海外滞在期を経て帰国生入試を迎えるご家庭にとって、学校選びや試験対策の方向性を決めることは非常に重要です。品川区の優れた立地にある青稜中学校・高等学校は、帰国生の受け入れを開始して約10年が経過し、近年多くのご家庭から注目を集めています。

本記事では、学校の教育方針やカリキュラムの特性、入試問題の傾向から合格に向けた具体的なアプローチまでをわかりやすく解説します。お子様の背景を活かした最適な受験戦略を立てるための参考にしてください。

TCK Workshopの無料学習相談では、お子様の滞在国や学習履歴に合わせた帰国生入試の志望校選定や受験戦略を個別提案しています。プロの学習アドバイザーが現状の学力を診断し、合格までに必要な学習プランを無料で作成します。

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北村先生
学習相談員紹介

講師:北村 優奈

 TCK Workshop プレミアム講師。立命館高等学校、立命館大学国際関係学部卒業。中国(上海)とアメリカでの滞在経験を持つ日・英・中のトライリンガル。 自身の帰国枠中学受験の経験を活かし、小学校全科目の基礎指導から、中学・高校入試対策、英検対策、さらに志望理由書作成まで幅広く指導を担当。 特に、海外生活と日本の受験勉強のギャップに悩む小学生・中学生に対し、学習面だけでなくメンタル面もしっかり支える存在として信頼を集める。

    青稜中高が求める生徒像と帰国生受け入れの理念

    青稜中学校・高等学校は「Change, Challenge, Contribution」の3Cを合言葉に掲げ、社会に貢献できる人材の育成を目指しています。同校の帰国生受け入れは、単なる特別枠の提供ではなく、日本人としてのアイデンティティを大切にしながら等しく教育機会を提供することを目的としてスタートしました。

    北村先生

    青稜は「特別扱いをしない」という明確なスタンスを持っています。一般生と同じ環境で互いに刺激し合い、成長していく姿勢を評価する学校です。

    学年ごとの帰国生在籍数と学校の雰囲気

    同校の帰国生は1学年あたり10名から25名程度で、全体に対して適度な割合で在籍しています。高校から入学する帰国生には、海外の日本人学校出身者が多く見られます。学校全体として帰国生と一般生を分けることなく、日々の授業や部活動を共に過ごす環境が整っています。

    立地環境と地域連携の強み

    東急大井町線「下神明駅」から徒歩1分という交通利便性の高い場所に位置しています。敷地自体はコンパクトですが、隣接する品川区の施設内のグラウンド、テニスコート、レストランなどを活用しており、地域に根ざした環境が確保されています。中高合わせて約1,600名の生徒が学び、学年の枠を超えた自然な助け合いが生まれる温かい校風が特徴です。

    青稜中学校・高等学校 基本情報一覧

    項目内容
    所在地東京都品川区二葉1丁目6番6号
    アクセス東急大井町線「下神明」駅徒歩1分、JR京浜東北線・りんかい線「大井町」駅徒歩7分、JR横須賀線「西大井」駅徒歩10分
    生徒数約1,600名(中高合計)
    帰国生人数1学年あたり10名~25名程度
    中学校 帰国生入試科目国語・算数(希望者は英語を追加可能)
    高等学校 帰国生入試科目国語・数学・英語
    試験会場(高校入試)2027年度帰国生入試 最新情報ロンドン入試:2026年11月上旬
    台北・上海・バンコク・シンガポール入試:2026年11月中旬 
    ニューヨーク入試(他校との合同入試):2026年11月14日(土)
    東京入試:2026年11月23日(月・祝) 
    ※昨年実施の東京入試1月入試・12月のオンライン入試は今年度は実施せず 
    編入学試験7月・12月に実施(要問合せ)

    帰国生の強みを伸ばすカリキュラムと学習サポート

    青稜では帰国生専用のコースは設置していませんが、生徒一人ひとりの熟達度に応じた柔軟なプログラムを用意しています。

    北村先生

    英語保持はもちろん、日本語での基礎学力をどのように補強していくかが青稜での学びを充実させる鍵となります。

    取り出し授業「POP(Pull Out Program)」の仕組み

    英語科では「POP」と呼ばれる取り出し授業が導入されています。中学生では英検2級以上、高校生では英検準1級以上または同等の英語力を所持し、希望する生徒が対象です。POPクラスの生徒向けには、3日間のサマーキャンプなどの専用プログラムも用意されています。

    異学年で挑む探究学習「ゼミナール」

    中学2年生と3年生を対象に、14種類の講座から選べる必修の「ゼミナール」が実施されています。学年を混ぜた環境で定まったテキストを使わずに企画や発信を行うことで、主体性や大人と折衝する力を養います。過去には生徒主体で体育祭の企画・運営を実現させた実績もあります。

    ダブルディプロマプログラム(DDP)の導入

    中学3年生または高校1年生からの2年間で、1年間で9単位の海外の授業を受けることによって、海外の高校の卒業単位を取得できるプログラムです。(2年間のプログラムなので、合計18単位の取得が必要です。) 海外大学への進学実績を作る選択肢として用意されており、費用は2年間で約220万円です。

    自習支援システム「Sラボ」と補習体制

    学習面のサポートとして、自学自習を定着させる「Sラボ」を導入しており、中学1年生は必修となっています。常駐するチューターから個別に指導を受けることが可能です。また、定期テストごとの指名制基礎講習や、繰り返し学ぶスパイラル方式の授業設計により、理科や社会の未修部分も高校3年までに十分追いつくことができる設計になっています。

    青稜の帰国生入試における傾向と難易度

    青稜の帰国生入試を突破するためには、出願条件や問題の傾向を正しく理解しておく必要があります。

    北村先生

    「帰国生だから」という優遇措置は試験問題には存在しません。一般入試と同等の問題で点数を取るための確実な基礎力が必要です。

    入試科目と試験時間の特徴

    青稜の帰国生入試問題は、一般入試と同一の傾向・難易度で作成されています。ただし、海外の日本人学校の年間スケジュールや負担を考慮し、試験時間が一般入試より10分短く設定されており、それに伴って問題数も調整されています。科目ごとの足切り点はなく、合計点での判定となります。

    科目別の対策ポイント

    中学入試の国語・算数は一般入試の過去問演習が最も効果的です。英語を選択する場合、出願時のレベルとしては英検準2級程度が目安となりますが、試験形式は高校入試の過去問に近いレベルが出題されます。高校入試がマークシート方式であるのに対し、中学入試の英語は記述形式となる点に注意してください。

    青稜中高 帰国生入試の科目・形式まとめ

    区分入試科目試験形式・レベルの目安対策アプローチ
    中学入試国語・算数(必須)、英語(任意追加)一般入試と同等。英語は記述式(英検準2級~2級レベル)一般入試過去問の周回。英語は高校入試過去問の記述化対策
    高校入試国語・数学・英語(必須)11月海外会場はマークシート形式メイン過去問を中心とした標準問題の取りこぼし防止

    進路指導と大学合格に向けたアプローチ

    同校は日本の大学への進学を基本スタンスとしており、生徒自らが進路を選択する自主性を重んじています。

    北村先生

    学校側から特定の大学を押し付けることはありません。放課後講習や難関大対策講習など、生徒が自ら学びを深めるための環境が豊富に用意されています。

    希望進路を叶えるためのサポート体制

    学校からの過度な進学プレッシャーはありませんが、高校2年生からの文理選択や各種受験講習などを通じて、生徒が目標に向かって主体的に動けるよう指導しています。指定校推薦や総合型選抜を利用する生徒も一定数存在しますが、多くの生徒が一般入試で難関大学にチャレンジしています。DDPを活用して海外大学を選択肢に入れる生徒も増えています。

    帰国生入試での注意点とあえて知っておくべきポイント

    青稜は魅力的な環境を備えていますが、帰国生として出願・入学する際にはいくつか留意すべき点があります。

    特別扱いを求めない姿勢が必要

    同校には帰国生専門のクラスや、帰国生専用の手厚い個別補講カリキュラムが最初から組まれているわけではありません。日本の一般的な教育カリキュラムの中で、自主的に質問し、環境を活用していく姿勢が求められます。「手取り足取り受動的に教えてほしい」というスタンスの場合、ギャップを感じる可能性があります。

    理科・社会の未習領域への自己キャッチアップ

    入試において理科や社会が課されない場合でも、入学後は一般生と同じ進度で授業が進みます。スパイラル方式でフォローされるとはいえ、定期テストや日々の授業にスムーズに適応するためには、自学自習や外部サポートを活用した事前学習が推奨されます。

    TCK Workshopによる青稜中高受験対策ソリューション

    青稜中学校・高等学校の帰国生入試で合格を勝ち取るためには、一般入試に匹敵する基礎学力と、短時間で解き切るスピード感の双方が求められます。TCK Workshopでは、お子様の状況に合わせた完全一対一の個別指導を提供しています。

    一般入試同等問題に対応する国語・算数(数学)の基礎強化

    海外滞在中に不足しがちな日本語での論理的思考力や、中学受験独特の算数解法をマンツーマンで指導します。間違えた問題の分析を徹底し、限られた試験時間内で確実に得点する力を培います。

    記述式英語テストに合わせたライティング指導

    中学入試で英語を選択する場合、高校入試レベルの記述問題に対応する必要があります。文法上の誤りをなくし、設問の意図に沿った正しい英語で答える記述力をバイリンガル講師が厳格に指導します。

    海外在住中の学習ペースメーカーと志望校戦略

    時差に対応した柔軟なスケジュールで授業を実施します。日本への帰国時期や他校との併願バランスを考慮し、最も効果的な受験スケジュールと対策プランをご提案します。

    青稜中高の受験対策や、海外滞在中からの学習計画でお悩みの方は、ぜひTCK Workshopの無料学習相談をご利用ください。

    まとめ

    • 青稜中学校・高等学校の帰国生入試は、一般入試と同等の問題レベルであり、基礎学力の定着が不可欠です。
    • 試験時間が一般入試より10分短いため、時間配分と正確な解答スピードが合否を分けます。
    • 取り出し授業(POP)や探究型のゼミナールなど、自分の意志で成長できる環境が整っています。
    • 特別枠としての手厚さを期待するのではなく、一般生と共に切磋琢磨する主体性が求められます。

    帰国生入試に向けた準備は、早めの現状把握と計画的な対策が成功の鍵となります。お子様の強みを最大限に活かした受験戦略を共に立てていきましょう。