卒業生が選ぶ「ICU高校の魅力BEST３」

これからICU高校を受験しようと思っている受験生のみなさんにエールを送りたい気持ちを込めて、今年の3月にICUHSを卒業した私から、一足先にICU高校の魅力をお届けしたいと思います！

これから受験を控えていて少し不安な気持ちを抱いている方
日本で高校生活を送ること自体に不安を抱いている方

など、色々な方がいると思いますが、この記事が少しでもその不安を軽減し、受験のモチベーションとなれば非常に嬉しく思います！！

今回この記事を書かせていただけることになり、とてもワクワクしながら書き始めたのですが……ICU高校、あまりにも多くの魅力で溢れているので、すべてを書いていたら分厚い参考書並の長さになってしまうことに途中で気づきました（笑）

悩みに悩んだ結果、今回は私が特に素敵だと感じた、激アツな3点をランキング形式で挙げてみようと思います。名付けて、『ICU高校の魅力BEST３』（本当はもっといっぱいあるけどねっ）です！

ICU高校の魅力第３位『クセの強い先生たち』
ICUHSの魅力第２位『授業』
ICUHSの魅力第１位『素敵な仲間と出会えるところ』
さいごに

ICU高校の魅力第３位『クセの強い先生たち』

ICU高校が「生徒一人一人の個性」を尊重した自由な学校ということについては、既にご存知の方も多いと思います。しかし、実はこのICU高校、先生方も生徒に負けないくらいとても素敵で個性豊かな方が多いのです（もちろん良い意味で）！

初めての英語の授業にウクレレを弾きながらアロハシャツで登場する先生
植物に敬意を払って全ての植物をさん付で呼ぶ先生
鬼滅の刃について熱弁する先生
ハロウィンの仮装に生徒以上に力を入れてくる先生

例をあげ出したらきりがないくらい面白くて、情熱的な先生方がいます！　他にも、生徒が先生方のことをあだ名で呼ぶということも多く、ICU高校は非常に生徒と先生の距離が近い学校です。

しかし、ここで私が声を大にして言いたいのは「ICU高校の先生方はキャラが濃くて面白い」ということだけでなく、普段からこうして親しみを持って接している先生方だからこそ、私たち生徒も何かあったときすぐに相談がしやすいということなのです。実際、ICU高校の先生方は、忙しい合間を縫って、親身に生徒の相談にのり大人目線でのアドバイスをくれたり、授業でついていけなかったところなどを補習してくれたりと、とても手厚いサポートしてくれます！

私はいつも試験前に数学科研究室に入り浸っていました（笑）とても素敵で個性豊かなICUHSの先生方の魅力が少しでも伝わっていたら嬉しいです！

ICUHSの魅力第２位『授業』

これは少し第３位と重なってしまうところもあるのですが、個性的で素敵な先生方が教えてくれているということもあり、ICU高校の授業はとても面白いです！

授業を行っている先生自体がユーモアに溢れているからということもありますが、私の思うICU高校の授業の最大の魅力は「自分で考え、それを相手に共有する」ということを高頻度でさせてくれるところだと思います。

もちろん科目によって差はありますが、ぼーっと先生の言っていることのノートに写すだけの授業は比較的に少ないです。特に、英語で行われる授業はディスカッションベースのものが多く、自分の思ったこと感じたことを発信して、それらについて話し合う機会が多く設けられています。その他にも、プレゼンやディベートなどをはじめとするグループワークが非常に多く、「生徒が主体」となっている授業が多い印象です。

他にも、授業で校内に生えている雑草を天ぷらにして食べたり、シェークスピアのマクベスの劇を練習したり、世界史の授業で世界史替え歌選手権を行ったりもしました！

要するに、ICU高校の授業は、先生方が一方的にボールを投げ続けるようなものではなく、先生と生徒で会話のキャッチボールをしているような授業が多いのです！！

ICUHSの魅力第１位『素敵な仲間と出会えるところ』

これは私がICUに３年間通って一番強く感じたことです。「え、なんか普通……」と思った方！ちょっと待って！もちろん、今まで通ってきた学校にも素敵な人はたくさんいたのですが、ICUHSには本当に驚くくらい、

「自分と他人の『普通』の違いを受け入れてくれる人」が多いのです！

帰国生も多く、「自分とは違うスタンダード」が学校内のあちこちに溢れている環境だからこそ、異なる価値観に対して即否定的な態度を取ることをせず、まずはお互いを理解しようとする努力をし、生徒一人一人が相手の考えや行動を尊重しあうことができるのではないかと思います。

他にも、日本の中学校に通っていた友達との会話でよく、「中学校では、英語を使うと自慢してるみたいになってしまうから気まずかった」という声もよく耳にしましたが、ICU高校では教室に英語が飛び交うのは日常茶飯事です！

私自身、日本語と英語をmixして会話をすることが多く、一般受験で入ってきている同級生との会話でつい英語が出てしまっても嫌な顔をされることはありませんでしたし、反対に私が拙い日本語で話しかけても、面倒がられることもなく、みんな耳を傾けて理解しようとしてくれました！　ICU高校には、育ってきた環境も触れてきた文化も全く違う人たちが集まって来ています。何気ない日常会話も気づきや驚き、学びが多く、毎日誰か偉い人の講演会でも聞いているような感覚でした！笑！