で自分の解答を丁寧に分析していくようにしましょう。

まずは重大な文法の間違いがないか、要約が求められるスピーキングやライティングのIntegrated Essayでは、音声を再度聞くいたりパッセージを読み直したりして、見逃したポイントがないかどうかを確認しましょう。

上記を終えたら、点数を確認して、

  • 目標を達成するにはあと何点必要か
  • 一番苦手なのはどのセクションか
  • どのタイプの質問でよく間違えているか
  • テストを解いているときに最も苦労したこと

を書き留めて、それをもとに学習計画とテスト戦略を立てましょう。各セクションごとの目標点数を設定し、それに到達するためには何が足りないのかを考えながら学習を進めるようにしていくと、効率的にTOEFL対策を行うことが出来るのではないかと思います!

サンプルテキスト
  • まずは語彙の勉強から!語彙は4技能すべてのセクションで役に立ちます
  • 論文や新聞記事などを読み、アカデミックな英語に慣れておく
  • リスニング対策にはPodcastなどでニュースなどを聞くのがおすすめ
  • 音を聞きながらメモを取る練習をする
  • 模擬試験で、まずは自分の立ち位置と全体的な試験の流れを把握する。実際の試験と同じようにきっちり時間をはかり、音声も流すのは一度のみ

弊社TCK Workshopでは、指導経験豊富な講師陣によるTOEFL試験対策も行っています。自分で採点するのは難しい、どのような学習方法で進めて行くべきか分からない、といった方向けに、無料相談および無料体験授業も行っておりますので、是非ご利用ください