はじめに
アメリカの大学を目指している方、入学試験のためにどの程度のTOEFLスコアが必要となるのか気になりますよね!
今回は、アメリカ大学進学を検討中の方に向けて、
- TOEFLとは
- 100点以上必要な大学
- 80-90点以上必要な大学
- 70点以下で出願可能な大学
の4点を紹介していきます!
TOEFLとは
TOEFL (Test of English as a Foreign Language)とは、英語を母語としない人を対象とした、コンピューター上で行われる英語能力測定試験です。リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4セクションから構成されており、試験では日常会話よりも高いレベルのアカデミックな語彙や表現が用いられています。
セクション | 時間 | 内容 |
Reading | 60-80分 | 3つあるいは4つのパッセージを読み、解答をする |
Listening | 60-90分 | 講義、討論、そして会話を聞き、解答する |
Speaking | -20分 | 音声で再生される6つの質問に対して、口頭で解答する |
Writing | -60分 | 二つのエッセイを書く (integrated & independent) |
試験時間は3時間から4時間ほど、各セクションのスコアは0点から30点の間で評価され、総合スコアは120点満点となっています。
TOEFLは英語を母語としない人を対象とした試験であり、アメリカの多くの大学では、海外から来る生徒がアメリカの大学にて充分授業についていけるかどうかを確認するため、TOEFLスコアの提出を必須としています。
TOEFL以外にもIELTSやACTなどいくつかの英語能力測定試験がありますが、言語力を測るために最もよくアメリカで利用されているのがこのTOEFL iBTになりますなので、今回はアメリカ大学進学を考えるうえで重要になるTOEFLスコアに焦点を絞って説明します。TOEFLとIELTSの違いや、どちらを受けるべきかということについては、以下の記事をご覧ください。
また、以下の記事は2022年時点の参考資料となります。Admissionの条件などは年度ごとに変わる場合もありますし、大学によっては特別な要件をクリアすることで試験が免除になる場合もありますので、詳しくは志望校の募集要項を必ず確認するようにしてください。
さて、ここからは各大学の目安~目標スコアを確認してまいりますが、こちらはあくまで「最低ライン」や目安の点数であって、それ以上の高得点を獲得できればそれだけAdmissionの際にアドバンテージになります。
とはいえ、TOEFLは一朝一夕で点数が上がる試験ではありませんし、WritingやSpeakingなどは特にひとりで勉強するのも難しい分野です。弊社TCK Workshopでは、指導経験豊富な講師陣が皆さまのTOEFL対策から、それぞれのスコアに合った志望校選びまでしっかりとサポートさせていただきます!まずは無料学習相談から是非お気軽にお問い合わせください。現状の英語力やスコアから、一人ひとりに合った学習プランを提案いたします!
それでは、目標スコアを設定して頑張りましょう!
100以上が必要な大学

上から順にいきましょう。TOEFLスコア100以上が必須条件となる大学の例は以下になります。
- Brown University
- Columbia University
- Amherst College
- Cornell University
- Dartmouth University
- Harvard University
- University of California Los Angeles (UCLA)
どの大学も一度は聞いたことがある大学が多いですね。アメリカの最難関私立大学、アイビーリーグに入るためには最低でも100以上のスコアが求められていることがわかります。トップ大学は特に競争率が高いため、100点をとっても十分でないという場合も少なくありません。
100点という数字はあくまでも願書を提出できるスタートラインになりますので、満点に近ければ近いほど合格の可能性は高くなります!
大学ではアカデミックな英語に加え、授業の内容としても高度なものを学ぶので、英語が壁にならないように、アメリカの有名大学を志望する場合は、最低でも100以上、可能な限り満点に近いスコアを目指して試験対策を行うようにしていきましょう。
80-90以上
もちろん、100以下のスコアでもアメリカの大学に進学することは可能です。以下の大学を参考にしてみてください。
- University of California Berkeley
- University of California San Diego
- Boston University
- Illinois Institute of Technology
- Andrews University
- Purdue University
80や90以上のスコアでも、充分優秀な大学が射程圏内に入っています!合格率16%ほどのカリフォルニア大学のバークレー校なども、Admissionに100以上の方が有利とは書いてあるものの、出願の最低スコアは80点としています。
もちろん、こちらもTOEFLスコアが高ければ高いほど有利になることに違いはありません。出願できるからといって満足するのではなく、可能な限りの高得点を目指しておくのがおすすめです。
60-70以上
最後に、TOEFL70以下で出願可能な大学の例は以下になります。
- Washington State University
- University of Tulsa
- University of Utah
- Arizona State University
- University of New Mexico
これら多くのState University (州立大学) では60以上のスコアで出願することが可能です。必要なTOEFLスコアが他の大学より低いからといって、大学のレベルが低いわけではありません。60以上のスコアでも、アメリカのしっかりとした大学に入学することができるのです!
もちろん、全て授業は英語で行われるため、英語力が高いほどスムーズに授業を受けることができるでしょう。なんとかTOEFL要件を満たすことが出来て入学試験に通っても、授業についていけなくなってしまっては勿体ないので、スコアに限らず全体的な英語力を磨くようしていきましょう!
参考までに、USNewsによると、2018~2019年時点でアメリカの大学1224校に必要なTOEFLの最低スコア平均は74.4点でした。
まとめ
アメリカのトップ大学に入学するには、満点~100点以上が必要になります。100点以上が難しいという場合には、80-90点以上でも優秀な大学に出願することができるので、80点以上を目指して試験対策に取り組みましょう!
もしTOEFLを受けたことがある方でしたら、志望校から求められているTOEFLスコアと現状のスコアを比べてみてください。まだ受けたことがない方は、スコアの目標設定をして、達成できるまで頑張りましょう!
TOEFLのスコアをあげるためには、過去問を何度も解き、自分の弱点などを見つけることが大事です。具体的なTOEFL対策については、是非以下の記事をご覧ください。
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