はじめに
文化学園大学杉並中学校・高等学校(以後、文化学園大学杉並)は「感動の教育」を建学の精神と掲げ、グローバルに活躍できる生徒を育成しています。
中間試験を廃止していたり、STEAM教育に力を入れているなど、興味深い点が多く、また英語力の高い生徒に選ばれる高校とも知られているみたいです。
今回は、文化学園大学杉並の入試広報部長の方にお話を伺うことができましたので、はじめにご紹介します!
ダブルディプロマコースのある国際色豊かな学校
西田 真志
文化学園大学杉並中学校・高等学校 入試広報部長
理科教員(生物担当)ダブルディプロマコース SCIENCE10 co-teaching担当。中学受験をするも第1・第2希望に落ち公立中へ進学。ただし中学受験の経験を活かし高校受験では第一希望に合格、早稲田大学教育学部を卒業後、文化学園大学杉並中学・高等学校に勤める。理科主任、学年主任を経験し現職へ。
現在は毎日子供の保育園への送り迎えがノルマとして課され、本人曰く私学で一番残業をしない(できない)入試広報部長。英検は4級だが、ダブルディプロマコースのCo-Teachingに携わったことでカナダ教員と英語でやりとりする機会が増えたため、現在は英検3級程度の英語力を身につけている。帰国生の方に学校の魅力を紹介することを仕事の生きがいとし、学校の説明会や入試の運営の責任者として日々奔走している。
日本とカナダの高校卒業資格が取得できるダブルディプロマコース
本校は7年前にカナダブリティッシュコロンビア州海外校として認可がおり、高校では日本とカナダの両校の卒業資格が取得できるダブルディプロマコースがあります。
カナダのカリキュラムは理数科目も含めオールイングリッシュ
海外現地校のような雰囲気の授業が展開されます。中学では高校との接続を強化するために、中学1年から自分の英語レベルに合わせたカナダの授業が行われます。
- 理数科目7時間を含めた週17時間の英語の授業が行われる「DD7」
- 英語のみ高いレベルで週10時間行われる「Advanced7」
という2つのコースがあり、どちらもカナダの教員主導で授業が実施されます。また、英語初心者に関しては「Starter7」でネイティブ教員主導の週9時間の英語授業が行われます。
ダブルディプロマで国内・海外大学どちらも進路が開ける!
高校ダブルディプロマコースの生徒は、国内生としてだけでなく海外生枠として、国内難関大学に出願可能で受験チャンスが「ダブル」に膨らみます。
さらにBC州の生徒として海外大学へのダイレクトに出願が可能です。
1期生から4期生まで84名の卒業生が出ていますが、毎年早稲田大学、上智大学、ICUなどの難関大学に合格が出ています。
また、実際の進学先も海外大学24%、国公立早慶上理ICU25%、GMARCH関関同立22%と全体の70%が上記大学に進学しています。
文化学園大学杉並高校の大学進学実績
ホームページに過去3年分が書いてあるので、そちらを紹介します。
国内大学進学:2018年〜2020年
海外大学 | 15名 |
---|---|
国公立大学 | 17名 |
早慶上理 | 34名 |
GMARCH | 93名 |
医歯薬管理看護 | 34名 |
ダブルディプロマコースの卒業生1期〜4期まで84名の進学実績は下記の通りです。
海外大学 | 23名 |
---|---|
早慶上理ICU/国公立 | 25名 |
GMARCH/関関同立 | 29名 |
やはりダブルディプロマコースでは海外大学に合格する生徒が多いです。具体的には、
- University of British Columbia
- Irvine Valley College
- Vancouver Island University
などに合格しており、カナダ、オランダ、チェコ、アメリカに合格した生徒がいます。
高校のダブルディプロマコースの約半数が帰国生
帰国生の割合は中学全体で24%で、帰国生にとってはとても居心地の良い環境が整っています。
また中学では各学年英検2級以上の生徒が30名前後在籍していて、年々英語上級者の割合も増えています。
高校ダブルディプロマコースでは帰国生の割合が各学年50%を超えています。
様々なバックグラウンドを持つ生徒たちと共に学び、多様性を受け入れる人物に成長してほしいと考えています。
また本校のダブルディプロマコースでは文化の異なる2つのカリキュラムを同時に学ぶことが出来るので多面的な視点を養うことが可能です。
カナダのカリキュラムは現地の公教育のプログラムを採用しているので非常に万人受けするプログラムです。
84名の卒業生は全員日本とカナダの両校の卒業資格を取得して卒業しています。
文化学園大学杉並の入試について
入学試験の内容については本校のホームページからご確認ください。
編入試験については、帰国後のタイミングに合わせて随時受け付けています。
ただし、本校第一希望が条件となりますので、編入試験を受けて合格した場合は必ず入学していただきます。
試験は当該学年の英・数・国となりますが、英検等の資格により英語の試験が免除となる場合もあります。こちらはお問い合わせの際にこちらから別途判断させていただきます。
また海外で通われていた学校(日本人学校か現地校かなど)によって総合的に合否を判断させていただきます。