海外での生活を終えて日本に帰国する際、多くの保護者様が抱く最大の不安は「せっかく身につけた英語力がなくなってしまうのではないか」ということではないでしょうか。現地校やインターナショナルスクールで苦労して手に入れた英語力も、日本語が中心の環境に戻れば驚くほど短期間で失われてしまうのが現実です。

本記事では、帰国後に英語力が低下してしまう根本的な理由を脳の仕組みや心理的な側面から紐解き、英語力を一生の宝物として守るための具体的な維持方法や、お子様が前向きに取り組める環境づくりのポイントについて詳しく解説します。

TCK Workshopの無料学習相談では、お子様の性格や帰国後の学校環境に合わせたオーダーメイドの維持プランをご提案しています。まずは現在の英語力を可視化し、日本にいながらでも英語を使い続けられる具体的なステップを一緒に考えてみませんか。

ジョイス先生
学習相談員

講師:ジョイス リアム

TCK Workshopトッププロ講師のジョイス リアムです。
小5から3年半のニュージーランド滞在で培った生きた英語を、帰国後の学習で資格に通用する論理的な英語へと昇華させてきた経験があります。
入社後は中学・高校受験対策をメインに、英検やTOEFL、SATのスコアアップにおいて多くの生徒を合格へと導いてきました。
私自身が実践した感覚をルールで締め直す指導で、なんとなく解いている英語を確実な武器に変えますので、英語全般にお悩みの方はぜひご相談ください。

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    なぜ日本に帰国すると英語力は落ちてしまうのか

    ジョイス先生

    帰国後に英語力が低下するのは、お子様の努力不足ではありません。脳の仕組みや環境の変化が密接に関係しているため、まずはその原因を正しく理解し、焦らずに対策を練ることが大切です。

    せっかく海外で身につけた英語が、帰国後わずか数ヶ月でスムーズに出なくなってしまう現象には、いくつかの明確な理由があります。これを知ることで、効果的な対策を立てやすくなります。

    脳が英語を不要なものと判断してしまう

    人間の脳は、限られたエネルギーを効率的に使うために、現在の生活に必要のない情報を整理する性質を持っています。海外では生きるための道具として機能していた英語も、日本に戻り周囲が日本語だけの環境になると、脳はわざわざ英語を維持するためにエネルギーを使うのはもったいないと判断し、自動的にスイッチをオフにしてしまいます。これが、英語の引き出しがなくなっていく生理的なメカニズムです。

    英語の中身が年齢に追いつかなくなる

    帰国した瞬間の英語力がどれほど高くても、そのまま何もしなければ語彙力や表現力はその年齢のレベルで止まってしまいます。しかしお子様の精神年齢は成長し、複雑な感情や論理的な思考を持つようになります。すると、自分が伝えたい高度な内容と、持っている幼い英語力の乖離に恥ずかしさを感じ、自ら英語を話す機会を断絶してしまうケースも少なくありません。日本語で言えることをわざわざ英語で言い直す必要がないと感じる上書きのプロセスも、この低下を加速させます。

    周囲に合わせようとする心理的なブレーキ

    思春期のお子様にとって、日本の学校で周りと違うことは大きな心理的負担になる場合があります。日本人として馴染みたい、目立ちたくないという思いから、英語の授業などでわざと下手に話したり、英語ができる自分を隠そうとしたりする心理が働きます。海外での自分と今の自分を切り離そうとするこの心の動きは、英語力を維持する上での大きな障壁となります。

    受け身の英語に終始してしまう

    YouTubeや映画を見るなどのインプットは大切ですが、それだけでは言語は定着しません。言語習得において重要なのは、感情を伴うアウトプットです。友人と笑い合ったり、議論したり、時には喧嘩をしたりといった心が動く体験と結びつかない英語は、記憶の引き出しの奥深くに沈んでしまい、いざという時に使えない死語となってしまいます。

    帰国後の英語力を一生の宝物にするための具体的な維持方法

    ジョイス先生

    英語を維持するためには、勉強として英語に向き合うだけでなく、日常生活の一部に英語が溶け込むような工夫が重要です。お子様が英語を楽しいツールだと感じ続けられる環境をデザインしましょう。

    帰国後の英語保持を成功させるためには、生活の中に英語が必要とされる環境を戦略的に作り出すことが求められます。ここでは、具体的にどのようなアクションを起こすべきか、多角的な視点から解決策を提示します。

    日常生活の中に英語が必要な環境を強制的に作る

    英語を話すことが特別なことではなく、当たり前のこととして受け入れられるコミュニティや環境を確保しましょう。英語で行われる習い事や、インターナショナルな背景を持つ仲間が集まる場所に参加させてあげてください。英語を勉強する場所ではなく、英語を使って何かを学ぶ、あるいは趣味を楽しむ場所を持つことで、脳は引き続き英語を必要な道具として認識し続けます。例えば、英語でダンスを習う、英語でプログラミングを学ぶといった、英語プラスアルファの活動が非常に有効です。

    海外の友人との繋がりを最強のモチベーションに変える

    SNSやビデオ通話、オンラインゲームなどを通じて、海外で過ごした当時の友人と交流を続けることは、英語力を維持する強力な原動力になります。相手と対等に、深く話したいという気持ちは、新しい語彙を学ぶ最大のモチベーションになります。デジタルツールが発達した現代では、物理的な距離があっても心の繋がりを維持することが可能です。これは単なる会話練習以上の価値を持ち、自分の中の英語アイデンティティを保つ助けとなります。

    客観的な指標として資格試験やコンテストを活用する

    ただ維持しようとするのではなく、具体的な目標を立てることも大切です。例えば、英検やTOEFL、SATなどの資格試験への挑戦は、学習にメリハリを与えます。2025年度からは、英検準2級と2級の間に準2級プラスという新しい級が導入されており、こうした段階的なステップを活用することで、着実な実力向上を目指すことができます。スピーチコンテストなどのイベントに挑戦することも、短期的な目標となり、発音や表現を磨く良いきっかけになるでしょう。

    インプットからアウトプット中心の学習へシフトする

    どれだけ英語の動画を見ていても、使わなければ意味がありません。自分の気持ちを伝える、何かを説明するといったアウトプットの機会を意識的に増やしましょう。特に、感情が動く体験を英語ですることが重要です。オンラインレッスンなどを活用し、単にテキストを進めるだけでなく、その日の出来事や感じたことを深く話し合える講師を見つけることが推奨されます。自分の言葉で感情を表現する練習が、英語をしぼませないための鍵となります。

    親子のコミュニケーションで英語肯定感を育む

    保護者様からお子様へ、英語ができることは素晴らしいスキルであり、特別な強みであることを伝え続けてあげてください。日本の学校で英語が時に邪魔に感じられたり、テストで時間が足りず点数が下がったりすることもあるかもしれません。しかし、それはバイリンガルならではの葛藤であり、誇るべき才能です。周囲の大人がポジティブな言葉をかけ続けることで、お子様は自分の背景に自信を持ち、英語を使い続けようという意欲を保つことができます。

    TCK Workshopが提供する英語保持のための学習サポート

    ジョイス先生

    英語の維持には、単なる英会話以上の、論理的思考やアカデミックなスキルの向上が不可欠です。専門的なサポートを取り入れることで、帰国後の英語力は単なる維持を超えて、大きく伸ばすことができます。がりますよ。

    帰国後の英語維持において、単に日常会話を続けるだけでは、将来の受験やキャリアに直結する「高度な英語力」を育てることは困難です。そこでTCK Workshopでは、帰国生指導の専門知識に基づいたアプローチで、お子様のポテンシャルを最大限に引き出します。

    論理的な思考力と発信力をセットで鍛える:自分の考えを論理的に整理し、英語でアウトプットする練習を積み重ねることで、思考プロセスそのものをバイリンガルな状態に保ちます。大学受験や将来の海外留学を見据え、ニュースや専門書などの高度な情報に日常的に触れる習慣を養います。

    バイリンガル講師による指導:帰国生特有の葛藤を肌で知るバイリンガル講師の存在は、学習面だけでなく精神面でも大きな支えとなります。日本語と英語の両面から概念を整理し、状況に応じて適切に使い分ける指導は、専門家ならではの視点。同じ道を歩んできた「先輩(講師)」との対話を通じてロールモデルを見つけ、英語を学び続ける意義を再確認できます。

    まとめ

    帰国後の英語保持を成功させ、お子様の可能性を広げ続けるためのポイントは以下の通りです。

    • 脳が英語を「不要な情報」と判断して忘れてしまわないよう、日常的に英語を使わざるを得ない環境や、英語を共通言語とするコミュニティを意識的に作りましょう。
    • 精神年齢の成長に伴い、英検やTOEFL、SATなどの資格試験を目標に据えましょう。これにより、語彙力だけでなく論理的思考力を計画的に引き上げることが可能です。
    • SNSやビデオ通話を通じて海外の友人と交流し、英語で笑い、語り合う体験を大切にしましょう。感情を伴う対話が、英語を話す楽しさを維持する鍵となります。
    • 英語力を「特別なスキル」として家族や周囲が常に認めてあげてください。お子様が自分のバックグラウンドに自信と誇りを持てる環境づくりが不可欠です。
    • お子様の性格や興味に合わせ、無理なく楽しめる方法を見つけましょう。専門家のアドバイスを取り入れながら、長期的な視点でじっくりと取り組んでいくことが大切です。

    お子様の英語力維持や、これからの学習戦略について少しでも不安がある方は、ぜひ一度TCK Workshopの無料学習相談をお申し込みください。経験豊富な講師陣が、お子様の未来を共に考え、最適なアクションプランを一緒に構築いたします。

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    この記事は、こちらのウェビナーを基に作成しています。TCK Workshop主催のウェビナーでは、指導経験豊富な講師が実際の指導を通して蓄積した帰国生の受験、英語学習などについての情報を、それぞれの時期に合わせて毎週お伝えしておりますので、ぜひご覧ください。

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