TOEFL iBT®が2026年1月からアダプティブ方式へと移行し4技能が大幅に変更されました。

【関連記事】TOEFL iBT®の変更点についての詳しい解説はこちらをご覧ください。

今回の記事では、変更の中でも特に注目すべき新しいスコアシステム「バンドスコア1〜6」の意味合いを深く掘り下げます。そして、この新形式で目標スコアを確実に達成するために、帰国生が今すぐ始めるべき「3つの実践的な対策」と、TCK Workshopが提供する合格に直結する特別講座をご紹介します。

満生先生
学習相談員

講師:満生 凌太

TCK Workshopトッププロ講師の満生凌太です。日本生まれ日本育ちで、一般的な中学受験や大学受験を経験したのちイギリスの大学院に入学しました。もともと勉強が苦手な状態から努力や工夫で挽回してきたため、お子様の苦手や理解度に寄り添った指導を得意としております。

現在講師としては国英数を幅広く担当し、中高の帰国生受験や大学受験、各種英語資格や英会話などの授業を受け持っております。

教科を横断して幅広く合格者を出してきた経験から、目標設定からお悩み相談までサポートさせていただけますと幸いです。

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    新バンドスコア「1〜6」の導入について

    TOEFL iBT®の新形式導入で最も注目すべきは、スコアシステムの大幅な変更です。従来の0点から30点(合計120点満点)というシステムから、1点から6点までのバンドスコアへと変わりました。これは、帰国生がどのように対策を進めるべきかという戦略にも大きな影響を与えます。

    新しいバンドスコア「1〜6」の仕組みと評価基準

    新スコアシステムは、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)との関連性がより明確になるバンドスコア形式を採用しています。合計の満点は6点となり、0.5点刻みでスコアが算出されます。

    満生先生

    新しいスコアは、IELTSのバンドスコア(9点満点、0.5点刻み)と類似しており、国際的な英語資格試験との比較が容易になるというメリットがあります。また、スコアレポートには導入から2年間、従来の120点満点のスコアも併記されますが、将来的にはCEFRバンドスコアが主流になる可能性が高いでしょう。

    バランスの取れた学習がより重要に

    スコアが合計点から平均点のような形式に変わったことで、4技能のバランスの取れた学習がより重要になります。なぜなら、たとえ3つの技能で高得点を取れても、1つの技能が極端に低かった場合、その低得点によって平均が下がり、希望する大学の出願基準を満たせなくなるリスクがあるからです。

    CEFRレベルとの関連性

    ETSの発表によると、新バンドスコアの6点は従来のスコアの114点以上、C2レベルに相当します。この詳細なレベル分けによって、自分の英語力の現在地と、目標達成のために何が不足しているのかをより正確に把握できることが期待されています。

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    新形式に対応するための3つの実践的対策

    TOEFL iBT®の変更は大きいですが、「英語の基礎力」を向上させるという学習の本質は変わりません。しかし、新形式に対応するためには、学習のアプローチを少し変える必要があります。

    1. 読解力向上:多様な文章形式に触れる

    リーディングでは、これまでの学術的な論文だけでなく、日常生活に関連する短いSNS投稿、広告、メールなどの非アカデミックなテキストが追加されました。

    日常的な英語に触れる機会を増やす

    • 普段日本語で読んでいるニュースや趣味の情報を意識的に英語で読むように切り替えてみましょう。
    • 海外のウェブサイトのコメント欄、レストランのレビュー、オンラインでの短い案内文など、アカデミックではない自然な英語に触れることで、文脈を素早く把握し、単語補充問題などで問われるコロケーション(単語の自然な組み合わせ)の感覚を養うことが重要です。

    2. 発音と短期記憶力の強化:シャドーイングの徹底

    スピーキングの「聞き取りと繰り返し」タスクでは、正確な発音と文章を記憶する能力が求められます。

    シャドーイングを学習に取り入れる

    聞こえてくる英語に影のように重ねて発音するシャドーイングは、英語の発音をネイティブスピーカーに近づけるための非常に有効な練習法です。この練習を通じて、発音の正確さだけでなく、インプットした音声を正確に再現する力(=短期記憶力)が鍛えられます。これは、新形式スピーキングタスクに直結する重要なスキルです。

    イントネーションとリズムの再現

    ただ単語を繰り返すだけでなく、文章全体のイントネーションやリズムも正確に再現できるように意識することが、このタスクをクリアするための鍵となります。

    3. 実用的なアウトプットの練習:メール作成と質疑応答

    ライティングとスピーキングのタスクは、より実践的で「使える英語」を問う内容に変わりました。

    メールライティングの型を習得

    ライティングのメール作成タスク(Write an Email)は、短い時間で目的を明確に伝える簡潔な文章構成力が求められます。ビジネスメールや学校への連絡など、目的別のEメールのストラクチャー(構造)を事前に学び、実際に7分間の制限時間内で書ききる練習を積むことをおすすめします。

    インタビュー形式の練習

    スピーキングの擬似インタビュー形式は、複雑な要約や統合は求められず、質問に対して直接答えるシンプルな形式に戻りました。日常的なトピックから一般的な社会テーマまで、幅広い質問に対して45秒程度で自分の意見を論理的にまとめる練習をしましょう。これは、質問の意図を正確に把握し、即座に返答する即応力を養うのに役立ちます。

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    まとめ

    2026年1月から導入されたTOEFL iBT®の新形式は、アダプティブ方式と新しいバンドスコアシステムを特徴としています。この変化に対応し、帰国生入試で求められるハイスコアを確保するためのポイントをまとめました。

    • アダプティブ方式の導入により、序盤の正確な回答がその後の難易度とスコアに大きく影響するため、基礎力の安定がより重要になりました。
    • 4技能のバランスがスコア平均に直結するため、苦手な技能を放置せず、総合的な英語力の底上げを目指すことが重要です。
    • 対策としては、SNSや広告など多様な非アカデミックな文章に触れること、スピーキング・リスニング対策としてシャドーイングで正確な発音と記憶力を鍛えることが有効です。
    • ライティングでは、メール作成といった実用的なスキルが問われるため、明確で簡潔な文章構成の練習を強化しましょう。

    TOEFL iBT®新形式への対策は、適切な教材とプロの指導があれば、より効率的に進めることができます。TCK Workshopでは、お子様の英語レベルと目標スコアに応じた個別指導と、新形式に対応した特別講座を提供しています。

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