中学受験シーズンが近づき、弊社でもお問い合わせをいただくことが多くなってきた広尾学園中学 国際生入試AGコースのMathの対策。
こちらの記事では、AG入試にてどのような問題が出題されるのか、どんな準備をしておけば良いのかをお伝えしていきたいと思います。
広尾学園中学については、こちらの記事をご覧ください。
広尾学園中学 国際生入試 AGコースの受験科目
科目 | 時間 | 得点 |
English | 50分 | 100点 |
Math英語での出題 | 50分 | 50点 |
Japanese日本語での出題 | 30分 | 50点 |
Interview日英両言語での個人面接 | 10分 | – |
広尾学園中学国際生入試AGコースでは、上記の4つの試験を試験日当日に受験することになります。
Interviewは選考材料にはなるものの、得点割合が明記されていないため、今回はあくまで点数換算のなされる3科目、特に数学についてお話していきたいと思います。
今回お話していくMathについては200点満点のうち50点を占めています。この得点割合を大きいと考えるか小さいと考えるかは、お子様のMathの好き嫌い・得意不得意にも関わってくる部分ではありますが、私がいつもお伝えさせていただくのは「Mathの50点は対策次第で十分に高得点が狙えるのだから、早々に諦めてしまうのはもったいない!」ということです。
具体的にどのような出題がなされるのかについては後ほど詳しく見ていきますが、広尾学園中学の国際生入試AGコース、Mathで問われる内容は決して難しい問題ではありません。基本問題を繰り返し練習しさえすればしっかり得点を重ねられるようになる問題が主ですので、広尾学園中学の国際生入試AGコース合格を目指したい場合は、ぜひ、Mathを得点源にできるようにしていきましょう。
Mathの出題内容
広尾学園中学 国際生入試AGコースのMathの出題は大きく以下の3つに分けられます。
問題タイプ | 得点 |
計算問題 | 約20点 |
小問集合 | 約20点 |
大問 | 約10点 |
計算問題の進め方
計算問題では、基本的な小数や分数を含む四則演算や虫食い算、比例の理解や工夫の必要な問題などが出題されます。
海外現地校やインター出身の場合、学校で計算機を使用する習慣があり、自分の手で計算を解くことに慣れていない場合もあるかもしれませんが、広尾学園中学国際生入試AGコースの試験では計算機の利用はできませんので、日頃から計算機を利用せずとも早く正確な答えを出せるように練習しておきましょう。
ここ数年は8問の出題が定着しているので、この8問は1問1分のペースで解ききり、満点を取れるようになるまでトレーニングできればOKです。
下記の動画は、広尾学園中学 国際生入試 AGコース 2018年の小問集合の1題を解説した動画となります。実際にどのぐらいのレベルかもご確認できるので、ぜひご覧ください。
広尾学園に限った話ではありませんが、受験において計算問題を満点で突破するのは定石です。正答率も高い部分で、ここでの失点は後半の難しい問題で取り返さなければいけないことを意味し、ミスをすればするほど、自らの首をしめることになります。
計算問題は手法を学びさえすれば、あとは練習あるのみで誰でも満点を狙える単元ですので、しっかりと対策していきましょう。
小問集合の進め方
次に大問2ですが、こちらは小問集合8問から成り立っています。小問集合のパートでは、
- 速さや濃度などの基本的な概念を問う問題
- 日本の中学受験算数で取り組むような基本的な特殊算(つるかめ算や和差算、年齢算など)
- 基本的な図形問題(求角や求積)
が出題されます。
日本の中学受験用のテキストを利用してお勉強されている場合は、ここで出題される特殊算や図形問題はどれも基本問題の範疇と感じられると思いますので、問題が英語で出題されるという点に適応していきましょう。
日本の中学受験方式で算数の対策をされていない場合は、方程式の考え方を学び、特殊算をクリアするのも(特に時間が短い場合は)おすすめです。現地校やインターでは方程式(Equation)を早いタイミングで学習されていることもあり、馴染みやすいケースもあります。
大問の進め方
小問集合を終えた後の大問2問はそれぞれに小問が2〜3問あることが多く、規則性、場合の数、図形分野などからの出題が目立ちます。問題そのものが難解である、というよりは「問題文や図表から得られる情報を読み取る力」「試行錯誤を通して自分で情報を整理する力」が求められています。書き出しさえすれば答えまでたどり着くような問題も少なくなく、気合の問題だよ、と生徒さんにお伝えすることもよくあります。
- Mathの問題は、内容として難しいものではない!英語での出題に慣れておく必要はあり
- 序盤の計算問題は、練習次第で確実に得点源に出来る単元!時間配分の目安は1問1分
- 小問集合の8問は基礎的な問題が多い!特殊算が苦手なら、方程式を利用するのもおすすめ
- 最後は大問2つ。問題文からしっかりと情報を読み取り、整理することがポイント!
模擬試験問題1つ分+ビデオ解説の一部を
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まとめ
今回は、広尾学園中学 国際生入試 AGコースのMathについてその出題内容を整理してきました。
冒頭でもお伝えした通り、決して難しい問題が出題される訳ではなく、時間をかけて対策をすれば誰でも目標点数を達成することができるテストです。
むしろ、このレベルのMathをしっかりとクリアしておかないと、仮に入学できたとしても進度の早い広尾学園のMathについていけないことになりかねないので、得意不得意に関わらず、Mathはしっかりと対策し、本番でも高得点を狙っていくのがおすすめです。
弊社では過去問を利用した対策も実施しております。ぜひ今年受験を検討されている方でMathにご不安のある方は、こちらの無料学習相談からお気軽にお問い合わせください。